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知る人ぞ知る隠れ家的パン屋。泉区の「ぶどうの樹」はいつオープンしている? 

ココがキニナル!

いずみ区役所の近くに「ぶどうの樹」というパン屋さんがあるのですが、いつも閉まっているみたい、営業しているのかな?(ごまちゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「ぶどうの樹」の営業時間は平日午前11時~午後4時まで。時間を延長してという要望もあるが、種々の事情により、将来の課題となっている

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ライター:松崎 辰彦

際立つ清潔感。そして明るさ


 
自分たちの活動の場、そして働く場を求めて設立されたという「ぶどうの樹」だが、なぜパン屋さんだったのだろう。

「以前は手芸品を作り販売していたのですが、こうしたものはなかなか売れないのが現実です。お菓子も作っていましたが、毎日たくさんは売れず、“クッキーだけでは勝負できない”ということも感じました。やはり、毎日食べる主食を売るべきだと考え、種類も豊富なパンを作ることにしました」と菅原さん。

 

 

さまざまなパンがある
 

パンの種類も互いに話し合い、工夫して新商品を開発しているという。「会議というほどではありませんが、『もう時季じゃないよね』などと話し合いつつ、パンの入れ替えをしています」

お店に入って感じるのは、ハッとするような清潔感と明るさ。そして木の香りが漂ってきそうな暖かさである。素朴で心休まる空間に、多くのパンがおいしそうに並べられている。
 
「売れ筋はサンドイッチですね。それからオニオンブレッド、アップルパイなどもよく売れています」

 

サンドイッチ(300円)。取材時はもう売り切れていた
 

売れ筋のオニオンブレッド
 

厨房ではコックコートを着たメンバーが忙しくパンを作っている。それぞれが分担する仕事を行い、せまい空間があわただしくも活気だっている。お忙しい中、メンバーの二人にお話を伺った。
 
お一人は辻里恵さん。すでに5年ほど「ぶどうの樹」でパンを製造している。仕事はパンのトッピングの野菜を切ったり、パン生地の成形をしたり、仕上げをしたりとのこと。仕事に関して、「最初は辛かったけれど、いまは楽しい」という。将来の夢は田舎に同じようなパン屋さんをオープンすることだという。

 

それぞれが役割を持って働いている
 

もう一人、横川美貴さんの仕事はコロッケなどの具材をサンドイッチに詰めること。仕事に関しては、やはり「初めは大変だったけど、だんだんおもしろくなった」と述べる。彼女の夢は、声優になること。アニメが好きで自分もああいう声が出せたらいいなと思っている。声優になるための学校もあるが、東京だし、お金もかかるから、といろいろ考えている最中のようである。
 
 
 

おつきあいではない おいしいから買う



パンのほかにも自分たちで作った栞(しおり)やポストカードなども販売している。

 

 

 

栞やポストカードも作っている 
 

お客の半分は常連さんである。よく言われるのは「なんでこんなにおいしいの?」という嬉しい感想。パンの製造にはとにかく安全面、衛生面に注意して多くの人から受け入れられるものを作っている。

「お客様から『障がいのある人が作っているからつきあいで買うのではなくて、おいしいから買うんです』といっていただけるのがうれしいですね」と菅原さん。

 

おいしいから、パンが売れる
 

この言葉通り、「ぶどうの樹」のパンにはしっとりとしたおいしさが感じられる。メニューも豊富で、長く通い続けても飽きない楽しさがある。多くの人から愛されている「ぶどうの樹」。泉区の知る人ぞ知るパン屋として、静かな輝きを放っている。
 
最後に、営業時間について伺ったところ、
「もっとオープンしている時間を長くしてほしい、と以前から言われるんです。でも現在の職員の体制では、7時半から準備しても、翌日の準備などを行うと、どうしても朝は11時の開店にならざるを得ないんです。そして、メンバーも閉店後におうちに帰らないといけないので、あまり遅くまでお店を開けていることができません。パン屋さんであると同時に福祉施設でもあることを、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」と菅原さんは説明してくれた。

 
 
取材を終えて

記者の自宅からも近いので、これまで何度も通い、パンを買い、喫茶も利用した「ぶどうの樹」。今回の投稿者のように、前から休日が多いことがキニナっていた。

明るく清潔な雰囲気で、温かみのある店内は一歩入るだけで緊張が解ける。今後もせわしい日常の中のほっと息をつける隠れ家的な存在として、おいしいパンや紅茶を出し続けてほしい。

 

 

 
─終わり─
  
ぶどうの樹
住所/横浜市泉区和泉町4604-5
電話/045-801-1090
営業時間/11:00~16:00(水曜は13:00までの場合あり)
定休日/土日祝
 

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  • ぶどうの樹4号店のオープンが楽しみです

  • この前、金沢文庫の養護学校の文化祭でクッキーとパンを食べたら超美味しかったヨ~みんな頑張ってくださいね♪

  • 泉区はこのパン屋さん以外にも就労支援事業B型事業が、たくさんあり、うどん屋さんなども障害のあるかたが、やっています。何だか他の地区に比べ、福祉のサービス事業が多く感じ、その理由が、知りたいなと思いました。

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