検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 36年ぶりに完全復活「横浜銀蝿 40th」。オリジナルメンバーで再結成!
  • 神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

通年で需要あるの? イセザキ・モールの「尾張屋林呉服店」に潜入!

ココがキニナル!

伊勢佐木モールにある尾張屋林呉服店さん。呉服店のようですが、店内から祭囃子が賑やかに聴こえており、驚く程のお祭り用品が沢山あります。年間を通じて需要があるんでしょうか。(takedaiwaさん)

はまれぽ調査結果!

1905年開店の「尾張屋林呉服店」は、夏はお祭り用品が売れるが、昔と比べ、今は外国人向けのお土産用やハロウィーンの衣装としての需要がある

  • LINE
  • はてな

ライター:山崎 島

現在のニーズについて



「好きじゃなきゃこの商売はできないねー」と豪快に笑い合う幸廣さんと秀樹さん親子。しかし確実に客足の変化を感じている。

幸廣さんは「やっぱりインターネットが普及しだしてからは、お客さんの様子が変わったね。なんていうか、見に来るだけの人が増えた。言ってしまえばネットだったらいくらでも安い物が手に入るでしょ。だから実物がどんなもんかとか、自分のサイズを知りたくて来る人が多くなった。初めは丁寧に対応していたけど、最近はちょっと困ってるね」と苦笑い。

 

それは困る

 
「ネットだとたしかに安く買えるんだけど、着心地は選べませんよね。例えば袢纏、って言ってもいろいろ作り方があるんです。生地は何にするか、ゆったり着たいのか、細身にみせたいのか、厚みについてとか」

「最近は安ければいい傾向にあるけど、でもうちの本格的な商品を気に入ってくれる人はいて、そういうお客さんとは何回も打合せして納得のいく一枚を作っています。絶対妥協しない、こちらの姿勢からか、うちで一度作らせてもらったお客さんとは、長い関係が続けられますね」と4代目の秀樹さん。

頻繁に着る機会がなくてもこだわりを持って作ってもらう服って、愛着もわくし長持ちする気がする。私そういうの好きだなあ。

 

いろんな色や生地があって、オーダーするのも楽しそう


どう!? 最近の足袋は底がエアー仕様なんだから!

 
また、同店が一番忙しい季節はお祭りがたくさんある夏の時期。イセザキ・モールは「お三の宮」のお祭りや神奈川県神輿保存会が主催するお神輿パレードでもにぎわう。当日の尾張屋林呉服店では、ガッツリ衣装をそろえる人やうっかり足袋を忘れたり、はっちゃけすぎて衣装を破いた人などの駆け込み寺のような存在でもあるんだそう。

 

すっごいにぎわいよう

 


金タイツ、面白くないんじゃなくてイラッ



そうそう、忘れてた! 祭りじゃないけど駆け込みたい、むしろ駆け込まざるを得ない編集部・小島について。

 

はーい


なんか


さあ

 
うーん、こういうのがもともと好きなの? 笑おうとしたけど鼻から息しか出なかった。幸廣さん、この笑えないドンキで買った金タイツ、これに代わる物ってないでしょうか?

 

まずは幸廣さん親子のファッションチェック

 
この時、お二人のプロフェッショナルな仕事ぶりに感服した。まずは冷静にコジコジ(小島のあだ名)の衣装について指摘。幸廣さんいわく「こういうチャックとか生地のたるみとか安っぽいなぁ~」と。

 

予算と用途に応じて候補を挙げてくれる

 
いろいろお二人に助けてもらって、「元の印象をそんなに変えずに、更に目立つような・・・」とお願いしてみる。そして・・・
 


こんな感じはいかがでしょう

 
こちらは金とキラキラの赤の二色作りの着物。生地も程よく薄く、持ち運びも便利で7500円。「前に『マツケンサンバ』が流行った時に誰かが作ったもので、うちに流れてきたんだよね」とのこと。これに簡易帯(2000円)を巻いたら、“NEOな感じ”になれるんじゃないでしょうか。

小島も「これだったら元の金タイツに合わせて着られるし、暖かいんでいい感じです!」と喜んでいたが、購入は「編集長に相談してから」とか弱気な発言もかましてきた。いや、あんたそれ絶対買えよ、自腹でも!

日本の伝統を受け継いでいく「尾張屋林呉服店」。自分たちの生業に誇りとこだわりを持っている、かっこいいお店だった。うちのア〇な小島が大変ご迷惑をおかけしました。



取材を終えて



イセザキ・モールの昔ながらのお店を一店ずつ回って行くと、昔のあの商店街の様子がパズルのように立ち上がってくるのがすごく楽しい。ますますあの通りが好きになりました。

あと、私はコジコジを基本大好きなのですが、あの金タイツだけは許せない、っていうか困惑する。着るんだったら自分で染めたり縫ったりするガッツを見せて欲しい。こだわり持って着こなして。でもそれ言うと凹んでめんどくさいから、だれか言ってあげてください。


―終わり―
 

取材協力


尾張屋林呉服店
住所/横浜市中区伊勢佐木町3-107
電話/045-261-3530
営業時間/10:30~20:30
定休日/なし
http://www.owariya-h.com/
 
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • こちらのお店は、相談にも親身になってくださいます。着物周りで足りないものがあると、まずこちらに伺っていますし、冠婚葬祭の折には本当に良いご対応をしてくださいました。 店頭のワゴンも可愛い風呂敷等が安価で売られていたり。店内のワンちゃんも大人しくて看板犬です。

おすすめ記事

『横浜アト街ック天国』! 伊勢佐木町

横浜駅から20分の場所で非日常を満喫。家族旅行やみなとみらいの観光にオススメな、横浜唯一の料理旅館

  • PR

イセザキ・モールの「からくり時計」が復活するって本当?

目標を持って自ら中学受験へ!オリジナルテキストと徹底した過去問対策で必要な力を効果的に伸ばす

  • PR

【プレイバック】はまれぽライブラリー(2013年11月26日~12月2日)

【スタッフも募集中】「東宝タクシー」の新しい取り組みがすごすぎる!鶴見の名所巡りをしながら聞いてきた

  • PR

【GWれぽ】パシフィコ横浜で開催されているPet博2011ってどんなイベント?

最新鋭ロボットの大活躍で、新鮮・おいしい卵誕生の現場に迫る!港南区「八千代ポートリー」

  • PR

こんな記事も読まれてます

赤レンガ倉庫近くに大量に積まれていた謎の荷台の正体は?

石川町のド派手な建物はなに?

誰も知らない? ちょっとマニアックな横浜中華街グルメ特集(3月1日)

【編集部厳選!】あまり知られてない!? 穴場的なお店をご紹介!

2011年クリスマスイルミネーションの見どころは?

横浜のちょっと変わった博物館特集!【編集部厳選】

70年代後半から80年代に大流行したオリジナルファッション「ハマトラ」を愛した女子たちや当時の様子は?

【プレイバック】はまれぽライブラリー(2013年11月26日~12月2日)

新着記事