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あざみ野―新百合ヶ丘の地下鉄延伸計画はどうなってるの?

ココがキニナル!

あざみ野から新百合ヶ丘が鉄道で繋がると言う話を昔聞いたことがあるのですが、計画があるのでしょうか?車だと近いのですが、電車ではとても遠回りで不便です。(mamiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

計画は2000年から存在している。川崎、横浜間での折り合いが付かず、着手には到らなかったが、今年になって実現に向けての調査が開始されている。

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ライター:鈴木 啓史

計画の立ち上げ、現状までの流れ

(続き)

主な理由として、川崎市側には市営地下鉄建設のプラン( http://www.city.kawasaki.jp/82/82tetudo/home/ )があり、これより先に横浜の地下鉄を先に市内に引き込む事への難色を示す声が川崎市側に少なくない事が挙げられている。

また、単純に鉄道工事への費用負担の問題も足枷となっているようである。近年地下鉄を1km掘り進める為に必要な費用は150億~300億に上る。簡単に協力できる額ではないだろう。
 


2004年に開通したみなとみらい線には、建設費に3000億円を費やしている
(写真は白楽駅付近を走るみなとみらい線車両)


上記理由からうやむやな形で立ち消えになったかと思われていた話が再度日の目を見た理由は、今年度の運輸政策審議会に於いて同計画の再提案が行われた事による。
これを受け、今年の頭から横浜市が計画の実現性への調査を開始。10年前の話が俄かに現実味を帯び始めた。
今回の計画再検討への動きには、横浜、川崎両市の政治家の尽力に拠る所が大きいと言う事である。

事ここに到るまでの推移等、キニナル事は多い。
そこで地下鉄延伸推進派として10年来問題に取り組む、横浜市会議員横山正人さんにお話を伺ってみることにした。



推進派議員に聞く、計画の実現性
 


自民党 青葉区選出 横山正人議員 
http://www.masato.tv/

今回はインタビューの録画を承諾して頂いたので、以下インタビューを抜き出した記事内容と生の情報とを照らし合わせて御確認願いたい。
(インタビュー映像→ http://www.youtube.com/watch?v=DFp01Fti2Qc

―横山さんが地下鉄延伸に意識的に関わり出したのはいつ頃からなのでしょうか。
「初当選が17年前の1995年。計画が2000年に立ち上がり、そこから今まで具体的な動きに向けて活動を続けています」

―ここまでの10年の間に実現の可能性の推移はあったのでしょうか。
川崎側が自前の地下鉄を計画している事もあり、難色を示し続けていた10年間だったが、去年の暮れ頃から動きがありました。自分は当問題に関わる中で川崎市、主に麻生区の議員との交流を深めていて、その議員から連絡がありました。その後横浜の問題担当者に話を向けてみたが、その時点で感覚的にいけるという確信を得ました」

「確信を得た理由として、近年川崎は『南武線の連続立体化』を計画しています。南武線が鶴見を通っている為に横浜の協力無しに計画の遂行はあり得ません。丁度同等の条件でのギブアンドテイクとして地下鉄延伸への協力を得られる。そういった両市間での合意が実は既に覚書として去年6月に交わされています」
 


市長間で交わされた覚書(クリックで拡大)


「そして今年の頭から両市の予算に地下鉄延伸への調査費が計上されました。当然これは実現の為の調査。正直17年間色々ありましたが今年に入って計画は大きく前進しています」

―今後川崎側に計画に対しての懸念が生じる可能性はないのでしょうか。
「川崎自前の地下鉄に関しては現状トップの市長が否定的である以上、問題としては浮上しないでしょう。覚書もある事から両市の合意は揺るがぬものと考えます」

―当計画の実現による経済効果、影響等の試算は既に出ているのでしょうか。
「今後の調査で何らかの形で視覚化される事になるでしょう。当然人の行き来の増加による影響は大きい。両市の文化面に大きな発展がみられる事が期待されます」

―計画始動後、費用の負担は各市にどの様に割り振られて行くのでしょうか。
「基本は横浜の負担になりますが、やはり川崎側にも協力を願うことになるでしょう。その為の調査が今後行われます。こういった調査結果は実現への都合のいいものになりがちではありますが、そこは気を引き締めてリアルなデータを提出すべきだと考えています」



取材を終えて



川崎市麻生区住民という、当事業で恩恵を受ける第一線である自らの立場からは、計画の必要性等大変に説得力のあるお話であった。

川崎市との関係が只負担を強いる形で無くなった事で、計画の実現が大いに期待されるが、横浜市の財政状況を考えると、数千億円に登るであろう建設費は無駄にはできない。莫大な負担に見合うだけの価値ある事業にしていただきたいものだ。

今後も状況の推移を大いに関心を持って見守って行きたい。


― 終わり ―
 

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コメントする
  • 横浜市内だけでも先行開通させてみては?と思いますが・・・あざみ野~すすき野辺りまでとか。

  • 新百合ヶ丘方面(川崎市麻生区や多摩区)が、田園都市、港北ニュータウン、新横浜、横浜駅、みなとみらいや野毛、関内、伊勢佐木町、上大岡、戸塚、湘南台などとブルーラインで直接結ばれるのは画期的です。川崎北部の持つ地力を一気に開花させるほどの意味があるでしょう。川崎市ももっと積極的に参画することで沿線人口増加が期待できるし長期的に税収増にも繋がる施策でしょう。とかく新宿方面に向かう人・モノが神奈川県を中心に自立循環する一つの施策でもありますね。いっぽうで利用者が急増しているグリーンラインの延伸ももっと積極的に進めてほしい。日吉とJR相鉄直通線の結節がなされる鶴見の既存市街地は人口密集地域であるし、横浜西部の旭区や港南区別所方面を各鉄道拠点と繋ぐことで車・バス依存の転換を図れるし点在する大型医療施設への高齢者の移動手段も確保できるようになります。

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