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鎌倉の紅葉スポットを探し歩く旅。大仏が行く秋の山歩き!

ココがキニナル!

これからの季節、紅葉が目の保養になりますね。一風変わった県内の紅葉のビューポイントの特集をお願いいたします。(Ryo.ACさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

鎌倉の紅葉の見頃は12月上旬。大仏の散歩では小さな秋しか見つけることができなかったが、まもなく鎌倉の木々は赤や黄に鮮やかに色づく模様

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ライター:永田 ミナミ

分け入っても分け入ってもほぼ青い山


 
しばらく歩くとところどころ赤や黄に色づいている木もあるが、歩いていく風景は秋を感じるにはまだ早い。
 


あ、あそこに赤くなってる木があるよ、と見つけては報告し合うまだ宝探し期の紅葉
 

「おお、ここだよここ」とたどり着いた十王岩。建長寺から来ればすぐである
 

十王岩の横から見降ろすと若宮大路の先に広がる海に雲間から差す光が神秘的
 

ズームアップすれば青い山に白い光が降る中に赤い木が1本。これはこれで乙である
 

さて、しばらく進むと覚園寺道への分岐を示す石標
 

GWはこの道をいま来た建長寺方面へと歩いたのだが「朱垂木(しゅだるき)やぐら」をどうしても自分の目で見たくなり、後日あらためてここから人気のない草木生い茂る細道を進んでいった。

そして「朱垂木やぐら」を見つけて興奮しながらシャッターを切ったのだが、そのあと覚園寺(かくおんじ)へ向けて歩いていると茂みにヘビの気配を感じ、恐 怖心を募らせながら早く降りるべくずんずん歩いていくと、足もとの細道をずるずると横切るマムシを踏みそうになったのだった。
 


マムシが横切ったのは写真中央あたり。しばらく考えて横の丸太を三角跳びして走った
 

あの初夏の日を思い出した大仏は「新緑は気持ちよかったけどあのときは震えたなあ。それにしても自分からあんな大きな悲鳴が出るとは思わなかったよ」と過去を振り返った。

ちなみにどこで道を間違えたのか、大仏が山を出たところにあったのは建長寺の回春院(かいしゅんいん)だった。

人が多く歩くハイキングコースに出てくることはほとんどないだろうが、マムシは10月に子蛇を生み10~11月に冬眠に入るそうなので、しっかり寒くなるまでは茂みや岩陰に潜んでいる可能性はあるようなので、念のためご注意を。
  

 

天園まで歩く


 


閑話休題。法王窟の上に坐す弘法大師に挨拶をして大仏は歩きだした
 

ここはロープを頼りに降りるちょっとした崖
 

この半年あまりの間に新しいロープに張り替えられていた
 

そしてまた歩きだせば色づく葉もある
 

なんて言っていたら半僧坊を出て0.7kmと示す道標を発見。天園までは1.5km
 

瑞泉寺までは3.2kmとあるから、建長寺(半僧坊)~天園が2.2km、天園~瑞泉寺が1.7km、全行程で4kmほどのちょうどいい距離である。
 


GWは歩きすぎたかな、と見上げれば小さな秋
 

少し歩けば黄色い道。探せば秋はそこかしこに少しずつ見つけることができる
 

「あ、ここにも秋」と点在する紅葉をめいっぱい楽しむ大仏
 

ふと見ればあざみの花が揺れていた散る葉もあれば咲く花もあり 大仏
 

などと言っていると天園まであと0.8km。先ほどの道標からここまでは約20分
 

そこから10分ほど歩くと見晴らしのいい高台に出る
 

海抜159.2メートル。鎌倉市最高地点の大平山登頂である
 

秋の大平山は高く伸びた薄(すすき)が揺れていて、初夏とはちがった風趣を添えていた。
 


GWは新緑が色鮮やかに岩肌を飾っていると思っていたが
  

その正体は薄で、秋には人が隠れる高さのふっさふさの穂が岩肌を覆うのであった
 

そしてこの山頂付近の平場は絶好のお弁当スポットでなかなかのにぎわい
 

薄の向こうに見える海も神々しい光で金色に輝き、曇りには曇りのよさがある
 

さて、広場を抜けると道標から「天園」の文字が消えるのは
 

そこから5分も歩けば天園に到着するからである。やあひさしぶりだなあ