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なぜ瓶コカ・コーラが普通の自動販売機に?

なぜ瓶コカ・コーラが普通の自動販売機に?

ココがキニナル!

宮川橋近くの酒屋の前に珍しい瓶のコカコーラの自動販売機がありました。昔の自販機ではなく普通の自販機です。あえて瓶で売っているのはなぜか?他で設置している所はある?(駅馬車さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

福富町の酒屋「浜屋福富店」では、瓶コカ・コーラも入る自動販売機を約6年前から設置。飲食店などにお酒を卸している酒屋さんに設置してある説が濃厚!?

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ライター:はまれぽ編集部

福富町にある酒屋さんに、見た目は普通だが、中身が少々変わっている自動販売機(以下、自販機)があるという。なんでも、瓶のコカ・コーラが入っているそうな。瓶コカ・コーラと言えば、筆者は元町ショッピングストリートの「革専科ヒロキ 元町本店」を思い出す。
 


写真右の赤い自販機


年季を感じる

 
投稿によると、こういった類のものではないらしい。普通の自販機に瓶コカコーラが入っているって、どういうこと?
 
 
 

こういうこと!


 
ともかく行って見なければ分からない。中区宮川町の宮川橋を渡ってすぐ、福富町にある「浜屋福富店」へ。
 


投稿にあった自販機は、以前1000ベロ取材でお世話になった「たなぼた」の前にあった。
 


投稿にあった自販機は一番右側。一見すると普通だが・・・

 
お隣の自販機と比べると、高さは同じだが横幅が狭いくらいで、遠目では普通の自販機に見える。近付いてみると・・・。
 


瓶コカ・コーラ(190ml)が入っている!!

 
お隣の自販機が、縦10列・横3列に対して、投稿にあった自販機は縦6列・横2列。瓶コカ・コーラ以外にも、「リアルゴールド 牡蠣ウコン」「ミニッツメイド 朝バナナ」「からだすこやか茶W(1050ML)」「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」など、ラインナップもほかの自販機と異なる。
 


コカ・コーラ ゼロ(190ml)も!

 
見た目は普通の自販機と同じなので「ここに瓶のコカ・コーラがある」と知らなければが通り過ぎてしまうだろう。自販機の横に置いてある瓶ケースを見てみると何本か空き瓶が入っていたので、存在を知っている人や、たまたま見かけて飲んだ人がいるのかもしれない。
 


コーラの蓋もたくさん入っていた!

 
 
お店とコカ・コーラの人に聞いてみた
 
なぜこんな珍しい自販機を設置することになったのか?
お店の人に聞いてみると、「コカ・コーラの人に提案してもらったんだよ」とシンプルな答えが返ってきた。聞けば、6年ほど前から店の前に設置していて、補充はお店の方が、空き瓶の回収はコカ・コーラの方がしているのだとか。
 


店内でも同じ値段(90円)で瓶コカ・コーラを販売

 
詳細な背景が分からなかったので、コカ・コーラ社に連絡をしてみる。すると、「コカ・コーラ社では、ありとあらゆる場所においてお客様のニーズに沿った品ぞろえ展開をしており、今回の場合は、当該場所をよくご利用いただくお客様にニーズに沿った結果、となります」という回答が返ってきた。
同店では飲食店にもお酒を卸しているそうなので、酒屋さんという場所も関係しているのかもしれない。
 
 
せっかくなので飲んでみた
 
あえて瓶で販売している明確な理由を突き止めるためには、味のチェックもしなければならない。
普段はコーラよりもジンジャーエールを好んで飲む筆者、瓶のコーラは初体験だ。学生時代は缶のコカ・コーラ(500ml)をたまに飲んでいたけれど、今は500mlを飲みきれないので疎遠になっていた。ちょっとドキドキしながらボタンを押すと・・・。
 


普通に落ちてきた

 
瓶が冷たい!! 取材日は気温が20°以上ある日だったので、おでこやら頬に冷えた瓶を押し付ける。これは・・・気持ち良い。一通り瓶の冷たさを楽しんだら、紐でくくりつけてあった栓抜きで蓋を開ける。
 


はじめまして。いただきます

 
瓶に唇をつけると、その冷たさにビックリ。いつも飲んでいるペットボトルよりも飲み口が小さくて、炭酸のシュワシュワがダイレクトに伝わる気がする。瓶の形も手にフィットするもんだから、腰に手をあてて一気飲みしたくなってしまう。
炭酸が新鮮で、缶やペットボトルにはないスッキリとした爽快感があるような気がする。中身は変わりないはずなのに、容器が違うだけで違う飲み物を飲んでいるような気分になった。
 


飲み終わったら瓶ケースへ

 
 
ほかにもあるの?
 
では、同じような自販機はほかの場所にもあるのだろうか?調べてみると、西区伊勢町の「伊勢隆(いせりゅう)」にも同様の自販機があるらしい。
 


1933(昭和8)年創業の酒屋さん

 
お店の前に、「浜屋福富店」にあった自販機と同じ大きさの自販機があった!見た目は普通の自販機だが、よ~く見てみると・・・。
 


瓶発見!

 
こちらは、「コカ・コーラ」「ファンタ グレープ(200ml)」「CANADA DRY(カナダドライ/207ml)」の3種類が入っていた。「ミニッツメイド 朝バナナ」や「ぷるんぷるんQoo ぶどう味」など、やはり普通の自販機では売っていないような商品も並んでいる。
浜屋福富店と違うのは、瓶飲料の値段(先ほどは90円。こちらは100円)と空き瓶を入れるケースが置いていないこと。
 


瓶に入ったファンタグレープを初めて見た


瓶のファンタグレープ、初体験!

 
瓶を返しがてらお店の方にお話を伺うと、「設置してもう10年くらい経つけど、あのタイプの自動販売機はもう製造していないみたい。どういう経緯で自動販売機を置いたかは分からないけど、飲食店さんにお酒を卸している酒屋さんだと、業務用の瓶のコカ・コーラやジンジャーエールを仕入れているから、そういう所からアイディアが生まれたんじゃないかな?」という。
 


空き瓶を返すと10円戻ってくる

 
今回の取材で発見できた“珍しい自動販売機”は、上記の2つのみ。読者さんの中に同じようなタイプの自販機を知っている方がいれば教えてほしい。

次のページでは、懐かしい瓶コカ・コーラの自販機を設置している酒屋さんをご紹介!