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屋根のない2階建てバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」から見た景色は?

ココがキニナル!

京急が三浦半島で2階建ての「KEIKYU OPEN TOP BUS」を運行開始します。是非乗ってきてください/「みさきまぐろきっぷ」が大リニューアル。どう変わる?(黒霧島さん/inemugiさん)

はまれぽ調査結果!

リニューアルで「みさきまぐろきっぷ」が利用できる地域、施設、飲食店数が増加。さらに屋根のない2階建てバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」の運行が始まった

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ライター:やまだ ひさえ

「三浦・三崎おもひで券」の目玉「KEIKYU OPEN TOP BUS」



みさきまぐろきっぷのリニューアルに合わせ「レジャー施設利用券 or お土産券」も「三崎おもひで券」に変更され、利用できる施設が増えた。
 


リニューアルで追加された施設やお店(資料提供:京急)
 

注目したいのはなんと言っても三浦市では初めての試みである「KEIKYU OPEN TOP BUS」の運行だ。
 


記念すべき「KEIKYU OPEN TOP BUS」第1号
 

運行開始の初日、10月5日には京急の原田一之(はらだ・かずゆき)社長ほか関係者、吉田英男(よしだ・ひでお)三浦市長、上地克明(かみじ・かつあき)横須賀市長を列席のもと、三崎口駅で記念式典が行われた。
 


(右から)上地市長、吉田市長、原田社長
 

挨拶では原田社長が「都市近郊型リゾートとして三浦市の活性化の一助になりたいを図りたい」、吉田市長は「三浦市の活性化にむけて京急さんと一緒に取り組んでいきたい」とそれぞれの思いを口にした。

また、今回のリニューアルで荒崎・ソレイユの丘と新たに横須賀市の一部が加利用できるようになった、上地市長は「横須賀の復活につなげたい。わくわく夢をもった地域にしていきたい」と「みさきまぐろきっぷ」への期待を語った。

さらに、今回、京急が力をいれている「KEIKYU OPEN TOP BUS」について道平隆(みちひら・たかし)鉄道本部長から説明があった。
 


道平鉄道本部長
 

「2年以上の準備期間をかけ、三浦市の自然にふさわしいルート作りを行いました」と道平本部長が語るだけあって、随所に京急サイドのこだわりが見える。
 


三崎口駅には専用の案内所を新設
 

漁業が盛んな三浦市をイメージした漁師小屋風の作りになっている。

運行する車両は、はとバスから譲り受けたもの。京急カラーである赤を基調にした鉄道の2100型の仕様にしている。
 


2100型と「けいきゅん」がミックスしたデザイン(提供:京急)
 

内部の作りにも2100型を踏襲している。
 


座席、床ともに2100型と同じデザイン、仕様だ
 

運行時には天井がオープンになった2階席のみ使われ、定員は42名。
 


ナンバープレートも「2100」だ
 

2100型をモデルにしたバスなので、ナンバープレートも合わせて「2100」をわざわざ取得した。

三浦市内の名所や風光明媚な場所をノンストップで巡るKEIKYU OPEN TOP BUSには、地元を熟知しているバスガイドが同乗。ガイドは4人。(写真左から)飯島(いいじま)さん、原田(はらだ)さん、稲森(いなもり)さん、今井(いまい)さんだ。
 


運行開始にあたり採用された
 

4人とも20年ほど前に京急の観光バスで実際にガイドを行っていたベテランぞろい。運行の1ヶ月前から研修を開始。案内する場所に足を運び、実際に目にした生きた案内を心掛けている。
 


KEIKYU OPEN TOP BUSのルート。運行は1日3便
 

「三浦市の港のイメージに、三浦名産の野菜を感じてもらえる畑の中のコースを設定した」と道平本部長だが、数あるルート候補の中から、運行にあたる京浜急行バス株式会社の営業部の判断で一部の候補を却下するなど、ルート決定までには紆余曲折があったようだ。

その却下したルートというのが、それが三浦海岸駅を出発、海岸線を走り、金田(かねだ)、剱崎(つるぎざき)、江奈(えな)湾を抜け、毘沙門(びしゃもん)を通り、岩堂山(いわどうやま)に至る、本当に三浦市を1周するコースだ。
 


幻となったコースでは三浦海岸駅を出発し、海沿いの道を走り
 

景勝地として知られる江奈湾を抜ける
 

問題はこの先の毘沙門にある。

三浦海岸から毘沙門を通り、三崎港に至るルートは実際に路線バスが走っているコースなのだが、道幅が狭く、民家が道の際まで迫っているため、剱崎より先に行く路線バスは通常のものより小型のバスを使っている。
 


地図上でも道が細いのが分かる
 

毘沙門を通る路線バス
 

一般的に走行している路線バス
 

通常でも小型のバスを使っているのに、「KEIKYU OPEN TOP BUS」は車高が3.77メートルもある特別仕様のバス。海沿いの美しい景色が続くおススメのルートなので残念だが、地元民の筆者でも断念したのが納得できる決定だ。

記念式典の最後には、運行開始を祝うテープカットが行われた。
 


テープカットで運行開始を祝った
 

テープカットも無事終了。このあと、記念すべき第1便が出発する。