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ご飯食べ放題! ワンコインで食べられる! 「激安家系ラーメン」を探せ!~横浜の家系ラーメン全店制覇への道 其の拾八

ココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」。第18回は激安で食べられる「銀家(ぎんや)」「こん」の2店舗を紹介!

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ライター:秋山 千花

まさかのワンコイン家系!



一店舗目の取材を終えて、早くもノックアウト気味のちょっぴり系・松山氏と家系初心者の筆者だが、そんなことはまったくおかまいなしのマーコさん。

星3つ半の実力店を紹介してご満悦の彼が「価格の安さなら断然ここ!」と次に案内してくれたのは、JR山手駅から徒歩10分、本牧通り沿いにある「らーめん こん」。

その破格のお値段とは、なんと驚きの500円!
 


外観はこんな感じ。ん? ブルーシート?
 


ん? ガムテープ? 看板には大きく書かれた「500円」の文字

 
これに対して、すかさずマーコさんの辛口チェック!

「新規客の大半が店構えで入店してくるもの。店の顔である看板がこの状態だと、新規客にとっては非常にハードルが高い」と、厳しいご意見。

確かに、何かいろいろとキニナル・・・。
では、店内の方は・・・?
 


ピカピカに磨かれた厨房は店長のこだわり!?

 
店内は、4人がけのテーブル席が2つとカウンター席が5席程度のこじんまりとした作り。とはいえ、厨房・客席共、全体的にすっきりと片付けられているので窮屈な印象はまったくなく、逆に開放感や清潔感があって明るい印象。
 


店を切り盛りするのは店長の小山晃一さん

 
「らーめん こん」がオープンしたのは今から4年前の2010(平成22)年のこと。同店の小山店長は、洋食歴30年、ラーメン作り10年の経歴を持つベテラン料理人で、同店オープン以前は豚骨ラーメンを提供する「ラーメンショップ綾瀬店」で働いていたという。
 


現在は500円の「ラーメン」のほかに味噌、辛味噌、つけ麺も提供中

 
今回の取材では、格安の家系ラーメン店としてご登場いただいたが、小山店長曰く、そのお味は「家系に近いかもしれないけど、まるっきり正統派の家系ともちょっと違うオリジナル」。中毒性の鍵を握る鶏油に関しても、「以前は使用していたが、コスト面の問題もあり今は入れていない」とのこと。
 


見た目にもあっさりしたさっぱり味のスープ

 
ん? さっぱり?
 


確か、外の看板には「濃厚」の文字があったはず・・・

 
「実は、オーナーがこってり系をやりたかったみたいで看板に『濃厚』って書いちゃったんだよ」と小山店長。

来店時に気になった「看板ガムテーム」の謎は、なんとか手の届くところだけは修正しようと試行錯誤した結果なのだとか。
なるほど・・・。

と、ここで慎重な面持ちでラーメンを食していたマーコさんが一言・・・
 


「う〜ん・・・、海苔が小さい・・・」

 
そう、ここ「らーめん こん」のラーメンは、その具材も正統派家系ラーメンのそれとは違う「ワカメ、チャーシュー、ウズラ玉子、海苔に関しては家系定番の大判海苔ではなく、小さいのものが2枚」の4種類。

「これはかなり独自性の強いアレンジ家系ですね」と言葉少なにラーメンをすするマーコさんの姿はなんだかちょっと寂しそう。

宝探しを彷彿させるウズラ玉子の存在は、筆者的になんとも愛おしくて憎めない感じなのだが・・・。
 


麺は「丸高製麺」の中太麺

 
数ある製麺所の中から同店の麺を選んだのは、「もっちりとしていて伸びにくい点が気に入ったから」と小山店長。もちろん価格面で納得できたことも大きな要因の一つ。
 


食べ応えのある中太麺も、あっさりスープなので余裕の完食

 
では、「ラーメン こん」のスープよりも遥かに濃厚なお二人から感想を。

松山:「さっぱりと食べやすいスープ。ワカメのこりこりした食感は面白く、ウズラもしっかり味がついていて美味しかった。味噌ラーメン用なのだろうけど、トッピングの『バター』を入れたらどうなるのかキニナった」

なるほど、具材の独自性は好みの分かれるところか。筆者同様、松山氏もウズラファンだったもよう。
 


では、もうひと方。頭を抱えておりますが・・・?

 
マーコさん:「『500円』という価格は立派であるが、50円値上げをしても良いので最強ツールである『鶏油』は最低でも入れるべし。現状は、残念ながらこのご時世の需要とは真逆のフックのないラーメンになってしまっていると言えよう」

また出た、初心者には謎のマーコさん用語「フック」。
聞けば、「しょっぱい、甘い、辛いなどといった、とんがった部分」のとことで、「パンチが効いてますね」などというときの「パンチ」とほぼ同じ意味らしい。

「パンチでよいじゃん・・・」とこっそり英語辞書を調べると、「hook(フック)」には、物をかけるフックを意味する「鉤(かぎ)」から転じて、「顧客や消費者の興味を引くもの」などの意味があるらしく、マーコさん用語と思われた謎の言葉の意味がきちんと英単語として成立していることが判明。
恐るべしマーコさん用語。

では、キニナル星チェックを!
 


じゃかじゃんっ! ちょっと渋い表情を浮かべて星2つ!

 
やはり海苔の大きさも気になっていたのだろう。

「『8割以上が見た目』という説が存在する中で、今回のラーメンは相当貧相に見えてしまうビジュアル。小さく貧相に見える海苔を2枚のせるくらいなら、1枚でもよいので大判海苔に変えるべし!」と細かいアドバイス。

「全ての具を中央に集め、立体的に盛り付けた方が見栄えがよい」とのコメントには、小山店長も「中央ね」と興味を持ったよう。今後の改善に期待。
 


最後に「500円」ラーメンの秘密をひとつ

 
家系ラーメン店としての評価は、少々厳しめだったものの、このご時世にワンコインでラーメンを提供しようという心意気は大きく評価できるところ。

小山店長によると、「500円という金額設定は相当厳しいけど、そこまで高くしたくないというのがオーナーと自分の考え」。店主の「お客さんに気軽に食べに来てもらいたい」という思いと、さまざまな角度からの企業努力には頭が下がる。



取材を終えて



筆者にとって、ほとんど未知なる世界の「家系ラーメン」。ガッツリ脂ギトギトのイメージばかりが先立っていたものの、実際に試食をしてみると豚骨の風味やその風味の中で広がる醤油の味わいなど、奥の深いラーメンであることを実感。

今回は、松山氏が給料日前だったこともあり、「リーズナブル」というくくりで家系ラーメン店を紹介させていただいたが、彼にボーナスが支給された暁には、ぜひ最高値の「家系ラーメン」を食べさせてもらいたい。

―全店制覇まで残り48店舗―

※上記軒数は現段階で調査できた店舗数となります。開店・閉店・発見により軒数が変動する場合があります。
※★評価は2店舗とも取材日時点での評価となります。
※★評価は事前に店主の許可をいただいたうえで行っております。
 


2014年7月22日時点の家系家系図<クリックして拡大>

 

―次回に続く―
 
取材協力

神奈川のラーメンを盛り上げよう!会
http://kanagawa-ramen.net/

マーコの辛口ラーメンチェック
http://ma-ko64.com/

「家系全店制覇への道」特設ページ

銀家 日吉店
住所/横浜市港北区日吉本町1-20-5
電話/045-561-1291
営業時間/5:00~翌3:00
定休日/無休(年末年始は要確認)

らーめん こん
住所/横浜市中区麦田町3-69
電話/045-624-0713
営業時間/11:00~15:00、17:00~22:30(スープがなくなり次第終了)
定休日/無休
 

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