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横浜マリンタワー「最後の10年」になる? 新たな運営者の募集と改修とは

横浜マリンタワー「最後の10年」になる? 新たな運営者の募集と改修とは

ココがキニナル!

マリンタワーが1年間を掛けて改修され新事業者の運営となりますが、10年の運営が終わる頃には開業70年に。存続の検討は?/マリンタワーって儲かっているのでしょうか?(よこはまいちばんさん、KZさん)

はまれぽ調査結果!

今後のマリンタワーは、周辺地域の開発に合わせて役割も変化。老朽化は避けられず、2020年以降が「最後の10年間」になる可能性もある。

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ライター:はまれぽ編集部

横浜マリンタワーの次の10年はどうなる?



1961(昭和36)年に建設され、横浜のシンボルとなっている「横浜マリンタワー」。そのマリンタワーで2019年4月から1年間の改修工事が実施される。その後、2020年からは新たな運営事業者の下で運営が行われるというが、なにせ高さ106メートルの巨塔は築60年に近い。今後はどうなるのだろうか。
 


横浜港のシンボル、マリンタワー

 
横浜港開港100周年を記念して建設が行われたマリンタワーは、1991(平成3)年に入場者数105万8000人を記録するなどピークを迎えるが、その後は観光客が減少。2006(平成18)年には27万人にまで落ち込み、当時の運営会社が一度は閉鎖を決定した。

しかし、市民からマリンタワーの保存を求める要望があがったことから、横浜市がタワーを取得。耐震補強工事などの対策を行った上で、今の運営事業者に管理を委託して再開した経緯がある。2009(平成21)年のリニューアル開館後は入館者数も54万5000人と倍以上に回復。2016(平成28)年は43万6000人が利用した。

今回の大規模な改修と運営事業者の選定は、このリニューアル以来はじめてということになる。
 


横浜港にそびえるタワーは観光名所
 

広場を使ったテラスなども営業している
 

実際にマリンタワーを訪れると、館内に多いのは修学旅行生や観光客。展望台は決して広くはないが、山下ふ頭や元町商店街、みなとみらい方面が一望できる。やはり横浜を訪れたら、一度は登っておこうと思える場所だろう。
 


1階部分の山下清画伯の壁画。誰でも無料で見ることができる(写真は過去記事より)

 
一方、鉄骨のタワーは老朽化している箇所もあり、特に外壁部分は劣化が目立っていた。
 


味がある鉄骨の構造も風雨にさらされている
 

こちらは2011(平成23)年取材当時の鉄骨の様子

 
10年ぶりの改修と、新たな運営事業者の選定。マリンタワーにはどのような課題があるのだろうか。

横浜市文化観光局観光振興課に伺うと、「もともとマリンタワーは10年間の定期建物賃貸借契約で今の事業者に貸し出していました。更新規定がないので、新たな運営者を選ぶことになります。これまでの事業者が手を挙げるかどうかは分かりませんが、妨げる決まりはありません」とのこと。

さらに、今回選ばれるマリンタワーの次の10年を担う事業者には、新たな役割も求められることになるという。