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白楽の二郎インスパイア系ラーメン店「豚星。」、突然の閉店の経緯と新店舗を独占レポート!

ココがキニナル!

豚星。が突然閉店。突撃レポを(くろてんさん/あめまさん)/卵60キロを誤発注(ときさん)/泥棒が入った?(NEOたぬきさん)/美味しさの秘訣は「謎解きはディナーのあとで」といなされた(タカハシさん)

はまれぽ調査結果!

白楽閉店の1月20日には最大100人にも及ぶ人々が並んだ「豚星。」。その第2章は4月、元住吉駅から徒歩8分、川崎市中原区木月で始まる

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ライター:永田 ミナミ

第2章のプロローグ



さて、極寒の熱い夜から2週間ほど経ったある日、編集部から「店主の大塚さんから連絡あり」という一報が入り、さっそく新天地に急行した。住所は川崎市中原区木月4-5-20。
 


新天地は、急行は止まらないが渋谷からも横浜からも終電が止まる元住吉から
 

尻手黒川街道に向かって地図状の緑点線のように線路沿いを歩くこと8分
 

通りに出たら左に曲がって、木月4丁目交差点を渡れば到着である


この建物かな、と近づいていくと、大塚さんが建物横から現れ「まだ改装の準備中で前のままだけど裏から入れるんで」と案内してくれた。



新店舗探訪


 


いやあ、裏口から入れるなんて嬉しいな。失礼します
 

おお、広いですね
 

ここで寸胴が湯気を噴き上げるわけですね
 

まだ見ぬここで食べる塩ラーメンを想像しながら厨房を探訪
 

そしてここに食材たちが収まると。なるほど、分かりました
 

現在は短いこのカウンターは、奥まで目一杯延長する予定だという


ところが契約交渉が一段落した2月の終わりに再訪すると「お金ないから、カウンター工事なくなりました」ということで、
 


しばらくこのテーブルをカウンターにならべて「延長した感じ」で行くそうだ
 

美味しいラーメンが食べられれば大丈夫です。いっそ立ち食いでもいいくらい
 

とか言ってる間にも何度か改装工事についての電話がかかってくる忙しさ


Twitterで2月に入ってからの新「豚星。」開店準備を見守ってきた読者もいるかもしれないが、店を開くというのは本当に大変なんだなと思ったものである。



移転までの話



さてキニナるのは「なぜ移転したのか」ということに尽きるだろう。この質問に対する大塚さんの答えは「自分は並ぶのが嫌いなのにお客さんを並ばせるのが嫌でしょうがなかった」からという明快なものだった。
 
2012(平成24)年に開店した白楽の店舗は9席。ちょっとした行列ができるとすぐに1時間待ちになってしまう。大塚さんが修業時代にお世話になった白楽の「くり山」のオーナーが投資してくれた開店のための初期費用も完済できたので、相談した上で移転することを決めたという。

一部のゴシップで「くり山とケンカ」説が飛び交ったりしているが、それは根も葉もない噂どころか、今回の移転に向けて「くり山」の店主には背中を押してもらったどころか、ちょっとした餞別までもらったという心温まるエピソードも教えてもらえた。
 


待ち遠しさ


また、投稿にあった「はまれぽに豚星。の記事がアップされた日に泥棒」事件については、まだ犯人は捕まっておらず金庫も戻ってきていないとのこと。また「玉子60kg誤発注」についても本当で、その理由はもはやよく覚えていないが過労による手元の狂いだった説が有力。

それから「どんなところが我流豚星。なのかという質問に対して“謎解きはディナーのあとで”といなされた」という投稿については「ちょうど映画が公開されるころで、よく見かけていたので気がついたら口が喋っていた」ということだった。

今回の新店舗は15席で、以前の倍近くの人が座れる上、カウンターの後ろのスペースに余裕があるので「もし行列ができるようなことがあったとしても寒さや暑さや雨や雪のなか並ばせてしまう、ということはなくなる」とのこと。
 


なるほど、このゆとりは行列にとても優しい


また、白楽閉店の日が近づくなか移転先が最後まで発表されなかったのは、秘密にしていたとかではまったくなく「営業している間は探す時間がまったくなかった」のがすべてだったということである。

この店舗は白楽閉店の2日後に不動産店に相談に行き、ここを紹介されて「内見お願いします」と言って見に来て「お、前よりも広い。オッケー」という即断即決ぶりだったという。
 


その瞬発力と行動力、見習いたいっす


なぜこの場にしたのか聞いてみると、日吉あたりもちょっと考えたがやめたという。理由は「家賃高いの一言に尽きる」とのこと。

新店舗の場所は尻手黒川街道沿いだが、現時点では近くにコインパーキングはまったくなく、決していい場所ではないそうだ。とはいえ白楽の「豚星。」があった場所も以前別のラーメン店がうまくいかなかった場所だったというから、大塚さんときたらなかなかのパイオニア精神の持ち主である。
 


「物件、高いんだよね」と笑っていたがその裏に冒険野郎の心意気ありと見た




取材を終えて



白楽「豚星。」の最終日は、昼食の時間帯に駐車場を完全に包囲してさらに伸びるほどの行列ができたという。
 


行列は最大で約100人並んでいたとの情報も


新店舗は3月のオープンに向けて準備中だったが、すったもんだがありまして、3月の終わりか4月初旬にオープン予定だ。もちろん新しい店も名前は「豚星。」。「麺の量を少し減らしたミニラーメン(麺が少ない代わりに玉子入り/650円)ていうのも作ってもいいかもしれないな」なんて大塚さんは言っていたが、小ラーメン(650円)などいつものメニューは変わらず、その時々の限定メニューも変わらず、つまり中身はそのまま白楽の「豚星。」が移転してくるという感じだ。

なお、大塚さんの粋な計らいで「開店したあと試作するんで、はまれぽで好きに決めてもらった限定メニュー出しますよ」と言ってくれたので、すりおろしリンゴが風味を添える限定メニュー「すったもんだがありました」か、八角が大陸のそよ風を添える限定メニュー「四角い仁鶴がまあるくおさめまっせえ」か、どちらも試作がうまくいかなかったら、台湾風混蕎麦が提供される予定だ。
  


ここが15人の客と行列と湯気と小麦粉の匂いで満たされる日が待ち遠しい


ただし午前11時から午前0時だった営業時間は午前11時から午後3時、午後5時から午後10時になる予定。定休日が日曜日なのは同じだ。
スタッフもそろい、アルバイトも決まりつつあるがまだ募集中である。ちなみに小ラーメン吉田も応募しようとしたというアルバイトは、時給は研修期間が900円(午後10時以降1125円)、その後1000円(午後10時以降1250円)である。

開店したらまた来ますと約束をして、未来の「豚星。」を出た。




追伸



改装工事の見積もりも済んで一段落して再来店した2月28日には、「鍵をもらったので」と、大塚さんがシャッターを開けてくれた。

 


おお、シャッター開くとやっぱり店感出ますね
 

この向かって右側のスペースは部屋として区切り製麺室になるという
 

カッターでカリカリやるしかないので前の店舗の名前はこのままで行く予定
 

上の看板もこのままらしい


「前のはまれぽの記事で看板出さないのがポリシーみたいになっちゃったので、もはや出したくても看板出せない」という大塚さん。大丈夫です。前の店の看板がしばらくは看板になってくれるはずですよ。

では、最後の最後に改めて。
 


このテーブルで延長されたカウンターで食べるラーメン、楽しみにしてますね



―終わり―
 

豚星。
住所/崎市中原区木月4-5-20
電話/しばらくはなし
 

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  • 木月移転後の豚星。には月に1,2度位の頻度で訪れています。私の二郎は本店の親父さんに始まり、今では中山とこちらが主になりました。豚星。では、台湾や辛麺等の辛い系が好きです。この記事で気になった事は、店主を含めた店員の雰囲気でしょうか。移転直後に比べると改善はしてますが、緊張感ビリビリです。決して和気あいあいではないです。客のこちらも緊張してしまいますよ。最近は、入店時、退店時の挨拶があり、特有の無愛想さは減ってきている感じはします。

  • マーコ。ラーメンを良く勉強しろよ。特段良い記事ではないが、この記事から良く深く学べ!

  • 豚星は近所だったし何度も通ってた身でですが一ついいでしょうか?>「豚星。」はスタッフがとても楽しそうに働いているのも魅力のひとつだ。いやーここの店長含めたスタッフの無愛想な接客に何度疑問を抱いたか分かりませんけどねぇ。やっぱりマスメディアが来てると愛想も良くなっちゃうでしょうか?その愛想の良さをもう少し一般客だらけの時にも見せて欲しかったなぁ、客の前で店長が平気でバイトの人をネチネチと指導する景色は流石に見てて気持ち良くはなかったです。ここの元スタッフは移転した後の店舗で屋号を変えて新しくラーメン屋始めたようですが、こないだ行ったら打って変わってかなりの明るい接客をされたので、もしかして店長さんがそういう方針だったのでしょうか

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