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相模鉄道の新型車両「20000系」に一足早く乗車体験!

ココがキニナル!

2018(平成30)年2月11日に営業運転開始の相模鉄道・新型車両「20000系」の中身がキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

乗客同士の接触を避けるドア横の仕切り板や、身だしなみを整える鏡を設置。足が不自由な人でも乗り降りしやすいユニバーサルデザインシートも見所。

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ライター:はまれぽ編集部

これからの100年を支えるニューデザイン


 
続いて、ヨコハマネイビーブルーで統一された車体の内部を紹介する。
新たに導入されたデザインを中心に、編集部・ツノオリがユーザー目線で気に入ったポイントにも注目してほしい。
まずは、20000系の目玉となる「ユニバーサルデザインシート」を紹介しよう。
 


一部の優先席で起用されている

 
ユニバーサルデザインシートは、従来の座席よりも座面を9cm高くし、背もたれまでの距離を5cm程度浅くしてある。
 


立ち上がる時に便利な持ち手もある

 
座り心地を重視すると立ち座りに苦労する方もいるので、そういった方が容易に立ち座りできるような浅がけのシートだ。
関根さんは、「足が悪い方などでも、1駅2駅、躊躇(ちゅうちょ)なく座ってもらいたい」と話していた。
 


写真左の従来の座席と比べると、座面の高さが違うのが分かる

 
またユニバーサルデザインシートは、荷物棚をなくし、座席の下に荷物を置けるようになっており、高い所へ荷物を乗せる苦労もない。
 


背の低い人にも嬉しい


荷物が動かないよう、ちょっとした出っ張りもある


荷物を置くスペースを広くとるため、優先席の下には暖房がついておらず、座席自体が暖かくなる仕組みになっているそうだ。
 


写真左がユニバーサルデザインシート下で、写真右は従来の座席下


実際に座ってみたが、


立ち上がりやすいのはユニバーサルデザインシートだった

 
また、従来の優先席と対面になっている箇所もある。
 


写真左が従来の座席。座面の高さの違いが一目瞭然


そして、吊り革の長さは一様ではない

 
ユニバーサルデザインについて関根さんにうかがうと、「20000系は、日立製作所のアルミ製標準型車両『A-train(エー・トレイン)』を基本としています。日立製作所さんがユニバーサルデザインシートを起用しており、今回の新型車両を製造するにあたって提案していただいた経緯があります」と回答してくれた。
 


20000系についての概要を説明してくれた、車両課長の関根さん

 
ほかにも、従来の車両編成には2ヶ所のみだった車いすとベビーカーのスペースを全車両に設置した。
 


車いすとベビーカーのスペース


優先席の向かいに配置


実際にベビーカーが乗っている様子

 
撮影の都合上、すべての車両は撮影できなかったが、車両内には優先席、車いす、ベビーカーの表示があった。
 


スペース探しに困ることはなさそうだ

 
さまざまな方に配慮された車内。
今までは電車に乗ることを躊躇していた方も、気兼ねなく交通手段の選択肢に入れることが出来るのではないか。
続いて、荷棚やドアの個別スイッチ、時間帯によって変化する照明などを紹介しよう。