ダイニング
CRAFT KITCHEN Mid.Ru(クラフトキッチン ミドル)
- 各線「横浜駅」西口より徒歩5分
- 横浜市西区南幸2丁目5-4 MS254ビル7F
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- 営業時間:17:00~0:00(L.O.23:00) 、土日祝:15:00~0:00(L.O.23:00)
- 定休日:不定休
想像力を刺激される、美味しい料理に心躍る。リーズナブルなジビエ料理も魅力。開放感抜群のテラス席からは、横浜の真ん中の美しい夜景も。きっと、みんなに自慢したくなる店が2017年7月にニューオープン!

おしゃれな中に遊び心がある空間で素敵な時間を! 美味しさと楽しさにあふれる「Mid.Ru(ミドル)」
2017年09月15日
料理について岩城さんは「アメリカンテイストでまとめて、お客さんにイメージしてもらいやすいようにしました。かといって、アメリカンダイナーとも違う。今までにないものをやりたいと考えました」と話す。
「何度来ても楽しんでもらえるように、料理のラインアップにも気を遣いました」
料理をいただきながら、さらにそのこだわりを伺っていくことに。
「Mid.Ru」のメニューの中で、特徴的なもののひとつにジビエ料理がある。
「『蝦夷鹿(エゾジカ)の瞬間燻製』は、偶然、僕が初めて食べたとき、とても美味しいと思ったので、なんとか業者を探って、直接、話をして取引にこぎつけました。仕留めてから1時間以内にしめ、クリーンな設備で加工された蝦夷鹿の赤身肉。ホントに美味しいんですよ!」と岩城さん。話を聞いているだけで期待がふくらむ。
「北海道豊富町より 蝦夷鹿の瞬間燻製(1580円/税別、以下同)」の登場!
燻製の鍋に入ったまま、テーブルに運ばれてきた。ふたを開けたとたんに、ふわっと湯気が立ち、なんとも芳ばしい匂いがして食欲をそそる。
スタッフが、美しく盛り付けてくれる
切ってみると・・・わ~、きれいな赤身!
鹿肉というと臭みがあって、なんとなく硬いようなイメージがあったが、それとは真逆。全くクセがなく、塩コショウだけで美味しく食べられる、すごく柔らかい肉だ。バルサミコ酢で食べるとまた違った味わいがある。
「ジビエは比較的高価ですし、飲食店としては扱いにくい食材ですが、直接生産者とつながることで、安心して食べられるものを、リーズナブルに提供しています。ジビエ専門店ではなくメニューの中にジビエもあるという感じで、気軽に食べていただけたらと思っています」と話してくれた。
現在、生産者との間で話が進んでいるものがいくつかあり、今後もジビエ料理は増やしていく予定だという。
次は、「パルミジャーノ・レジャーノ ニョッキ(1100円)」を。
たっぷりとパルミジャーノを絡めてくれる
大きなチーズのかたまりに、スピリタス(ポーランド原産のアルコール度数の高いウォッカ)を少量かけて火をつけ、表面を溶かして、その中にニョッキを入れて、チーズを絡める。見ているだけでも楽しいエンターテインメント。チーズの香りがもう、「これは絶対美味しいよ!」と訴えてくる。
黒コショウをふって、できあがり!!
もちもちのニョッキに、アツアツのチーズがたっぷり絡んで、止まらなくなる美味しさ。ついつい食べ過ぎてしまいそうだ。ワインやビールにも、絶対合う!
続いて・・・
「ロメインレタスの丸ごとグリルシーザーサラダ(780円)」
これもまた、インパクトのある見た目。グリルしているので、水っぽさがなく、ロメインレタスのおいしさが閉じ込められた感じ。パリパリの食感も際立つ。ちなみに、メニューには「Why can’t you leaf me?」と言葉が添えられている。
岩城さんによると、ある歌の歌詞の一節だとか。サラダと言えば誰もが頼む「シーザーサラダ」。サラダの「leaf(葉)」と「leave(離れる)」をかけて、「なぜ私から離れられないの?」とちょっと口説いている感じだろうか。好奇心をくすぐられる。
そして、料理紹介の最後は・・・
「ハンゴーで炊く海鮮パエリア(1850円)」
飯ごうでパエリアが炊けるなんて、すごい! しかも、そのままテーブルまで運んできてくれるなんて、まるでキャンプでもしているかのような楽しさだ。
ふたを開けると、大きなエビのインパクト、魚介と芳ばしさを感じる香り・・・。この驚きとわくわく感がうれしい!
スタッフが取り分けてくれる。わ~、おこげもできてる!
取材陣3人でシェアして。ほかの料理と合わせて食べるには十分な量!
味の方ももう、文句なしの美味しさ。タイ米を出汁で炊き、サフランで色と香りを出したパエリアは本格的。魚介の美味しさもしっかり感じられる。
日本で一般的に食べられる平たい鍋のパエリアより水分が多めで、実は本場のパエリアに近い感じだとか。パエリアは炊き上がるまで30~40分。それだけ待ってでも食べたい美味しさだ。
おかわり自由のポップコーンを含めて、テーブルに並べて
心弾む飲み会、スタートしました・・・。いえいえ、取材は忘れません。
続いて、ドリンクも少しご紹介!
個性的なドリンクの数々。「パタゴニア」製のビールも
Mid.Ruでは、常時10種類以上のクラフトビールを提供している。
キリンのクラフトビール4種類を提供できる専用サーバーを設置
サーバーには3リットルという少量の樽を接続できるので、いつでも新鮮なビールを提供でき、ビールの種類の交換も容易なのだという。
キリンのクラフトビールのほかにも、地元横浜の「横浜ビール」をはじめ、全国から特徴のある美味しいクラフトビールを厳選し、提供している。
グラスのビールがキリンの「on the cloud」。フルーティーで飲みやすかった!
取り扱うクラフトビールの中でも、岩城さんの思い入れが強いのが、「Long Root ALE(ロング・ルート・エール)」。こちらは、アウトドア用品を主に販売しているブランド「patagonia(パタゴニア)」の食品事業で製造されている。
「初めて飲んだ時、すごく美味しいビールだと感じました。パタゴニア社の環境問題への取り組みにも共感しています」と岩城さんは話す。
「Long Root」は長い根っこという意味
パタゴニアは、環境問題と向き合いながら製造、販売に取り組んできた会社。「Long Root ALE」は、長い根っこを持つ、環境負荷の小さい多年生植物を原料としたビールだという。ほんのり柑橘系の香りがあり、苦みの少ないビールだった。環境に配慮しながら、こんなに美味しいビールができるなんて感動!
クラフトビールのラインアップは、随時変わるという。クラフトビールが大好きな筆者にとっては、たまらない魅力だ。
また、オリジナルドリンクにも工夫をこらしている。紹介してもらったのは・・・
「肉専用ジントニック(580円)」(左)と「自家製レモンスカッシュ(290円)」
ネーミングだけで気になってしまう「肉専用ジントニック」は、さっぱりして飲みやすく、確かに肉料理に合いそう。時々感じる黒コショウのピリッとした刺激がクセになりそうだ。
自家製レモンスカッシュには、黒糖とハチミツで漬けたレモンを使用。ドリンク自体はさっぱりしているが、レモンの美味しさが溶け出して、甘みもしっかり感じられる。
ここまで料理やドリンクをいただいてきて、意外にもコスパが良いことに気づき、うれしくなる。これなら、いつでも気軽に来られそうだ。
取材を忘れて、楽しい気分がどんどん盛り上がる
居心地の良い空間、ちょっとしたサプライズが仕掛けられる美味しい料理、バラエティーに富んだドリンクの数々。そこには、お客さんに美味しく楽しい時間を過ごしてほしい気遣いと工夫があった。
取材を終えて
思わず写真に撮りたくなるような素敵なモノ、面白いコトにあふれる店だ。飲食店は美味しい料理を食べるだけの場所ではなく、その空間、時間をまるごと楽しむところなのだと、感じさせてくれる。
さらにメニューを眺めていると、気になるものがほかにもいっぱい! きっと何度も行きたくなる、その度ごとに、新たな発見がありそうな店だ。
―終わり―
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※情報は取材時のものです
基本情報
店名 | CRAFT KITCHEN Mid.Ru(クラフトキッチン ミドル) クラフトキッチン ミドル |
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ジャンル | ダイニング |
住所 | 〒222-0033 横浜市西区南幸2丁目5-4 MS254ビル7F![]() |
アクセス | 各線「横浜駅」西口より徒歩5分 |
駐車場 | 無 ※ 近隣にコインパーキング有 |
TEL1 | 045-620-5417 はまれぽを見たとお伝えください |
TEL2 | |
FAX | |
営業時間 | 月~金、祝前日: 17:00~0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:30) 土、日、祝日: 15:00~0:00 (料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:30) |
定休日 | 不定休 |
URL | https://www.facebook.com/Mid.Ru.YOKOHAMA |
カード利用 | 可 |
個室 | 有 |