和食
別亭 空海
- JR根岸線・横浜市営地下鉄「関内駅」より徒歩5分
みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩3分 - 神奈川県横浜市中区弁天通3-48 弁三ビル1F
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- 営業時間:月~日、祝日、祝前日:17:00~23:00(料理L.O.22:30 ドリンクL.O.22:00)
- 定休日:日曜日、祝日
個室で味わう季節ならではの味 肩ひじを張らずに“上質”を楽しむ日本料理店
価格、ボリューム、格式ばらない雰囲気・・・ 日本料理の“常識”を覆す名店「別亭空海」
2016年11月02日
懐石料理店には一生縁がないと思っていた。
フリーライターという自由気ままな職業柄、お客様や取引先を接待したり、されたりすることもないし、飲みに行くといえば「ビールとモツ煮」が定番・・・格式があって豪華な日本料理店なんぞ、自分には分不相応だとずっと思ってきたからだ。

料理人が腕を振るう割烹料理に憧れはあったけれど・・・(写真はイメージ)
そんな筆者にやって来た、関内に店を構える日本料理店「別亭空海」への取材依頼。聞けば、名門料亭で修業を積んだ料理人が腕を振るう、確かな味が評判の老舗料理店だという。まさか、そんな素敵なお店に足を踏み入れる時が来るとは・・・。
初体験へのワクワクと、少しだけの緊張感。そんな気持ちでJR根岸線関内駅に降り立った。
懐石料理=高価で堅苦しい!? そんなイメージを打ち壊したい!
ということでやって来た関内駅。本日の目的地「別亭空海」まではここから歩いて5分程度。尾上町の交差点を渡り、さらに馬車道方向へと進んだ先にあるという。

にぎやかな関内駅北口を抜け、馬車道方面へと直進

尾上町の交差点を進む。
ここからは“大人のエリア”って感じ(個人的な意見)だ
横浜にあまり詳しくない筆者にとって、この辺りは「頻繁に訪れる場所」ではない。でも、いかにも“大人”が集まりそうなバーや料理店、古くから営業している老舗の名店などが点在していて、「いつかゆっくり飲みに来たいな」と思い続けているエリアでもある。
この辺りに行きつけの店とかあったら、カッコイイな・・・とも思う。

道すがら「別亭 空海」の案内看板を発見!

「弁天通三丁目」交差点を右折。お店はすぐその先にある
ランチのピークを過ぎた「アイドルタイム」ということもあり、あまり人の往来はないが、準備中の店先には、見ているだけでそそられるメニュー表が掲げられていたりする。きっともう少し時間が経てば、常連さんが集まりにぎやかな雰囲気になるのだろう。

「別亭 空海」に到着! 暖簾(のれん)や店先の雰囲気も、まさに「純和風」
1、2階は店舗、3、4階は住宅という、昔ながらのいわゆる「下駄履き住宅」を利用した店舗は、建物自体の古さを全く感じさせない、サッパリと“粋”な雰囲気。墨文字の看板や幟(のぼり)、入口横に設けられた「ミニ庭園」からも、ワンランク上の「大人」の店であることを感じさせる。
ドアを開け、店内に入ると、そこには8席ほどのカウンター席。そしてその奥には小上がりのテーブル席が続いている。間口に比べて奥行きがあり、広いという印象だ。そしてテーブルのセッティングといい、店内インテリアといい、あちこちから“老舗”の香りが漂っている。

1階のカウンター席。料理人の技を目で堪能しながらの食事も可能だ

その先には掘りごたつ式のテーブル席。壁にはオススメのメニューが並ぶ
初めて訪れる「割烹料理店」の雰囲気に、ちょっと緊張気味の我々を出迎えてくれたのは、この店の店主である佐藤良信(さとう・よしのぶ)さん。

佐藤さんのにこやかな笑顔に、ホッと心が和んだ気がする・・・
もともと、横浜市役所からほど近い常盤町で営業していた「日本料理 空海本店」。名門の料亭で修業を積み、「厚生労働大臣賞」を受賞した料理長が生み出す確かな味が評判を呼び、多くの常連客を集める人気店へと成長した。
しかし、店舗は手狭で席数も少なく、お客さんからの予約希望を断らざるを得ないケースが多々あったのだという。ここ「別亭 空海」は、そうした本店の状態を解消すべく、2010(平成22)年11月にオープンした、いわば2号店だ。

今は「空海本店」も弁天町に移転。ともに同じ弁天通り沿いに店を構えている
そして現在、「別亭空海」は、店主の佐藤さんが叔父である本店の親方から店を譲り受け、独立。これまで受け継がれてきた本店の料理への志やこだわりはそのままに、“別亭ならでは”のメニュー、味の提供にも力を入れているという。
昼は1000円前後のランチメニュー、そして夜には季節感を大切にした多彩なコースを用意。また「もっと気軽に日本料理に親しんでほしい」という想いから、席のみの予約も受け付けているという。料理人の技が光る日本料理を味わいながら、お酒が楽しめるというのも魅力的だ。

季節の味を使ったアラカルトメニューも豊富。しかもお値段も良心的!

親方伝承の味、「卯の花/480円(税別・以下同)」など、
常連客に人気の逸品も多い
確かに、1階奥の小上がり席は、老舗の日本料理店というよりは、和風の粋な居酒屋さんに来たような気さくな雰囲気も漂う。ここでアラカルト料理を楽しみながらお酒を楽しむ・・・贅沢気分の夜を満喫できるに違いない。
とはいえ、やはりこの店のイチオシは充実のコースメニュー。ランチは3000円から、夜は「料理長のオススメコース/5000円」や、2ヶ月ごとに内容が変わるという「季節の特別コース」など、バラエティ豊かなコースが用意されている。

店の壁には「季節の特別コース」のメニュー内容が貼りだされていた
コースメニューの内容を考えるうえで大切にしているのは「季節感と満足感」だと語る佐藤さん。「食材は季節によって初物の『はしり』から、『旬』、『名残』と時期によって味わい方が変わります。それをうまく取り入れて、料理で季節を感じていただきたいですね」
筆者が訪れた9月のオススメメニューにも、松茸や菊花かぶ、柿を器に使った酢の物など、秋を感じさせる品がズラリと並ぶ。こうした食材や料理で季節の移り変わりを知る・・・これも日本料理ならではの楽しみだと感じる。

季節の特別コースの一品「柿釜盛り」。柿の器でホタテやタコの和え物を味わう
そして、何よりも驚かされるのがコースメニューの品数の多さ! 最もお値打ちな4800円のコースで全9品、佐藤さんいわく「一番人気」だという「万両コース/7500円」に至ってはなんと11品。和牛霜降ヒレステーキや、伊勢海老グラタンまで食べられちゃうのだ。

人気の「“万両”懐石コース/7500円」。量も質も大満足な料理がズラリ!
こうしたボリューム満点のコース設定は、「料理の季節感や美しさはもちろん、“量”にも満足してほしい」という想いから。とかく少量で満腹にならないというイメージを持たれがちな割烹料理だが、「この店一軒で食事もお酒も大満足!という状態でお帰りいただきたい」のだという。
しかもこれらのコース料理には、プラス2000円(4名から)で飲み放題をつけることもできる。つまり、約1万円で、和牛霜降りステーキなどもついた、大満足の懐石料理を味わいながら、心ゆくまでお酒を楽しむことができるのだ。

ビールや日本酒、焼酎と、一通り楽しめる飲み放題メニュー
「コース料理は、ご希望を先にお伝えいただければ、内容を一部変えるなど、フレキシブルに対応している」とも語る佐藤さん。また、ホールでもできる限りお客さんに声をかけ、お客さんの嗜好に合ったお料理をお勧めするなど、コミュニケーションを取るように心がけているという。

「若い人にももっと日本料理に親しんでほしい」と佐藤さんの想いは熱い
「若い人にとって、日本料理は“堅苦しい”とか“高価で手が出ない”という印象があるかもしれませんが、そのイメージを崩していきたい」と佐藤さん。そのため、「今後はメニューや価格などもより、若い人に親しみをもっていただけるように考えていきたいですね」という。
現代では、食卓には多くの加工食品が並び、食材で季節を感じることも少なくなった。身近な野菜や魚の「旬は?」と聞かれた時、全問正解できる自信もない。たまにはこうして日本料理店で「旬の味」や「上質な空間」に触れるのも大切かもしれないな・・・そう思った。
基本情報
| 店名 | 別亭 空海 ベッテイ クウカイ |
|---|---|
| ジャンル | 日本料理 |
| 住所 | 〒231-0007 神奈川県横浜市中区弁天通3-48 弁三ビル1F |
| アクセス | JR根岸線・横浜市営地下鉄「関内駅」より徒歩5分 みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩3分 |
| 駐車場 | 無 (近隣にコインパーキング有り) |
| TEL1 | 045-664-5440 はまれぽを見たとお伝えください |
| TEL2 | |
| FAX | |
| 営業時間 | 月~日、祝日、祝前日:17:00~23:00(料理L.O.22:30 ドリンクL.O.22:00) |
| 定休日 | 日曜日、祝日 |
| URL | http://www.yokohama-kuukai.com/ |
| カード利用 | |
| 個室 |
























