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お茶づけで有名な永谷園にも入っている? 横浜の「美濃屋あられ製造本舗」のつくるあられの味は?

ココがキニナル!

取引先に永谷園と記載されているが、永谷園のお茶漬けに入っているあられは美濃屋のあられ?/都筑区にある「美濃屋あられ」は"のれん分け"した会社という噂ですが、こちらもキニナル(羽後人さん/スさん)

はまれぽ調査結果!

「美濃屋あられ製造本舗」は1929年「小森商店」として創業。1979年から永谷園と取引を開始し、30年以上、同店のあられを卸している。

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ライター:大和田 敏子

あられのお味は? 横浜シリーズもある!?



こちらの直売所では、あられを自由に試食して選ぶことができる。
 


試食用のあられ。どれにしようか迷ってしまう
 

「横濱ビア柿」・・・これキニナル!

 
4代目、小森さんは、横浜をアピールできる商品開発に力を入れてきた。 
「横濱ビア柿」は、最初に作った横浜シリーズの商品で「ビール発祥の地、横浜」というストーリーでビールに合うおかきを作ったという。もともと看板商品である「柿の種」に変化をつけてみようという思いもあったそうだ。
 


横浜ビア柿がこれ! 普通の柿の種より色が濃い

 
芳ばしくしっかりしたしょうゆの味に、コクと辛さが加わった深い味。・・・これ絶対、ビールに合う!
 


このシリーズには、「横濱オリビア」「横濱の塩ダレ」もある
 

横濱オリビア!

 
オリーブオイルを使った、ビールに合うあられということで「オリビア」。なかなか素敵なネーミング! スパイシーな味付けがくせになりそうなおいしさだ。
 


こちらは「横濱の塩ダレ」

 
塩味ではなく、甘みや旨みが感じられる味。確かに、塩ダレという感じがする。
う~ん、ビールが飲みたくなってきた!
特にこれらの商品は、ビールファンに多く知ってほしいと、横浜でのビールイベントなどに積極的に参加しているそうだ。
 


「横浜ナポリタン」これもすごくキニナル!

 
こちらは、横浜発祥と言われるナポリタンを再現したあられ。横浜ナポリタン学会の認定商品だ。実は、小森さんも横浜ナポリタン学会の会員だそう。
味付けには、日本で初めて作られたケチャップ「清水屋ケチャップ」の復刻版を使っている。
 


清水屋ケチャップ
 

横浜ナポリタン!

 
ケチャップの味にほんのりベーコンのような風味があっておいしい。・・・ナポリタンの味かも。
 


「横浜胡麻油おかき」ここにも、横浜へのこだわりがある
 

味付けに使用しているのは、横浜の老舗、岩井の胡麻油
 

「横浜胡麻油おかき」は個包装

 
胡麻油の香りが強く、すごく芳ばしい味だ。おかきはもともと、油で揚げるお菓子ではない。これも胡麻油で揚げているのではなく、上からかけているので香りが残るのだそう。
 


「横浜胡麻担担」にも岩井の胡麻油を使用している

 
横浜シリーズについて、小森さんは「横浜の人たちがもっと横浜を好きになってくれて、横浜以外の人たちには、もっと横浜を知るきっかけになるような商品にしたいと考えました」と話す。
横浜にあるバーなどでは、お通しやおつまみのメニューにしているところもあるそうだ。
 


横浜シリーズの詰め合わせも発売中。お土産に喜ばれそう

 
キニナルあられは、まだまだたくさんあった。
 


「グリーンカレー」「マッサマンカレー」などカレー味が何種類も!?

 
これらはイベントの際に作った限定商品だそう。

「ワサビ、カレー、からしマヨなど、味にバリエーションをつけることは先代からやっていたので、さまざまな味にチャレンジすることに抵抗がなかったのかも知れませんね」
と小森さん。

横浜シリーズ以外も、少し試食させていただく。
 


「わさび」と「鬼カレー」

 
「わさび」は、すごくワサビが効いているので苦手な人はちょっと食べられないかも。・・・日本酒に合いそう!
「鬼カレー」は和風カレーのような味。「鬼」はごつごつしたあられの形をそう呼ぶのだそうで「鬼のように辛いカレー」ということではなかった。

「ベースのお醤油が、とてもおいしく柱になっているので、プラスアルファの味でどうやって楽しんでもらえるかと考えながら、今後もさまざまな商品を作っていけると思います」と小森さんは商品開発に意欲的だ。
 


「横浜は大都市田舎」と小森さん。生まれも育ちも横浜だ!

 
「横浜には、みなとみらいエリアなど都会的なところもあるけれど、野山もすぐ近くにある。人と人ともつながりが温かく田舎気質もあると思います」と語る小森さん。横浜を愛する気持ちがあふれている。それを体現するように、横浜産のコマツナ、シイタケのあられもあるそうだ。
 


中区山下町のラーメン店とのコラボ商品も。実は小森さんが行きつけの店

 
「今後も横浜を切り口にさらに工夫して、歴史的なストーリーだけでなく、横浜のおいしいものや、店なども紹介できればと思っています」と小森さんは話す。
今後、トンカツ屋さんとのコラボも予定している。また、ほかにもコラボしてみたい飲食店があれば、連絡を受け付けているそう。新しい味が誕生するのが楽しみだ!

ところで、最初に書いた通り、ここは工場直売所でもある。
 


月の前半は割引価格で商品を買える。赤い旗が目印!

 
お客さんにも、少し話を伺った。
「80代の知人がここのあられが大好きなので、なくなるといつも買いに来ます。私もビールを飲むので、つまみに買いますね。友だちもおいしいと喜んでくれます」と近所にお住いの女性客が話してくれた。大売出しの旗が立っている時に立ち寄ることが多いとか。
 


カゴからあふれそうなほど買っている男性客の姿もあった

 
直売所に来店するのは、近所の方が多いそうだが、中には遠方から車やバスで来る方もいるそうだ。大袋のものでも、小分けにできるように包装されている商品が多いので、お友だち同士で何種類も買って分けるお客さんもいるとか。

現在、約40種類の商品がある、美濃屋あられ製造本舗。今後もさらに、話題性があっておいしい商品が加わってきそうだ。



取材を終えて



今回の取材では、良い意味で「あられ」のイメージを覆され、その奥深さと可能性を感じた。特に、横浜シリーズのあられは、ネーミングやパッケージを見るだけでわくわくし、インパクトのある味で楽しませてくれた。

横浜愛あふれる「美濃屋あられ製造本舗」が、さらに横浜をアピールできる、おいしい商品を開発、販売してくれることを楽しみにしている。


―終わり―
 

取材協力
株式会社 美濃屋あられ製造本舗
住所/横浜市中区小港町1-6
電話/045-621-4488
 

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  • 立野小に在学していた時に工場見学させてもらいました。今でも時々食べますが、これだけ品揃えが増えるとは思いませんでした。

  • 中区の美濃屋あられと都筑区の美濃屋あられの柿の種を食べ比べました。中区はしょう油が強く味が濃いめ、都筑区はきつね色のよくあるタイプです。ラインナップも中区はバラエティ、都筑区は素朴な品揃えです。

  • いや、こんなに近くにあるとは知らなかった。直売所ってなんだかワクワクする。

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