意外に楽しめる瑞芳駅（つづき）

駅に戻り、いよいよ平渓線が到着！　まずは猴トン（ほうとん、「とん」は石に同）駅へ。
　

こんな感じの車両がやってきた！
　

車窓の眺めはこんな感じでのんびり
　

猴トン駅に到着！
　

乗ってきた車両をみると、結構派手・・・

猴トンは、別名「ネコ村」と呼ばれている、ネコだらけの村で、2013（平成25）年、CNNの「世界6大猫スポット」にも選ばれた、猫好きにはたまらない場所。もともとネコがたくさんいたこの場所に、ネコの暮らす村として村おこしをして観光地化したのだとか。

ネコ村計画は大成功して、かつて閑散としていた駅がいまや人気観光スポットとなり、台湾国内だけでなく世界中から観光客が訪れている。
　

猫村コチラ
　

駅出口の通路

駅構内を出ると早速ネコ、ネコ、ネコ・・・。
　

ネコ村に入ってすぐに出会った日陰で昼寝中のネコたち
　

どこを歩いてもネコに出会う！
　

こんな美ネコも
　

こんな子ネコも
　

細い小道を歩いていくと、屋根の上にネコ像に遭遇！
　

こんな道を歩いていきます
　

なかなか芸が細かい・・・
　

こちらは工事中にネコが歩いてしまった？？
　

こんな子もいます
　

暑くてグッタリ寝ているネコも多数・・・

そう、暑いのです、夏の台湾は！　ギラギラ照りつける太陽に、歩くのも精一杯。
6月某日のこの日は35度。湿度は90％を超えていて、ネコも人もグッタリ・・・。

汗だくになって、通路を登り、ネコカフェに到着！　水分をとらないと熱中症になりかねない！！
　

カフェが並ぶエリアに到着！
　

「猫桔茶（80元：約320円）」なるものを注文。キンカンと梅のよう。マドラーに注目！　
　

店内でも、ネコが普通にくつろいでいます
　

山の景色がきれいなので、（暑くなければ）テラスも素敵！

右を向いても左を向いても、あちこちにネコ、ネコ・・・。これだけネコがいると、ネコ好きはもちろん、特別ネコ好きでなくても、かなり盛り上がりそうだ（筆者はにわかネコ好きですがかなり興奮）。

と、この駅でびっくりしたのはネコだけではなかった！
ネコ目当てにこの駅で降りたものの、ネコ以外にも見所があった！
　

かつて炭鉱の町として栄えていた名残があちこちに
　

ネコ村から線路を挟んで駅の反対側に、こんな絵になる場所が

ここは廃墟好きの方にはたまらないかもしれない。
　

緑豊かで癒されます
　

土産物エリアもアリ

1日乗車券で乗り降りするつもりが、猴トン駅ですっかり半日楽しんでしまった・・・。
駅に戻ると・・・
　

さりげなく、あちこちにネコが
　

駅のネコ村と反対側の出口も、ネコだらけ

猴トンで半日過ごし、瑞芳駅に戻ることに。平渓線をいろいろ周るつもりが、最初の駅が楽しすぎて時間がなくなってしまった。1日乗車券は必要なかったのでは・・・というつっこみはしないでいただけると助かります（汗）。

取材を終えて

台湾の鉄道はとても安いので、1日乗車券の交換がなくても、それほどお金がかからないのですが「のりおりくん」がなければ平渓線に興味を持つきっかけもなかったかもしれません。

平渓線は予想以上に観光客で込み合っていて（若い人の日帰りデートに人気のようです）、ゆったりとした車窓からの眺めも満足。予想以上に面白い場所で時間が足りなくて残念！！ 　平渓線は、この先にも「台湾のナイアガラ」の異名を持つ十分瀑布（じゅうふんばくふ）で有名な十分駅、レトロな街並みが楽しい平渓駅などなど、見所がたくさん。ぜひリピートしなければと心に誓いながら帰途へ。また行きたい！

これから行く方は暑さ対策と見所満載なのでぜひ時間に余裕のあるスケジュールを。本数が少ないので、時刻表のチェックを忘れずに。朝早く出かけて平渓線沿線を観光して、九份の夜景を見てシメ！　という丸1日観光がオススメ！


―終わり―
　

江ノ電公式サイト「のりおりくん」／http://www.enoden.co.jp/toku_ticket/noriori.html

台湾鉄路管理局サイト／http://twtraffic.tra.gov.tw/twrail/