スタジアム周辺の盛り上がり

　
まずはイセザキ・モール周辺で声をかけてみた。
「文明堂」伊勢佐木町四丁目店前で出会ったのは、長年DeNAベイスターズを応援している服部さん。2007（平成19）年の沖縄春季キャンプのキャップを被っていた。デザインも被り心地も最高なのだとか。
そんな服部さんからは、山﨑康晃（やまさき・やすあき）投手にラブレターです。
　

ベイスターズ仕様のお楽しみ袋をお買い上げ！

　
お店の方は、「DeNAベイスターズが敗退した明朝、ベイのユニホームを着た女の子たちが歩いていました。オールしたのかもしれませんね（笑）。ここは横浜スタジアムから近い場所にあるので、来年は商店街全体で、もっと町を挙げて応援していくような盛り上がりを見せていけたら」と話してくれた。
　

お楽しみ袋はなくなり次第終了だそうだ

　
次に関内駅周辺へ移動する。
以前取材させていただいた「がブリチキン。関内店」では、今回のDeNAベイスターズの躍進劇について伺った。
店長は加賀繁（かが・しげる）投手をこよなく愛する生粋のベイスターズファンだ。スタッフが全員ベイスターズファンで、「どうしたらDeNAベイスターズをもっと好きになってもらえるか」を日々模索しながら働いている。
　　

日本シリーズ中、お客さんに人気だった3種のミックス揚げ（990円）

　
こちらのお店ではシーズン中、チキン7つとポテトが入った観戦セット（税込み1000円）を販売していた。ベイスターズファンの口コミで評判が広がり、10～11月は閑散期であるにも関わらず、売り上げの良い時期以上に売り上げが伸びたとのこと。特にテレビのあるお店は人が店内に入りきれないほどで、温かい場所で観戦したいという女性の比率も多かったそうだ。
　
日本シリーズ第1戦目をヤフオクドームで観戦したスタッフのセナちゃんは、ベイスターズを応援する遠征費のためにバイトを掛け持ちしている高校2年生。
そんなセナちゃんから、大好きな関根大気（せきね・たいき）選手にラブレター。
　

「ハマスタでも働いています♪」

　
「YOKOHAMA KARAAGE STADIUM」をバックに、店長の小林宣（こばやし・のぶ）さんは、ヤクルトの強打者バレンティン選手に強い加賀投手に向けて、笑顔でペンを走らせていた。
　

店長自らスタジアムに出向き、外野席でファンにチキンを差し入れたことも

　
「がブリチキン。」のお隣のベースボールカフェ＆バー「Sandlot（サンドロット）」にもお話を伺った。

今月の11月15日で一周年を迎えるSandlotは、球団関係なく野球ファンに集まってほしいとの想いが根底にある。どれくらい人が集まったのか聞いてみると、「もう一試合くらいやってほしいほどです（笑）」と話してくれた。
そんな田中オーナーから、ベイ戦士へラブレター。
　

店内の壁には山崎投手のサインもあった

　
最後は、吉田町にある「愛嬌酒場えにし」で、店長の貴司（たかし）さんはじめ、訪れていたお客さん4人からラブレターを書いていただいた。
　

ラミレス監督そっくりな似顔絵も披露してくれた

　
筒香選手のファンだという健佑（けんすけ）さんは、父親と11月4日のパブリックビューイングに参加した。熱くなる父を見られるのは野球観戦の場以外あまりないそうだ。来年からはドイツへ就職するとのことで、「20年ぶりの優勝報告をドイツに届けてほしい」と話してくれた。
　
　

　
取材を終えて

　
19年ぶりの「横浜DeNAベイスターズ日本一」を誰もが信じ、最後まで選手たちと共に戦った。本拠地横浜スタジアムで2勝してくれたこと、最後まで諦めない粘り強い試合には心の底から興奮した。

試合後、ラミレス監督は取材陣に対して「私たちにとって素晴らしい一年だった。これは負けではない。得るものが大きい一年だった」と話している。
　

この場所で待っています

　
改めてDeNAベイスターズに伝えたい。
一年間ありがとう。そして、来シーズンを楽しみにしています。
　
　
－終わり－