「信栄食堂」のカレーライス

続いては、相鉄線和田町駅から歩いて5分ほど、昔ながらの食堂でいただく「老舗の直球、王道系カレー」。
「ガチカレー！2014」エントリーNo.28「信栄食堂」さん。
　

では

いつかの時代にタイムスリップしたかのような趣ある店内。テレビでは野球中継。それを観ながら一杯やってるおじさん方。いい風景です。
それでは、「信栄食堂」のエントリーカレーはこちら。
　

カレーライス（750円）

牛肉とタマネギ、少しニンジンが入ったカレーライス。まったくこだわりはないが、「美味しいもの」として50年以上変わらず作られてきたカレーライス。食堂ならではという、驚きの付け合せがこちら。
　

これが全部ついて750円

肉じゃが・おひたし・冷奴・酢の物・刺身・お新香に味噌汁。カレーについてくる。
　

いただきます

カレー。甘口のやさしい味わい。とろりとしたいつかの懐かしい味わい。スパイスうんぬん、香味野菜うんぬん、煮込みうんぬんではなく、シンプルでまろやかな、食べやすく親しみのあるカレー。気負いもてらいも無いが、ちょっと心に響く、そんなカレー。
好きな人には、たまらない味だと思います。
　

お冷や

氷なしでキンキンに冷えている、通常サイズの大きさのお冷や。水差しに氷が入っていてキンキンの水だけがグラスに入る、飲みやすくてたくさん飲めるお冷や。甘口のカレーなのでそこまで出番はなかったが、後半ぬるくなることもなかった。
　

お店の方とお話

創業60年。創業から6年間の居酒屋時代を除いて、食堂としては54年。地元の方々に愛され続ける食堂の暖簾を守り続ける。店主の田口さんは「まぁ、カレーにしても、こだわりは本当に・・・なくてね （笑） 。お客さんの味のリクエストは試してみるし、特別何かやってることもないし、大した味でもないと思うけどね （笑） 。みんなが家みたいにくつろいで普通に食べてくれるのが一番いいと思ってますから」と話してくれた。

そんな信栄食堂の、カレー以外のおすすめメニューはこちら。
　

さばの味噌煮定食（800円）
　

もつ煮込み（450円）

味噌はほんのりと赤と白を合わせた味噌を使い、ごはんに合う濃いめ甘めの味つけのさば。美味いです。ごはんがぐいぐいすすみます。
具はもつとネギのみ。あっさりしたダシと、とことんやわらかく煮込まれたもつは、一杯やるにも、ごはんのおかずにも最適な味わい。

人によりけりだが、じーんとした気持ちになったり、儚い気持ちにもなったりしそうな懐を感じさせてくれた信栄食堂のカレーライス。またいつか、食べたい味でした。
　

ごちそうさまでした