横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.5 思い出探しで巡る「たまプラーザ商店街」
ココがキニナル!
活動資金1000円で横浜中の商店街をめぐる旅。第5回は「たまプラで1000ぶら」略して「たまブラ」。学生時代を過ごした商店街であのころの自分を取り戻せるか
ライター:ほしば あずみ
10年前にタイムスリップ! と思ったら
(つづき)
なんということ。世間では、お盆は休むものなのだ。それはあるべき日本の姿で間違っているのはこっちだ。だが、このままでは「たまブラ」が成立しない。
あ、「一点張」が開いてる・・・
札幌らーめん「赤坂一点張」は上京したばかりの筆者が衝撃を受けたラーメン店だ。平打ちのもちっとした麺にからみつく濃厚なスープと大きなチャーシュー。はじめて知る洗練された味に、都会に来たんだなあと実感したものだった。
気がつくと、席に座っていた。
ヤケっぱちの行動は吉とでるか・・・
良く食べていたのは塩らーめん650円。味噌より100円安いからだ
ん? 日本酒(冷)350円・・・ぴったり1000円じゃないか
当時は650円のラーメンでも敷居が高かった。ランチに1000円も使ったり、ラーメンに冷酒をつけたりするなど、ありえなかった。
だが今ならやる。10数年経つとこうなる。
どこの店も休みだし1000円使ったし、もうおしまいでいいかな(編集部注:ダメです)
これこれ、このチャーシューだよ(後述の理由で食べているのは味噌らーめん)
一点張は、たまプラーザが高級住宅地として開発が進む1986(昭和61)年にオープン。國學院大學サッカー部でコーチもしていた先代社長(故人)が、キャンパスを訪ねたついでに土地を見つけ、支店を出したのだという(本店は東京都港区赤坂)。
なんと、母校ともつながりがあったとは。
お話を聞かせてくれた伊礼(いれい)さんと
1986(昭和61)年ごろのたまプラーザ駅前通り(提供:横浜市史資料室所蔵広報課)
実は、「味噌は材料からこだわったものを数種類ブレンドさせている」と伺い、100円を惜しみ学生時代も食べていなかったことを悔やんでいたら、サービスで注文していた塩らーめんを味噌らーめん(750円)に替えてくれた!
ありがとうございます! あとこれ、はまれぽステッカーです
レジ前に貼っていただきました