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相鉄線平沼橋駅近くのビルにある、大きな恐竜の化石の正体は?

ココがキニナル!

横浜市西区平沼1丁目7-10 横浜YSKビルの1Fにある大きな恐竜の化石?が気になります。ぜひ調査してください!(5656さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

ティランノサウルスの複製頭骨と、ケナガサイの化石でした。共に、化石やフィギュアの販売等を手がけるグリフォンエンタープライズ社の商品です。

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ライター:河野 哲弥

あのヒット商品の裏には、恐竜模型の技術が生かされていた



同社が設立された2000(平成12)年といえば、折からのアニメブームに乗った「美少女フィギュア」がはやり出した頃。
 


同社の手がけるフィギュア一例、「東方プロジェクト」の各キャラ、各8,925円
(C) 上海アリス幻楽団


フィギュア自体は、古くは「ダッコちゃん」や「ウルトラマン」の時代から存在していた。しかし、当時の製品は、素材に「塩化ビニル」を使用したディテール感に乏しいもので、俗に「ソフビ人形」などと呼ばれていた。

それが、「PVC (ポリビニルクロライド)」という合成樹脂を使用した成形技術の発展により、リアル感と丈夫さを兼ね備えた新感覚のフィギュアが、この頃広まり出したのである。
 


同、「博麗霊夢(はくれい・れいむ)」、躍動感がスゴイ
(C) 上海アリス幻楽団


もともと、複製造形の技術では実績のあった同社。試しにこれらの商品化をおこなったところ、なんと大ヒットにつながったそうだ。一つのキャラクターだけでもポーズやバージョン違いなどがあるため、全ての商品点数は、今では合計数百を誇るらしい。

また、こうしたフィギュア制作を通じて培われた技術は、再び恐竜模型にフィードバックされていくのだという。まさに絵に描いたような好循環が、同社に訪れたことになる。

一方、創業時から続く化石ビジネスも、本格化に向けて動き出しているとのこと。「アンモライト」の採掘・販売などが、その一例だ。

 


アンモナイトの化石と鉱物が化合したものが、この「アンモライト」
 

見る角度によって、七色に変化する


世界宝石連盟で正式に宝石として認定されている「アンモライト」は、カナダとアメリカの国境にあるロッキー山脈でしか、採掘されないそうだ。同社では現在、こうした化石ビジネスを専門に扱う事業部、「MASTER FOSSIL(マスターフォッシル)」を立ち上げ、現地鉱山の運営から採掘・販売まで、幅広く手がけているとのこと。

またこの夏には、YSKビルの1Fをショールームとする計画もあるのだとか。化石マニアの中には、実際に見て触って納得してから購入したいというヘビーユーザも多いため、その期待に沿うべく現在改装を進めている。もちろん、普段化石に接する機会のない一般客も大歓迎とのこと。「今まで化石について持っていたイメージが一新されるはず。ぜひ一度、ご覧になって頂きたいです」と、市島さんは話していた。
 


投稿にあったこの模型が、間近に観察できるチャンスが到来




まとめ



同社は、7月20日(金)よりパシフィコ横浜にて開催される「ヨコハマ恐竜展2012」に出展するそうだ。ぜひこの機会に、七色に光る「アンモライト」の輝きを、直接その目で体験してほしい。

またフィギュア系では、毎年2回東京ビックサイトで行われる「トレジャーフェスタin 有明」の主催を、同社ほかが行っている。次回は12月の開催となってしまうが、マニアには有名なイベントであるらしい。

今回、取材を通じておもしろいと感じたのは、「硬派」と「軟派」という両極端の文化が、同じ技術・同じ会社から生まれているということ。そう考えると、これから模型などを見る目が、少し違ってくるかもしれない。


―終わり―


株式会社グリフォンエンタープライズ
住所/横浜市西区平沼1-7-10 YSKビル
電話番号/045-412-6580
http://www.griffon.co.jp/


同社マスターフォッシル公式サイト
http://www.master-fossil.jp/

 

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  • 毎朝、前を通っていて気になっていました。すっきりしました。ありがとうございます。

  • この会社は三葉虫の専門書を世界で初めて出版したと話題になったことがあります。横浜市西区からこういう分野で世界発信している企業があるというのは地元民としてとても嬉しい気がします。http://blog.livedoor.jp/miniaturenews/archives/2750970.html

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