船内は溜息ものの豪華さにお楽しみギッシリ

（続き）

デッキのまわりを1周歩けば400ｍほど。潮風の中でジョギングや散歩を楽しむのもいい。
汗をかいたらスパもある。展望大浴場は日本の客船には不可欠であり、最大の魅力だ。
　

サウナやスチームルームもある「グランドスパ」

パブリックスペースの後は、客室を見てみる。まずは一番豪華なお部屋、「ロイヤルスイート」。

広い専用バルコニー、リビングルームと寝室、海に面した大きなバスルーム、たっぷり収納できるウォークインクローゼット。
ここはまさに、ゴージャスな船旅のイメージそのものの部屋。
　

リビングは、家具がゆったり配されている

ゲスト用のトイレまである贅沢さ。
　

ベッドルームもバルコニーに面していて眺望抜群
　

窓に面した大きなバスタブ。手前に広い洗面台やトイレがある

溜息もののロイヤルスイートの後で、一番リーズナブルなお部屋も見せていただく。
　

客室の並ぶ廊下はまさにホテル。停泊中のこの時間はお掃除タイム

期待していなかったけれど、リーズナブルな部屋でもけっこう広々している。
　

バルコニーはないけれど、大きな窓もあり、バスルームにはバスタブも

船内で過ごしていて足りないものがあれば、ショップがある。
　

テディは船内でしか買えないオリジナルグッズ

飛鳥IIには、2000泊もしているお客様がいるとか。それだけ魅力があるんだろうけれど、世の中ってなんかスゴイ。

部屋に入るだけのお土産を買ってもOK

移動中の1分1秒も余すことなく自由に楽しめるのが船旅の最大の魅力。

そのあたりまではなんとなく知っていたけれど、船旅にはほかにも面白いTipsがあった。
　

エレベーターもゴージャス＆リッチな雰囲気

驚いたのは、荷物が多くても大丈夫ということ。なんと、自分の部屋に入るものならなんでもOKなんだそう。
だから、お土産買いまくりでも安心。家具なんかを買っても、部屋に入るなら持ち帰ることができる。

さらに、持っていく荷物も宅急便で送れば部屋に入れておいてくれるし、帰りのお土産でふくれあがった荷物も宅急便で送ることができる。

けっこうリーズナブルでビックリ

世界一周は97日間も過ごすとあって、425万～2450万円(2012年世界一周クルーズ)とメマイがしそうなお値段。
　

初寄港の時にプレゼントされる各地のプレートが飾られた廊下

しかし、5万円程度で楽しめるワンナイトクルーズは、朝昼晩の食事やショー、映画、スポーツ、スパなどほとんどのサービスが料金に含まれているので、けっこう妥当な金額にも思えてきた。
　

潮風に吹かれながら、ゆっくり朝食を楽しむ

たとえば、普通に旅行に行ったとして、移動や宿泊、朝昼夜の食事、スパやアミューズメント、スポーツなど、盛りだくさんに楽しんで、少しだけ贅沢したら1泊4～5万円くらいはかかる。
　

　

フルコースの夕食。有名シェフが乗船するクルーズなどもある

ちょっとお高い温泉旅館なんか、朝夕の食事と宿泊で5万円なんてザラだ。

そう思えば行き帰りは大さん橋に出向くだけという飛鳥IIの船旅ががぜん現実味を帯びてきた。

取材を終えて

船旅はパンフレットに、「アルコールは別料金」みたいに書いてあって、実は、こういうところが怖い。
　

外国人スタッフも日本語ができる。みんなとてもフレンドリーだ

そう思って後日、武田さんにうかがってみると、これが意外。

生ビールが700円。小瓶ビールが600円。マティーニといったスタンダードカクテルが800円。
これってちょっとしたレストランやホテルよりお手軽価格だ。

であれば、飛鳥IIで船旅もいいかも。船内をめいっぱい楽しみたいから2泊くらい、頑張ってそのうち行ってみたいと思う。


― 終わり―


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