【再掲載】Bリーグ1部「横浜ビー・コルセアーズ」の公式チアリーディングチーム「B-ROSE」のオーディションに独占密着!
ココがキニナル!
横浜のプロチームのチアチームの特集をお願いします。ベイスターズ、マリノス、FC、ビーコルのチアスクールもお願いします。(fire_jiさん)
はまれぽ調査結果!
今回はビーコルのチアリーディングチーム「B-ROSE」の新メンバーを紹介。オーディション会場から密着した様子をお届け!
ライター:田中 大輔
目指せ、B-ROSE!
エントリーメンバーは、まずは実技審査に臨む。ウオーミングアップで体をほぐし、徐々に本格的なパフォーマンス審査へと向かっていく。
まずはじっくり準備を進める
参加者のほとんどがダンス経験者のようで、新メンバーを目指す人たちもキビキビとした動きを見せる。それにも増して圧巻だったのは、継続を目指すメンバーたち。
実際にB-ROSEとして活躍してきた経験からか、素人目にも動きの美しさや生き生きとした表情が印象的だった。
やはり一日の長が見える継続希望メンバーたち
実技審査は、当日その場で教わったダンスをチェックするという審査。
もちろん練習するための時間は与えられるが、限られた時間の中でしっかりと振り付けを覚えなければいけない。また、各自が自由にアピールをするパートもあり、ただ言われた通りに踊れればいいというものでもない。
さらには、チアリーダーである以上、試合会場で踊っている意識も求められるそうで、たくさんの観客が見ているという前提でパフォーマンスをしなければならないのだ。
お客さんに囲まれた実際の演技環境を意識することも大切
一口にパフォーマンス審査と言ってしまえば簡単だが、その中にはたくさんの要素が秘められていて、なかなかどうして一筋縄ではいかない。
そんな中でパフォーマンス審査が行われ、それぞれが力を尽くしていった。
短時間で振り付けを覚え、しっかりと披露する参加者たち
パフォーマンス審査の後は、3~5名ずつに分かれての面接。
志望動機などの基本的な項目はもちろん、学校や会社勤めとの両立はできるのか、離れた場所に住んでいるが通えるのか、など現実的な部分に関する鋭い質問も飛んだ。
面接の様子。球団の岡本尚博社長や植田哲也代表も審査員として参加
参加者たち、特に新規メンバーを目指す人たちは緊張気味の面持ちだったが、ハキハキと質問に応え、それぞれのB-ROSEにかける思いのたけを伝えていった。
面接が終わると、彼女たちは一旦、控え室に戻り、審査員たちが最終審査に。
真剣な表情で合格者を絞り込む審査員たち
「彼女をメンバーとして受け入れ、活躍を期待したい」、「彼女の個性が素晴らしい」など、さまざまな意見が飛び交い、5人の審査員は最終的に合格者を絞り込んでいった。
新メンバーに直撃!
いよいよ訪れた結果発表の時。合格者のエントリーナンバーのみが読み上げられていく形で合否が伝えられる。
結果から言うと、継続を希望していた昨季からのメンバーは全員が合格。それに加え、新たに2人のメンバーがB-ROSEに加わることになった。
まずは新メンバーに選ばれた2人を紹介しよう。
見事、新メンバーに選出された2人。おめでとう!
1人目は、横浜生まれ横浜育ちのハマっ子だというNanaさん(左)。
バスケットボールの経験者でもあるそうだ
「緊張しましたが、自分なりに表現できたと思います」とオーディションを振り返ったNanaさんは、10年を超えるクラシックバレエと、高校生時代ヒップホップダンスに取り組んだ経験があるそうだ。
実技審査では、長いダンス経験を存分に発揮した
オーディション直後でまだ緊張している様子だったが、「まだまだ先輩たちに付いていけない部分もあると思いますが、たくさん練習をして、B-ROSEの顔になれるように頑張りたいです」と意気込みを話してくれた。
もう一人の新メンバーとなったのはYou-yuさん。幼いころからクラシックバレエを習い、ダンスの学校に通ってヒップホップやジャズなど、さまざまなダンスを経験してきたそうだ。
ダンス関係の仕事をしながら、オーディションに挑んだ
「とても緊張して、(オーディションでの)実技は40%くらいの出来でした」と控えめだったが、「でも、100%楽しめました」と笑顔。
他県出身だが、神奈川に憧れがあったそうだ
合格発表の瞬間は、「本当に私かな、って。もう嬉しくて、その瞬間の記憶がないです」と言う彼女は、元気がアピールポイントと話し、「ダンスでは足を上げるのが得意なので、そこを見てほしいです」と語ってくれた。
また、昨季に引き続いてメンバーとなった9人の中から、代表してMakiさんとSayakaさんにも話を聞いた。MakiさんはB-ROSE創設時からのメンバー。それでも合格発表には「とりあえず、安心したの一言です」と話す。
今回が7度目のオーディションとなったMakiさん
Sayakaさんも「私もホッとしています」とのことで、やはり継続メンバーと言えども緊張していた様子。
意気込みを聞くと「昨年よりもさらにパワーアップしたB-ROSEをお見せしたい」とのことで、「ブースター(=ファン)さんに、もっとビーコルを応援したいと思ってもらえるようなパフォーマンスがしたい」と話してくれた。
楽しんで踊ることができたと話したSayakaさん
Makiさんは「昨シーズンは長かった」と苦笑し、「今年はいい意味で長いシーズンを過ごせればいいなと思います」と意気込んでいた。
取材を終えて
今回は11名のメンバーが決定となったが、B-ROSEプロデューサーの植村さんは、「もう少しメンバーを増やしたいので、追加オーディションをやりたいと思います」とのこと。その結果を受けて、8月中くらいを目処に最終的な新生B-ROSEを固めたい意向のようだ。
というわけで、現時点では最終決定ではなく、ひとまず11人が決定といった段階だ。
2年目の航海に向けて、船に乗り込んだ11人のB-ROSE
ビーコルの試合観戦に訪れる人のほとんどが、バスケットボールの試合を見にきている。
確かにチアリーダーは主役ではないかもしれないし、いなくても興業は成り立つかもしれない。でも、彼女たちも選手たち同様に、誇りを持ってパフォーマンスをしている。ビー・コルセアーズの中にある、もう一つのプロ集団なのだ。
来たる2017-18シーズンで試合会場に訪れたときには、彼女たちのパフォーマンスにも注目してもらいたい。
―終わり―