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横浜市と相鉄が協働で進める南万騎が原駅前の再開発とは?

ココがキニナル!

9月11日に相鉄ローゼンもリニューアルオープンした相鉄線南万騎が原駅周辺の再開発は今度どうなっていくの?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市と相鉄が協働で、子育て世代や高齢者が安心して住み続けられる「次世代の郊外住宅地のモデルとなるまちづくり」を進める

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ライター:はまれぽ編集部

住民の声を生かした開発



南万騎が原駅周辺再整備のもう一方のパートナーである相鉄の考えるまちづくりとは、どういうものか。

相鉄ホールディングス経営戦略室ブランド戦略担当の浅岡淳太(あさおか・じゅんた)課長、相鉄アーバンクリエイツ開発事業部沿線まちづくり担当の小峰勲(こみね・いさお)課長、相鉄不動産開発計画部開発企画センターの小寺克征(こでら・かつゆき)課長に、それぞれの立場から聞いた。
 


(右から)浅岡課長、小峰課長、小寺課長
 

相鉄側も「住み替え循環」をメインに、市と協働で駅周辺だけでなく、エリア全体の活性化を目指すという方針に変わりはない。

このため、相鉄では旭区南万騎が原と柏町を対象地区とし、そのエリア内の中古住宅などのストックの有効利用促進を図る「みなまきみらいPRPJECT」を立ち上げ。実際に対象地区の住民約4000人から取ったアンケートの結果も参考にしつつ、問題解決に取り組む。
 


住民の声を反映した街づくりを目指す
 

アンケートでは「将来も住み続けたい」「街の環境・条件が整えば住み続けたい」という声が全体の80%を超えたが、整備の条件として「買い物の利便性」「老後を快適に過ごす環境」「医療・福祉の充実」「鉄道の利便性(都心への直通運転など)」といった声が多数上がった。

「南万騎が原駅周辺に必要なサービス」という項目については「レストランなど食事に関する施設」を筆頭に「日常的な買い物施設」「医療・高齢者施設」などの意見があった。
 


JRや東急の直通運転も期待されている
 

これについて、小峰課長は「実際に住んでいる人の声を生かし、生活をする上で必要なものを整え、駅だけでなくエリアとしての魅力を高めていきたい」としている。

また、アンケートでは「人と建物2つの高齢化」という課題が浮き彫りとなった。

前述のように、南万騎が原駅周辺の人口における65歳以上の割合を示す高齢化率は30%超。加えて、築20年以上の建物が全体の過半数を占めていることが分かった。
 


人と建物「2つの高齢化」が進む対象地区(「みなまきみらいPRPJECT」より)
 

この課題に対して小寺課長は「南万騎が原は戸建てが非常に多い地区。そこに賃貸や高齢者向けといった住いの選択肢を多様化させることで、さまざまな世代の人が住み始めるきっかけにしてもらいたい」と話す。

さらに「街も年を取る。若い人が来ないと、街としてのバランスが崩れる。どういう形が理想なのか、市と詰めていきたい」と付け加えた。
 


相鉄がイメージする「住み替え循環」(「Vision100」より)
 

「Vision100」では南万騎が原駅周の隣駅である二俣川駅の再開発も進めるが、浅岡課長は「二俣川は大きな駅だが、すべての駅を『ミニ・二俣川』にしようということではない。南万騎が原には南万騎が原の特色があっていい。互いの駅の利便性を共有し、沿線全体でまちづくりを進めていきたい」とした。



住民はどう思う?



南万騎が原駅周辺リノベーションプロジェクトの商業施設第1期整備として、2015(平成27)年9月11日(金)に既存のスーパーマーケット「そうてつローゼン南まきが原店」がリニューアルオープンした。
 


リニューアルオープンした「そうてつローゼン南まきが原店」
 

地域の住民は再開発についてどう思っているのかを聞いた。

60代の女性2人は「今から街ができる途中。楽しみだし、期待している」と言う。
しかし「今まで使っていた和菓子屋さんや花屋さんなど、残ってほしかったお店がなくなった。どこにでもある店ではなく、『(なくなった和菓子屋さんのように)ここがあるから南万騎が原に来る』という魅力あるお店やまちづくりをしてほしい」と口をそろえた。
 


「魅力ある南万騎が原に」という女性2人
 

この2人の女性もだが、複数の人が「日常生活に必要な店舗がほしい」といい、具体的には「銀行」と「書店」という大勢を占めた。

2歳の子を持つ20代の女性はベビーカーで買い物に来ていたが「広場のスロープが急で、大回りしなければいけないのが大変。私たちの世代ならいいけど、高齢者や足が不自由な人にとっては手すりもないし、歩きにくいと思う」と話していた。
 


バリアフリーの対応にも期待がかかる
 



取材を終えて



少子高齢化は全国共通の課題だ。

両者の取り組む「住み替えの循環」が機能すれば、南万騎が原エリアはもちろん、横浜、ひいては全国的な地域活性のあり方のモデルとなり得るのではないだろうか。

そのためにも、横浜市と相鉄の課題は大きい。今後、南万騎が原駅が周辺エリアどのようになっていくのかも含め、詳細を伝えていきたいと思う。


―終わり―
 

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  • そういや小学生の頃、社会科学習で緑園都市に地層を見に行ったなあ。あそこ昔、貝塚があったんですよ。埋め立ててしまうなんてもったいない。横浜は自然がどんどん無くなってるから、もっと残すべき。

  • 相鉄の印象と聞かれた場合、何と言っていいのか苦慮する。東急は都会的・五島慶太、京急は品川・羽田空港・三浦半島、小田急は新宿・江の島・小田原・箱根など、インパクトがあり名所が浮かぶが、相鉄にはそれらが全くない。海や山といった風光明媚がない。中途半端なだけ。相鉄の相は相模なのに、相模(県央以西)の印象もない。沿線の開発を進めているが、同業他社の後を追いかけているだけじゃないのか。南万騎が原駅の周辺の開発は、隣の二俣川駅や緑園都市駅等と、どうやって差別化していくのか。「子育て世代や高齢者が安心して住み続けられるまちづくり」は、他の地域にだって必要ではないか。南万騎が原の場合は、開発ありきの考えではなく、今の静かな住宅地の景観を守り、駅舎の建て替えだけでいいのではないか。その上でところどころバリアフリー化にしていくのが、本当の開発ではないのか。

  • 相鉄は相鉄で独自のブランドを作って行けばよいと思います。横浜と海老名を結ぶ神奈川ローカルの電車、それが相鉄。東急やJRと肩を並べようなんて相鉄の方々も周辺住民も思っていないと思いますよ。地理的な問題(海がない、など)はいかんともし難いですが、横浜ローカルな感じが好きな方も少なくないと思います。個人的にはこれからも相鉄を応援してきます!

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