浜喜商会、河目さんの話
　
調査内容を話すと「ああ、それなら」とすぐに店を出て指で場所を示してくださり、さらに店内に戻ると「ちょうど今暇だから」と数枚の地図を貼り合わせた大きな地図を出して、より詳しい話を聞かせてくださった。
　

運命のいたずらか、滑走路上でちょうど地図が切れていた

　
河目さんの話によると、実際に滑走路があったのは長者町七丁目よりもう少し黄金町寄りで、その場所は今は通りとして残ってはいない、ということだった。
　
そして、河目さんは電子地図で距離を調べてあげようとPCに向かい「455m」と素早く算出してくれた。さらに、「そういえば、趣味で7年前に調べたやつがあったはず」と独自に調べて蛍光ペンで敷地を塗った地図まで引き出しから出し、「もういらないからあげる」とそのまま提供してくださったのである。まさに天の恵みと言っても過言ではない情報量だった。
　

通りの先に見えるあの突き当たりが滑走路の始点らしい

かつて滑走路があったとされる場所はマンションになっていた

河目さん、お忙しいところありがとうございました

　
ちなみに、450mほどの短い滑走路はアメリカ陸軍のもので、大型輸送機や戦闘機ではなく軽飛行機を中心に離着陸していただろう、ということだった。さらに星川の急坂（16°）でもひと盛り上がりしたあと、河目さんから頂いた情報を裏付ける資料を探すことにした。
　

河目さんに頂いた、独自調査によるかなり詳細な米軍飛行場敷地図