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愛嬌酒場「えにし」

よりすぐりの限定日本酒ととびきりの料理に名物女将の愛嬌をそえて。

最終更新日:2018年1月30日

045-663-3336

イチオシサンプル画像

店の縁、人の縁。関内駅前にある、行けば何かが待っている愛嬌酒場「えにし」

行けばきっとその店のファンになる。そんな店の魅力はたとえば雰囲気だったり、こだわりのお酒や料理だったり、店主の人柄だったり・・・イチオシしたくなる店にはそんな共通点が必ずある。

DATA
住所: 神奈川県横浜市中区常盤町3-34和風ビル1階
JR根岸線関内駅北口より徒歩3分 、市営地下鉄関内駅3番出口すぐ
営業時間: 月~土曜日16:00~26:00、日曜・祝日16:00~24:00 
平均予算: ~5999円

今回ご紹介したいのは、愛嬌酒場「えにし」。
場所は横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅の北口至近。3番出口を出て右手の角を曲がればあらわれる居酒屋の並ぶ小路がそのアプローチである。
 

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横浜市営地下鉄関内駅3番出口を出て右手の角の先に店がある

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昼間はおだやかな裏路地の一角の店先

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日も暮れて灯りがともるころになると・・・

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このにぎわい!

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U字型のカウンターと2つのテーブル席がたちまち満席に

 
オープンから4年を迎え、毎晩にぎわう愛嬌酒場「えにし」。・・・ちょっと不思議な名前だ。でも、過ごしているうちに、こんなにぴったりな名前もないという気もしてくる。この魅力はなんだろう? 女将の田村由希絵(たむら・ゆきえ)さんにお話を伺う。
 

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名物女将の田村由希絵さん、永遠の28歳

 
由希絵女将はかつては長く広告関連業に携わり、飲食経営とは無縁の人生だったそう。
転機は8年前に自身を襲った咽頭がんだった。死を目の当たりにして一命をとりとめ、闘病生活を送りながらた女将は「これからは悔いの残らない生き方をしたい、やりたいことをやってみたい」と決意。
 
人と人をつなぐ、来る人が元気で笑顔になれるような居酒屋の開店を目指して、2年半ほど夜は飲食店で働き経験を重ね、ついに4年前の2011(平成23)年、この愛嬌酒場「えにし」をオープンさせた。
 

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笑顔の絶えない由希絵女将。死の淵に立った人の持つ優しさを感じる

 
愛嬌酒場とは、笑顔の似合う由希絵女将にぴったりの呼び名。
そして、その由来を伺うと
「店名を考えたときに、“なんとか酒場”ってしたいなと思っていて。昔、学校で先生にいわれたことを思いだしたんです。昔から女の愛嬌値千金という言葉があるけれど“お前なあ、人は愛嬌だけじゃ生きていけないんだぞ”って。それで、愛嬌で生きていけるって示したくて、“愛嬌酒場”ってつけたんです」とのこと。
まさに愛嬌たっぷりのエピソードだ。
 
ちなみにその先生は、のちにお店にお客として来てくれて「愛嬌で生きていけるんだな!」と感心したそう。これも縁(えにし)を感じる話。
そう、この店にはその名のとおり「えにし」があふれている。
 

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「一緒に働いてくれてるスタッフも、もともとうちのお客さんだったの」「え!」

 
 
 
店の縁、人の縁
 

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元・お客で3年前から働く菅野貴司(すがの・たかし)さん

 
熱狂的な横浜DeNAベイスターズファンで球場から駆けつけた・・・わけでは決してなく、「えにし」は横浜スタジアムで試合がある日はユニホーム営業になるのだ。さきほどからたびたび、さりげなく画像に写り込んでいるように、店全体でベイスターズ推しである。由希絵女将自身、市立横浜商業高校(通称Y高)出身ということもあり、大の野球ファンなのだ。
 
話を元に戻すと、菅野さんは店では「日本酒王子」とよばれるお酒のエキスパート。
「えにし」の魅力のひとつが、全国の酒蔵からよりすぐりの銘酒をいつでも楽しめること。その目利きを任されているのが菅野さんである。
 
「なるべく、うちに来ないと飲めないようなお酒を取りそろえるようにしています。家族ぐるみで経営しているような小さな酒蔵のお酒ですね。流通する数が少ない珍しいものもあり、時には蔵元に直接出向くこともあります。それと気候も意識します。夏ならすっきり、きりっとした飲み口のものや、少し軽めのものなどです」と菅野さん。
 

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店先の壁には日本酒のラベルがびっしり

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たとえば取材時の日本酒のラインナップはこちら

 
「残草蓬莱(ざるそうほうらい)(大矢孝酒造/神奈川県愛甲郡愛甲町)」は見覚えがあったものの、「廣戸川(ひろとがわ)(松崎酒造店/福島県岩瀬郡天栄村)」、「松みどり(中沢酒造/神奈川県足柄上郡松田町)」、「ALPHA(アルファ)風の森(油長酒造/奈良県御所市中本町)」など、はじめて目にするものばかり。
 
なお、日本酒を頼むと「龍勢(りゅうせい)(藤井酒造/広島県竹原市本町)」の仕込み水を、和らぎ水として出してもらえる。
 

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本日の日本酒ラインナップを手書きする日本酒王子

 
「廣戸川は今一番若い杜氏が仕込んでいます。松みどりは11代目、この風の森は硬水で仕込んでいるのが特徴でアルコール度数も14度と軽く・・・」一つひとつ丁寧な解説で旨味や酸味についても教えてもらった。
 
もともと希少なお酒を取りそろえているため、前に飲んだものが次の来店時にあるとは限らない。それでも日本酒王子におまかせすれば、その日ベストのお酒を味わうことができるに違いない。限定日本酒は常時15種類以上が取りそろえられている。
 

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お酒は江戸切子のグラスから枡にこぼれてなみなみ注がれる

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この枡は4周年記念に作ったスタッフの似顔絵入りのオリジナル

 
さて、元・お客さんだったもう1人のスタッフがジュンコさん。
「この子ビールが好きだからビールと一緒に撮ってね!」という由希絵女将の希望により、ビール片手にポーズをとってもらった。
 

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ビール大好きジュンコさん

 
ジュンコさんはスタッフ暦2年になるところ。もともとほかの飲食店で働いていており、そのころ深夜にやってくる常連客だったそう。
 
「よく女将に悩みをきいてもらって、時には叱られて。この店で働くようになった大きな理由は、女将の人柄じゃないでしょうか」
 
お店をもつ時、女性を応援したいという気持ちもあったという由希絵女将。実際「えにし」は女性一人客でも気兼ねなく楽しめる入りやすさがある。そして、前向きな笑顔の由希絵女将に悩み相談したくなる気持ち、分かる気がする・・・深夜の人生劇場、これも「えにし」ならではだったのだろう。
 

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そしてジュンコさんもユニホーム営業へ

 
 
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