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自分だけのビールが作れるレア体験! キリンビール生麦工場の「ビールづくり体験教室」の1日を密着レポート!

ココがキニナル!

生麦のキリン横浜ビアビレッジでビールづくり体験教室をやっています。最低申込人数が4人以上、日程確定が結構直前ということもありちょっとハードル高めです。ぜひレポートお願いします(たこさん)

はまれぽ調査結果!

キリンビール横浜工場の「ビールづくり体験教室」は、制作工程はもちろん、歴史や物語が学べ、試飲や食事などが楽しめるエンターテインメントだった!

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ライター:細野 誠治

自分だけのビールが作れる。そう、キリンビールならね


 
横浜・生麦のランドマーク「キリンビール横浜工場」。ここで、自らの手でビールを作る体験ができるという。世界でただひとつの、自分だけのオリジナルビールだ。

一体どうやって? そして制作の現場はどうなってるの? キニナりますよね。
・・・というワケで、はまれぽが体を張って皆さまにビール作りの様子をお届け。行ってみよう!
 


キリンビール工場、最寄りは京急生麦! ビールっ子、細野誠治です
 

駅から徒歩10分。キリンの工場に到着


エントランスを潜るとキリンの商品群とかPOPがいっぱい。
 


トリックアートもあって記念撮影できます


本日の参加者が三々五々に集まってくる。午前9時30分、一旦、別室に移動し、まずはごく簡単な座学を。
 


こんな教室でレクチャー。「細野参上!」ということでナゼか挨拶を・・・


このビールづくり体験教室、取材日の7月1日現在までで1463回目を誇る。
元はキリンビール神戸工場で行われていたものを2003(平成15)年から横浜工場で開催するように。

抽選によって選ばれた参加者は、関東のみならず全国から訪れる。ビールファン、そして自分の手でビールを作ってみたい、学んでみたいという人たちにとって垂涎の教室。

参加資格は20歳以上で妊娠中・授乳中、また当日に車の運転をする者は参加NG(ビールの試飲があります)。
開催は毎週土日、及び第1水曜の午前9時30分から午後4時30分まで。
1グループ4名から6名までで申し込み(詳しくはホームページで!)。
キニナル倍率は何と6倍! 投稿にあった合格通知は参加日の20日前とのこと。
人気教室とあって調整が大変なのだ。
 


講師は元キリンビールの醸造家の浅見敏朗(あさみ・としあき) さん


本日の作業の流れと、グループごとに製造するビールの種類を決定する。
 


ボック、黒、横浜ビアザケ、赤、ピルスナータイプの5種からチョイス(クリックして拡大)


ワイワイ、ガヤガヤと作りたいビールタイプを話し合う参加者の皆さん。すっごく楽しそう。オレも参加すれば良かった・・・。

午前10時。制作するビールが決定すると、ついにお待ちかねの仕込み作業に。
調理(仕込み)室に移動だ。
 


途中、社会科見学の子らと遭遇。そしてトンデモなく大きな醸造釜が見られる




大人の社会科見学改め、体験型・白熱ビール作り体験

教室へ移動。まだ序盤なのに巨大なプラントが見られたりして思わず感嘆の声が漏れる、というかヤラれる(すごいなぁ~。ビールづくり、これからなのに・・・)。
 


教室に到着。ここで自分だけのビールが作れる
 

学校の理科室と調理室が一緒になった感じ。使用する器具も
 

さぁ始めよう!


作るビールは、どれも麦芽100%のもの。
ビール大麦を水に漬けること1週間。焙煎され、発芽した麦を使用する。
 


さまざまな種類がある。これらを組み合わせてお目当てのビールを作る
 

左が主に使用する二条大麦、右が六条大麦
 

一定の温度の湯に粉砕した麦芽を投入。かき混ぜてゆ


決められた時間、温度で内容物を混ぜる。ドロドロとした“お粥”のような状態。
この作業工程は、でんぷんを「糖」に変えるもの。ちょっと飲んでみよう。
 


ぐい~っと・・・


飲むと不思議な味。薄い麦茶と、同じく薄いコーヒーを混ぜた感じ。微かに甘い。沖縄のトウキビジュースっぽくもある。

この甘さ「糖」が後に投入される酵母の「餌」になる。酵母が糖を食べて、ビールがビールたる所以の、炭酸とアルコールなどを生み出す。
午前中の作業では、酵母が存分にビールを作れる環境作りをするのだ。
 


途中、試薬を使い「でんぷん」が分解されていることを確認
 

麦芽も食べてみよう


写真の手前から奥に行くに従ってロースト(炒る工程)が強くなっている。
口に入れると香ばしさが広がる。麦というよりもナッツに近い口当たり。ちょっとクセになりそうな味。
 


さらに混ぜる、混ぜるべし!


一定時間、混ぜたら温度を上げる(この工程は作るビールのタイプによって変わる)。そして休むことなくグルグルと中身を混ぜてゆく。
ここでもちょっと味見をしてみよう。
 


グビリ、と


甘い、すごく甘い! 先ほどの試飲から嘘のように甘い(砂糖入れた? ってくらい)。
 


糖度計は18.2度をマーク!


この数字はメロンやイチゴを超える糖度(オレ、この味好き)。