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    横浜線の町田駅下りホームにホームドアが設置されました。効果はどうなんでしょうか。また扉の開閉にかかる時間が余計にかかるようになりました。この先、全駅で設置されると定時運行に支障をきたすのではないかと心...

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3rd your life style shop

自社と協力してくれる工房、工場、メーカーのアイデアと技術が結集するから、それはできないは言いたくない

最終更新日:2017年9月04日

045-532-9798

イチオシサンプル画像

自分が暮らす空間だから自分が暮らしやすい、暮らしたい部屋をつくりたい。そんな思いを実現する「3rd」

サイズもデザインも自由自在。素材も塗装も思いのまま。自分らしい毎日を過ごすための理想にあわせて、無垢材を中心とした天然素材でつくるオーダーメイド家具やセレクトした家具の提案で、そんな暮らしを実現する店

DATA
住所: 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-11-10 ポリニアA
東急田園都市線たまプラーザ駅 徒歩約5分
営業時間: 11:00~19:00

 「3rd your life style shop(サード)」は、横浜市内で東戸塚とたまプラーザの2つの店舗を展開する、受注生産のオーダーメイド家具、そしてセレクト家具の店である。
 

013rd_article
東急田園都市線たまプラーザ駅から歩いて約5分のショールーム

 
 
 
「3rd」ができるまで
 
「3rd」は、2人の男の出会いによって生まれた。2人が出会ったのは、現在代表取締役を務める青木祥一(あおき・しょういち)さんが2005(平成17)年に開いた家具店だった。
 

023rd_article
青木さんの最初のキャリアはテーラー(仕立屋)からはじまったという

 
次第にブランドの立ち上げを任されるようになり、新店舗の立地や物件の調査や工事業者の選定、さらに店舗の内装のディレクションにも携わり、全国を飛び回る生活が始まった。
 
新店舗のプロジェクトが完成するまでの数ヶ月をホテルで過ごし、また次の場所へと移り、ホテルで数ヶ月過ごす生活は、憧れていた生活であった。しかし、そうした「ホテル暮らし」を30代の前半に3年半ほど過ごしたころから、青木さんのなかで「何かが違う」という違和感が少しずつ膨らんでいった。
 
ホテルで目を覚まし、準備をして出かけていく。そして仕事が終わって夜、帰ってくると部屋は掃除されていて、きれいにベッドメークされている。
 
忙しい生活においては間違いなく理想的な生活だったが、ある日、青木さんは、いつ帰ってきても真新しい部屋は「自分の部屋」ではないこと、自分の生活が「生活感のない生活」だということに疑問を感じはじめた。
 

033rd_article
そして「自分の居場所」「自分の生活の匂い」の大切さについて考えるように

 
やがて、店舗の内装を手掛けていたことから、その2つを創りだすものとして「家具」への興味が大きく育っていった。自分の思いを現実のものにするために青木さんは仕事を辞め、東京・青山の家具店で働きはじめた。1年半、家具の世界について多くを学ぶことになるのだが、アパレルの仕事を辞めた理由はもう一つあった。
 
店舗の立ち上げはやりがいのある面白い仕事ではあったが、店に立ち、そこへやってきてくれる人と言葉を交わし、希望にこたえられるサービスを提供するという、青木さんにとっての最高の喜びから、少し遠い場所にいるということだった。
 

043rd_article
「やっぱり店という舞台で働きたいという気持ちが強かったんです」

 

そこで、40歳までには独立して自分の店を持つことを目標に設定し、40歳の誕生日にオープンできるように、すべてをそこに向けて準備していった。
 
そして、2007(平成17)年の誕生日、「3rd your life style shop」が東戸塚にオープンした。保土ケ谷で生まれ育った青木さんが、横浜市内で開業したいと場所を探したのだった。ちなみに青木さんの誕生日は1月3日なので創業の日も1月3日。
 

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「そのせいで毎年1月3日に全員出勤してもらうことになってしまいました(笑)」

 
 
 
「3rd」が生まれる瞬間
 

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ある日ふらりと入ってきたのが山下谷雅孝(やましたや・まさゆき)さんだった

 
山下谷さんは美術大学を卒業後、最初、工業デザイナーとしてさまざまな製品の開発に携わった。しかし、モノづくりではあってもデザインは基本的に机の上の仕事である。自分にとっていちばん楽しい時間は、モックアップ(製品の模型)をつくっているときだった。次第に山下谷さんのなかで「自分の手でモノをつくりたい」という気持ちが膨らんでいった。
 
そして、工業デザインの仕事を辞めた山下谷さんは、忙しい仕事から解放されたこともあって、半年ほど充電しようと思っていたという。ところが、退職してまもなく家具工房のアルバイトの募集を見つけたので応募したところ、採用ということになった。
 
予定とは異なる展開だったが、働きはじめてみると、「自分の手で」家具をつくるという作業が楽しくてしかたがなかった。「これしかない」と思った。
 
山下谷さんとまったく同じタイミングで工房に入った、同年齢のスタッフの存在も大きかったという。山下谷さんと同い年のそのスタッフは、すでに家具工房で4年経験があったため、工業デザインの世界から飛び込んできた山下谷さんと比べると当然、経験も技術も豊富だった。

 
073rd_article
「でも教えてもらうのが悔しくて、必死に技術を盗んだんです(笑)」

 
ふとはじめたアルバイトとしての仕事の面白さに魅せられてのめりこんでから、気がつけば8年が経っていた。8年働いたことで工房に恩返しはできたと考えた山下谷さんは独立。都筑区池部町に自分の手でモノをつくる場所として、工房兼店舗をひらいた。
 

083rd_article
山下谷さんの表現手段は言葉ではなく「手で喋る」ことなのである

 
しかし、1人ということは、自分で営業も行い、受注したらその家具を製作するという行程をすべて1人で進めるということである。もちろん営業は毎回かならずうまくいくというわけではない。現地へ赴いて話し合ったものの契約に至らずに帰ってくる日は、家具をつくる時間がほぼないまま終わってしまう。
 
仕事を受注しなければ、自分の手でモノをつくることができないが、営業や打ち合わせに出かける時間は家具の製作から離れなければならない時間でもある。とにかくモノがつくれればいい、と思う山下谷さんは、1人ですべてをやることに限界を感じていた。
 
山下谷さんが青木さんの家具店に現れたのは、ちょうどそんな時期だった。客と店主という立場で言葉を交わした2人は、たちまち意気投合した。そして、店に立ちたい青木さんと、とにかくモノがつくりたい山下谷さんが組めば、欠けたピースを補うようにして2人の理想のかたちができあがることを互いに直観した。
 

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2人のキャリアの、それぞれの3度目分岐路が交差した瞬間だった

 
そこから2人は話し合いを重ね、オーダーメイドでつくる家具は大量に供給するのは難しいが、小規模なら可能なのではという結論に至った。
 

103rd_article
オープン当時の東戸塚の3rd

 
 
 
動きだした「3rd」
 
3rdという名前は、テーラー、アパレルを経て家具の世界に入った青木さんと、工業デザイナー、家具工房でのアルバイトを経て自分の工房を持った山下谷さんにとって、この店が人生での3つ目の大きな岐路だったことに由来しているという。
 
また、「自分の居場所」というものを考えたとき、家具がなければ人は快適な暮らしを送ることができないが、家具は家があってはじめて置くことができるモノである。まず最初に家があって、そこに住む人がいて、快適に暮らすための家具があるとすれば、人がいて家がある、そして家具は3番手。また野球に例えるなら、その3つがそろった場所に家庭=homeができる、という意味での「3rd」でもあるという。
 
最初の3rdは、東戸塚の店舗で青木さんが販売し、都筑区の工房で山下谷さんが製造するという態勢ではじまった。理想の家具を造りたいという山下谷さんと、理想の家具を販売したいという青木さんのそれぞれの思いがかたちになって、動きはじめる。
 

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「製作中は時間を忘れてしまう」という山下谷さんの手は指紋がない

 
そして動きはじめてみると、自宅の壁や隙間にぴったり合う家具をオーダーメイドでつくりたいという需要は、予想よりはるかに大きく、1年ほど経つと、受注した家具の数を山下谷さん1人で製作していくことに限界が見えてきた。
そこでクラフトマンを募集。
 

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職業訓練校を卒業した丸山喜文(まるやま・よしふみ)さんが新たに3rdに加わった

 
山下谷さんと丸山さんが2人で作業するには山下谷さんの工房では手狭になったので、資材業者の倉庫だった建物を自分たちの手で自分たちが使いやすいようにリフォームした。広さは倍ほどになった。
 
一方、東戸塚の店のほうも、次第に青木さん1人では手一杯になってきていた。オーダーメイドということは、その部屋に合った家具を提案するために実際に部屋を見に行くことも少なくなく、相談や採寸で店を空けなければいけないことが多くなっていたのである。
 
そこへある日、1人の男性が客として入ってきた。青木さんはその男性客の様子が何となく気になって「あなたも何かモノをつくってるんですか?」と声をかけた。しかしその男性は「いや何も」と言って、しばらくすると店をあとにした。数日後、応募してきたのは何とその男性だった。
 

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「つくる人は、モノの見方が特徴的だから、印象に残っていた」と青木さん

 
職業訓練校を卒業したその男性は、3rdで家具職人になりたいと告げた。しかし、すでに工房には丸山さんが入っている。「クラフトマンはもう決まってしまったが、お店のほうを一緒にやらないか?」と青木さんが話すと男性は後日「お願いします!」と答えた。
 

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その人物が現在、3rdで店長をつとめている根本歩(ねもと・あゆむ)さんである
 
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根本さんは、3rdの家具の設計デザインも手がけている

 
 
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