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山手西洋館はどうして無料で入れるの?

ココがキニナル!

神戸の異人館は、入場料を取られるところが多いのですが、横浜山手の異人館は無料のところが多いのは何故でしょうか?運営費や修繕費はどこが負担しているのでしょうか?(keinakatさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

市の税金や募金・関連商品の売上げ、そしてボランティアの人達の支えで運営されており、多くの人に何度でも来て貰えるように無料にしている。

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ライター:橘 アリー

大丸谷坂を登って行くと



大丸谷坂を登って行った所には「山手イタリア山庭園」があり、その横に「ブラフ18番館」と「外交官の家」がある。

 

「山手イタリア山庭園」から、JR石川町駅が見える


「ブラフ18番館」は、関東大震災後に山手町45番地に建てられた外国人住宅で、戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として1991(平成3)年まで使用されていた。
同年、横浜市が部材の寄付を受け、現在の場所である山手イタリア山庭園内に移築復元され、1993(平成5)年から一般公開されている。
 


ブラフ18番館の外観。右横に貸しホールが接続されている(横浜市認定歴史的建造物)
 

室内は、大正末期から昭和初期の外国人住宅が再現されている


付属棟には有料の貸しホール(広さ59.4㎡、料金は午前が1000円・午後が2000円)がある。この売上の一部も運営費などに充てられるのであろうか?

「ブラフ18番館」の横の「外交官の家」は、明治政府の外交官内田定槌(うちださだつち)氏の邸宅として、東京渋谷の南平台に1910(明治43)年に建てられたものである。
 


外交官の家の外観(重要文化財)


1997(平成9)年に、横浜市が、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し一般公開している。ここは、国の重要文化財に指定されている。

「外交官の家」の出入り口は、左横に接続されている付属棟にある。
 


出入り口は近代的な様子


入って行くと、右側が「外交官の家」で左側には“喫茶スペース”がある。
ここの売上も、運営費などに充てられるのだろうか?と思い、貢献?の意味も含めてちょっと一休みすることに。
 


季節限定の「抹茶セット(500円)」
 

「外交官の家」の入り口には募金箱が!!
 

室内は、当時の外交官の暮らしぶりが再現されている




元町公園近辺は



山手本通りの中程に元町公園があり、その付近に「山手234番館」「エリスマン邸」「ベーリック・ホール」がある。

「山手234番館」は、1927(昭和2)年頃、関東大震災によって横浜を離れた外国人に戻ってもらうための復興事業の一つで、外国人向けの共同住宅として建てられた。

そして、1989(平成元)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得し、1999(平成11)年から一般公開している。
 


山手234番館の外観(横浜市認定歴史的建造物)※現在は改修工事中


「エリスマン邸」は、生糸貿易商社のフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、建築家アントニン・レーモンドの設計により、1925(大正14)年から1926(大正15)年にかけて山手町127番地に建てられた。
その後、1982(昭和57)年マンション建築のため解体されたが、1990(平成2)年、元町公園内の現在地(旧山手居留地81番地)に再現されたものである。
 


エリスマン邸の外観
 

季節柄か、雛人形が展示されている