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食べる> カフェ・スイーツ

横浜紅谷

横浜ガチあま! 金賞に選ばれた和菓子。3代続く和菓子屋の味をぜひ!

最終更新日:2017年11月30日

045-772-3340

イチオシサンプル画像

選ばれたガチ(本気)はシンプルな「おいしい和菓子」。世代を超えて愛される豆大福の「横浜紅谷」

日本人の人生の節目節目に登場する和菓子。戦後から続く和菓子屋の素朴でホッとする味は今も変わらず職人によって守られている。

DATA
住所: 神奈川県横浜市金沢区富岡東6-1-7
京浜急行「京急富岡駅」東口より徒歩1分
営業時間: 09:00〜18:00

街の和菓子屋さんの豆大福
 
一般社団法人横浜市商店街総連合会が主催する、年1回、ひとつの食をテーマに横浜の商店街でのナンバーワンを投票で決めるイベント「ガチ!」シリーズ。2011(平成23)年のコロッケを皮切りに、これまで、スイーツ、丼、カレー、麺類(汁もの編)と開催されてきた。
 
2012(平成24)年、ナンバーワンスイーツを決定する「ガチあま!」で82エントリーのスイーツから金賞に選ばれたのが、今回ご紹介する金沢区富岡の和菓子店「御菓子司横浜紅谷(よこはまべにや)」の「豆大福」である。
 

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有効得票数1万7103票、2位とは7票差と大接戦を繰り広げた
(ガチあま!webページより)
 
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京浜急行「京急富岡」駅にほど近い、通りに面した店舗

 
横浜紅谷(以下紅谷)が、現在の場所で創業したのは1949(昭和24)年。現在の店主、鈴木道弘(すずき・みちひろ)さんの両親が昭和のはじめから子安で和菓子店を営んでいたが空襲に遭ったため富岡に疎開。
 
戦後になってこの地で新たに店を興したのだそうだ。疎開当時鈴木さんは4歳。空襲で逃げる際、姉の背負ったリュックサックに焼夷弾のかけらが突き刺さった様子などを今でも覚えているという。
 

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紅谷2代目店主、鈴木道弘さん

 
戦後の混乱期、大変な苦労もあったと思われるが、再開した紅谷では当初から豆大福は看板商品だったという。鈴木さんは自然と和菓子店の後を継ぐものという思いで育ち、高校を卒業すると店を手伝うようになった。
 

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昭和30年代、紅谷で働きはじめたころの鈴木さん
 
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1962(昭和37)年の紅谷店舗と鈴木さん

 
以来、和菓子一筋に半世紀以上を捧げてきた鈴木さん。一つの豆大福に長い歴史がぎゅっと詰まっているのだ。
 
なお、紅谷という屋号の和菓子店は全国に何店舗かあるが、これはかつて東京都文京区の小石川・安藤坂にあった「紅谷」という和菓子店(嘉永<1848~1854>年間に創業、戦後まもなく廃業)で修業して独立した際に看板分けという形で屋号を引き継いだ名残で、個々の紅谷同士には現在は特につながりはないという。
 
 
 
ナンバーワンスイーツに選ばれた理由に迫る
 
店舗の2階は作業場になっており、紅谷の和菓子のほとんどは毎日ここで手作りされ、店頭に並ぶ。
 

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取材時は3人で豆大福を量産中

 
写真左より、次男の鈴木武志(すずき・たけし)さん、長男の鈴木隆教(すずき・たかのり)さん、社員の野口雅人(のぐち・まさと)さん
 

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すいすいと手が動き、餡が包み込まれていく
 
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餡と豆入り餅の塊が、次々と豆大福に姿を変えていく

 
毎日400個作られるという豆大福。均一の大きさで量産する職人技を、「いや、そんなに難しくないです」と笑うのは3代目の鈴木隆教さん。
 

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難しくないわけがないと思いますが・・・
 
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毎日何百個と長年作っていればこその言葉でしょう
 
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これが横浜の商店街ナンバーワンスイーツに選ばれた「豆大福(130円)」
 
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手にすると、小さくてもずしりと存在を感じる

 
豆大福は、和菓子のなかでも比較的ポピュラーで、どこの和菓子屋でもみかける商品である。それが横浜ナンバーワンに選ばれた理由とは?
 
 一口、食べてみればおのずとその答えは分かる。
「美味しいから」だ。
 

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薄い生地の中に餡がぎっしり

 
紅谷のキャッチフレーズは「おいしい和菓子の店」。ど直球、ストレートである。これ以上ないシンプルな言葉だがこれ以上言い表しようもない。
 
スイーツナンバーワンに選ばれたのは、見た目も美しい洒落たケーキでもなく、材料にとことんこだわった高級プリンでもなく、街の和菓子屋さんが毎日作る素朴な豆大福だった。
 

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「ガチあま!」以外にも、市や県から表彰を多数受賞している

 
他店の豆大福との美味しさの違いを鈴木さんは「塩加減かなあ」と言う。もちろんそればかりではないはずだが、それ以上の違いは理屈や言葉にならないところにありそうだ。シンプルゆえにごまかしはきかない。材料は吟味して当たり前、餡を豆入りの餅生地で包む単純な作り。
 
「塩梅(あんばい)」という言葉があるように塩加減は確かに重要で、他店の豆大福ではなく紅谷の豆大福が支持された理由に、そのほど良い味わいがあるのは確かだ。また、それを次世代に継承できていることも強みのひとつといえるだろう。
 

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たとえば甘じょっぱさが絶妙のみたらし団子。塩加減、確かに重要

 
「本来は砂糖の量はこれくらい、時間はこれくらいと手の感覚でやるものだけど、味を伝えていくには、だいたい何グラムで、と計らなければならないところもある」
 
昔ながらのやり方にこだわるばかりでなく、良いものは取り入れていく柔軟性が、紅谷の豆大福を安定して量産できる体制を作っている。
 
当代の鈴木さんと3代目の隆教さん、次男の武志さんが中心となり、親族と数人の職人、パートという家族経営に近い規模の紅谷。店の温かい雰囲気が味にも反映されている気がしてならない。
 

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この笑顔から生まれる和菓子なら美味しいに決まっている
 
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さまざまな道を経験したのちに、和菓子職人を選んだという隆教さん

 
戦前からの歴史を継ぐ隆教さんだが気負いはないという。
「『3代目が家を潰す』なんていう言葉がありますが、潰してはならないというプレッシャーよりも、『そんな言葉があるくらいだから』と逆に気楽に構えています」という隆教さん。
 
もちろん、潰れていいと思っているわけではなく、季節の和菓子の新作を考えたり、能見台にほど近い場所に新店舗を構えたりと、むしろ拡充の日々である。
 

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能見台の商店街に新オープンした横浜紅谷
 
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店に立つのは隆教さんの奥様、鈴木和美(すずき・かずみ)さん
 
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落ち着いた店内で紅谷の和菓子を選ぶことができる

 
 
続いて「横浜紅谷」の限定和菓子の紹介! ≫

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