新高島の本格中華「唐苑酒楼（とうえんしゅろう）」のうなぎ炒飯

　
次におすすめのうなぎメニューは中華！　こちらもうなぎとの組み合わせは意外・・・という印象だ。さっそくメニューがあるという「唐苑酒楼」を訪ねてみた。

　

みなとみらい線新高島駅から徒歩2分の好立地

　
近くにはオフィスも多く、社員食堂感覚でランチに使っている人も多いという。オープンしたのは2011（平成23）年ごろで、四川や広東料理を中心に提供している。
　

個室も完備した広い店内

　
席数が160～200席ある広々とした店内。個室もあり、家族連れや宴会でも利用しやすい印象だ。テークアウトもおこなっており、オフィスにお持ち帰りもできるのがうれしい。メニューも全部180種類以上ある充実ぶりだ。
　

今回お話を聞かせてくれた店長の楊（よう）さんと、料理長の曹（そう）さん

　
以前は日本料理のお店で働いていたという曹さん。そのせいかお店にはほかでは見ることのできない、中華をベースにしたオリジナル料理も多い。「うなぎ入り特製醤油チャーハン」はオープンのときからのメニューで、通年だしているものの、やはり夏が特に人気とのことだった。
　

本格中華鍋であっという間に完成！

　
中華とうなぎというと、これまた意外な組み合わせに思い聞いてみると、中国でもうなぎはよく食べるとのこと。ただ日本のように蒲焼きではなく、スープに入れて食べることが多いそうだ。
　

お米のパラパラ感に感動！

　
「うなぎ入り特製醤油チャーハン（1200円）」。中国でも広東では最近はよく見られる創作料理とのこと。うなぎ、インゲン、ライスをいっしょに炒め、たまり醤油で味付けをしたものだ。さっそくいただいてみる。
　

いただきます！

　
醤油ベースということで、うなぎの味を生かしきれないのでは・・・と思ったが、まったくそんなことはない。うなぎのジューシーさがしっかりと口の中で広がり、そこにアクセントとしてインゲンの味がいい感じに加わる。もちろん米も家庭ではなかなかだせない、あのパラっと感を実現。醤油やうなぎの重さもなく、びっくりするくらいサクサク食べ続けられて、あっという間に完食してしまった。

せっかくなので、うなぎ以外にも夏に元気がでる人気メニューを聞いてみた。
　

店で一番人気のメニュー

　
「ソフトシェルクラブのガーリックパン漁師風炒め（1380円）」。こちら揚げ物だが、重さはほぼなく、とにかく軽くどんどん食べられる。カニを揚げたものだが、ガーリックが非常に効いていて夏にパワーをくれそうだ。唐辛子がのっているが辛みはほぼ感じられず、ビールがお供にほしくなる一品なのは間違いない。
　

夏といえば辛いメニュー！

　
続いては「四川風牛バラ肉つゆそば（950円）」。メニューに辛い唐辛子マークが3つもついており、暑いときに辛いものが食べたい！　という欲求にもってこい！　バラ肉もたっぷり入っていてボリュームも満点だ。
　

スープで辛さをチェック

　
実は辛いものが苦手なライター・酒井。恐る恐る一口食べてみると・・・お、おいしい。確かに辛いけど、それ以上にスープにしっかりとコクがあり味がしっかりとしている。“ただ辛い”というだけでなく、これだけ旨味があれば食べやすいのかもしれない。ちなみに麺は細麺であった。
　

最後はデザート

　
夏の食後にひんやりするなら「揚げアイス（バニラ／380円）」。揚げ物なので夏には重いのでは・・・という予想を裏切り、こちらも新感覚な味わい。外はパリパリ、噛むと中から冷た～いアイスが口の中に広がった。

スタミナメニューであるうなぎをはじめ、ガーリック、辛み、アイスと、夏に楽しみたい味がいっぱい。大人数で来店して、色々とシェアするのもいいかもしれなと思った。

取材を終えて

うなぎというと重に入った高いイメージが強く、なかなか手がでない印象だったが、今回のアレンジメニューは値段もお手頃！　ガッツリ食べるほど重くもなく、さっぱりと食べられるものが多かった。暑さにやられて元気がないときはうなぎ・・・今年は例年よりも手軽に食べられる予感がする。
　

―終わり―
　
リトルキャット
住所／横浜市神奈川区鶴屋町3-29−1
電話／045-314-2204
営業時間／ランチ11:30〜14:00、ディナー17:30〜22:00（日曜休。ランチは水・土も休）
定休日／水曜日
HP／littlecatyokohama.com/lp/littlecatlp/

唐苑酒楼
住所／横浜市西区みなとみらい4-4-4
電話／045-228-2818
営業時間／11:30～23:00
定休日／なし