運送・配送
株式会社ワンフラット
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」「センター北駅」より徒歩15分
東急東横線「綱島駅」より東急バス71系統「勝田折返所行」に乗り15分 - 横浜市都筑区勝田町1010
-
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:日曜日・祝祭日
物流業界が抱える「再配達」「誤配」「ドライバー不足」「低賃金」などの社会問題に立ち向かう「ワンフラット」。この壮大な問題をどう解決しようとしているのか。

再配達に低賃金。物流業界の問題に真っ向勝負する横浜の「ワンフラット」がすごすぎた
2019年10月31日
「再配達」「誤配」「ドライバー不足」「低賃金」——。
きょう注文した商品が、早ければ明日には届く。インターネットショッピングの需要拡大などにより、いまや、わたしたちの生活に欠かせない存在となった「物流」。その一方で、こういった問題が社会から注目を浴びているのも事実である。
きっと、現在の物流の仕組みが破綻してしまったら、わたしたちの生活は大きく変わってしまうだろう。これまでと同様に便利な暮らしを継続していくためには、早期に解決しなくてはならない問題なのだ。
そんな物流業界の負の側面に立ち向かおうとしている一人の男がいる。それは、横浜市都筑区で軽貨物配送事業を展開している「株式会社ワンフラット」の横山一平(よこやま・いっぺい)代表取締役だ。
メガネが似合う爽やかイケメンの横山社長
そこで、横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」から徒歩15分ほどの場所にあるワンフラットの事務所を訪れ、構想の内容などを聞いてきた。あまりにも壮大な構想ゆえ、どうせ、「気合いでなんとか解決するっす!」「やる気だけはあるっす!」みたいなノリだと思ったら、まるで違う。まじですごいぞ、この男。
2019(令和元)年に移転したばかりの新社屋には、存在感抜群の手書きアートがある
ワンフラットってどんな会社なの?
まずは、「ワンフラット」の業務内容について質問すると、「横浜を中心に、関東1都3県で軽貨物配送をしている会社です」と横山社長。
ちなみに軽貨物配送とは、軽自動車の貨物車で荷物を配送する業務のこと。わたしたちがインターネットショッピングなどで注文したなかには、もしかしたらワンフラットが配送してくれた商品もあるのかもしれない。
なかでも、大手通販サイトの宅配をメインに、医療機器・検体や細胞、飲食物、印刷物、玩具から建設機械まで幅広く請け負っているとのこと。
「この水槽も弊社で配送させていただいているクライアント様の商品です。たとえば、テレビやドラマの収録で1週間だけ使うといったニーズにお応えして現場まで運んでいます。もちろん、個人宅への輸送もお任せください!」
事務所を彩る水槽は、ワンフラットが請け負っているクライアントのもの
今は、特に医療機関への配送に力を入れていて、その体制を整えるため、女性ドライバーで構成されるユニットを作る計画を練っているそう。でも、いったいなぜ「医療機関=女性ドライバー」なのだろう。
女性が必要とされる理由とは?
「あくまでも一例ですが、産婦人科などに配送する場合、デリケートな場所ゆえ、男性ドライバーは好まれない傾向にあります。その反面、女性ドライバーなら安心して運べる。ですので、さらなる女性ドライバーの増員を図ると同時に、女性ドライバーだけのユニットを作って盛り上げようと考えています」
誤解を恐れずにいうと、軽貨物の配送といえば比較的年配のドライバーが多いイメージは否めない。しかし、ワンフラットでは若手のドライバーがほとんどの割合を占めるというのだ。
ワンフラットには若くて元気なドライバーが集う
「たしかに、業界的には50〜60代のドライバーが多いのですが、うちでは契約しているおよそ100人のドライバーさんのうち、20〜30代が8割を占めています」
かくいう横山社長は29歳。若い!
「若いと単純に元気なだけでなく、荷主さまからは『素直なドライバーが多い!』と好評なんです。運送業界に限った話ではありませんが、同じ業界に長く身を置くと、考えが凝り固まってしまい成長の機会を逃してしまう。でも、若ければ考えも柔軟なのでなんでも素直に聞き入れてくれますからね。若手はもちろん、女性ドライバーをより増やしていくことで、業界の負のイメージを払拭していきたいですね」
確かに、気だるそうに荷物を配送されるよりも、元気で素直なドライバーの方が受け取る側としてもメリットは大きい。しかし、若さだけではない。「ドライバーの質には自信があります」と横山社長は続ける。その理由とは?
スタッフへの思いがひしひしと伝わってくる
「いくつかありますが、一つは研修をしっかり行っている点。「ワンフラット」では仕事内容や担当する荷主さまによって、通常で1〜2週間、長いと1ヶ月ほどの研修を実施しております」と横山社長。
確かに、人手不足が深刻な昨今ゆえ、研修もしないで現場に送り込む業者がいるという話は、どこかで聞いたことがある。しかし、研修をしている軽貨物運送業者はほかにもある。そこまで他社との優位性はないような気もするが、そんな疑問を払拭してくれたのが横山社長の教育論である。
「すべては原因自分論なんです。研修ではこと細かく『こうしろああしろ』というのは教えていません。業務の内容は現場に行けば自然と学べますし、経験に勝るものはありませんから。それよりもマインドのほうが重要で、失敗したり何かがうまくいかなかったりするときは、通常、人や環境のせいにしがちです。でも、その原因は自分にある、という考え方をすれば、改善すべきポイントが見えてくる。『だから考え方を変えなさい』ということを中心に教えています」
研修を統括している専務取締役の柿下雄也(かきした・ゆうや)さんは26歳
ありきたりな言葉だが、人間は弱い生き物である。だからこそこういった教育をしているということだが、これは物流業界のみならず言えること。「ワンフラット」は、人間として成長させてくれる企業でもあるのだ。
事務所はおしゃれなカフェをイメージして作ったそう
本部スタッフとドライバーの関係もフレンドリーなようで、「特に用もないのにドライバーたちがたくさん集まって、深夜までしょっちゅうくだらない会話で盛り上がってますよ。アイスを食べながらね(笑)」と語る横山社長は何だか楽しそう!
事務所はドライバーの憩いの場にもなっている
また、「ワンフラット」では、ほかでは難しいとされる、レアな配送依頼にも対応しているとのこと。「他では難しい」ってなになに? なんなの? めちゃくちゃキニナル〜!
「いやいや、はまれぽさんが好きそうな“怪しいブツ”を運ぶようなものではなく、『距離や時間の制約がキツイ依頼』という意味です(笑)。たまにある程度ですが、この間は、事務所のある都筑区から福岡県までの荷物を翌日の16時必着で届けてください、という依頼がありました。受注したのは夜の9時ですよ! 毎日同じコースを配送するドライバーだけでなく、スポットの依頼にも対応できるドライバーとも契約しているので、ほかでは受注の難しい依頼にも対応できるんです」
ちなみにこの依頼については、15時頃に無事配送し終えたとのこと。確かにこのようなレアな要望に応えられる業者は、そう多くはないだろう。ぜひ、密着させてほしかった!
どんな依頼でも「ワンフラット」にお任せあれ!
基本情報
店名 | 株式会社ワンフラット カブシキガイシャワンフラット |
---|---|
ジャンル | 軽貨物の配送 |
住所 | 〒224-0034 横浜市都筑区勝田町1010![]() |
アクセス | 横浜市営地下鉄ブルーライン「仲町台駅」「センター北駅」より徒歩15分 東急東横線「綱島駅」より東急バス71系統「勝田折返所行」に乗り15分 |
駐車場 | 有(10台程スペースあり) |
TEL1 | 045-225-8374 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | 045-225-8375 |
営業時間 | 9:00~18:00 メールでのお問い合わせは24時間受付しております |
定休日 | 日曜日・祝祭日 |
URL | http://one-flat.co.jp |
カード利用 | |
個室 |