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みなとみらいにある帆船日本丸は今でも帆走できるのか?

ココがキニナル!

MM21に停泊している日本丸は、船の車検にあたる法定点検を定期的に受けているとききましたが、もしかして、今でも帆走することができるのでしょうか?気になります。(masさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

船の機能として、帆走することは可能! ただし、周囲の状況などを考えると現実的には走らせることは難しい

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ライター:田中 大輔

法定点検とは



まず、法定点検について。
小屋野さんによると、キニナルにある法定点検は“船舶検査”と呼ばれる検査のことなのだそうだ。
日本丸がその船舶検査を受けている、というのは事実だそうで、「頻度は船によって違うんですが、本船の場合は年に1度、検査を受けています」とのこと。
 


話を聞いた船内の部屋へはこんな急な階段も


船舶安全法という法律に基づいて実施される検査で、国交省の船舶検査官が船に出向いて検査を行うのだそうだ。
船舶と人命の安全を担保するのが目的で、キニナルにある通り自動車の車検と理念は共通している。

法定点検には5、6年に一度行われる“定期検査”という大がかりなものと、それ以外の年に行われる“中間検査”の2種類がある。
また、検査の実施をまたぐように1ヶ月程度の検査工事期間を設け、検査に備えたり、検査で指摘された問題の是正を行うそうだ。
 


検査工事時に検査と直接関係ない工事を行うことも。この甲板も一部張り替えられた


日本丸の場合、比較的お客さんの少ない冬場に行うことになっているとのことで、次回の船舶検査は来年の2月ごろの予定。
 


ココでチケットを買えば、誰でも乗船できる。この日も多くのお客さんを見かけた


検査は多岐にわたり、船の外観から係留設備、消防・救命設備、船底に備え付けられたタンクにまで及ぶ。
基本的にはきちんと整備していればクリアできる検査で、問題がなければ船舶検査証書が発行されるそうだ。



果たして日本丸は今でも走るのか!?



というわけで、毎年検査を受けている日本丸。
検査に通っているということは、船としての機能がしっかりしているということだから、今でも走れるのではないか、と思うのも当然といえば当然。

小屋野さんに聞いてみると、「舵もマストも検査に通っていますので、帆走することは可能です」という答えが!
 


船尾にある帆走用の舵輪。エンジン用のものに比べてかなり大きい
 

4本あるマストや、横向きの帆桁、帆にも問題なし!


日本丸には港内などのせまい場所で使うためのエンジンも積まれているが、こちらは止めてしまっているため使えない。しかし、帆に風を受けて走る分には機能的に問題はないというのだ。
 


もう動かすことはできないが、国産第一号の船舶用ディーゼルエンジンが積まれている