保土ヶ谷区へ

南区にいくつか測り残した坂はあるが、ルートを考え、われわれ一度南区を離れて保土ヶ谷区に移動することにした。保土ヶ谷区。その名の由来には諸説あり、「谷」はただの転訛の結果だとする説もあるが、起伏に富んだ地形をもつ地域である。やはり「谷」がつくだけのことはある。


保土ヶ谷区狩場町475付近 『東伸坂』…8°(14％)
　

ダイナミックに蛇行する長距離坂。カーブのインコースは最大12°あった

保土ヶ谷区霞台54付近「桜台小学校下の坂」…12°(21.2％)
　

車を降りる前に12°くらいと思ったら12°だった。

保土ヶ谷区桜ヶ丘～神戸町付近 『ビール坂』…11°(19.4％)
　

桜ヶ丘から下っていくと神戸町に出る
　

坂を下ったところにかつて東京麦酒の本社工場があったのが坂の由来

保土ヶ谷区星川２丁目 「法性寺横の坂」…11°(19.4％)
　

見晴らしのいい坂。もう11°くらいでは驚かなくなってしまった

保土ヶ谷区星川1丁目 「小型車限定の坂」…16°(28.7％)
（通行できる車種は限定される、疑惑のタイ記録）
　

この傾斜。またもやタイ記録の坂が現れた。しかし…
　

このような看板が。とはいえ坂の上の家には駐車場がある

　
そこで記者は車を降り、徒歩でこの急坂の先へ進んでみることにした。

坂は細く長く蛇行しながらかなり上まで続いており、自動車がまったく通り抜けられないわけではなさそうだ。しかし、この直角に近いカーブを通行できるのは軽自動車に限定されるだろう。(それもかなりの運転テクニックが要求される為、チャレンジはオススメしない)
　

我々の車(日産WINGROAD)はタイヤが浮いて空転してしまい、曲がれなかった
　

坂の上にはこのような看板も。カーナビに騙される人は少なくないようだ