検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 神奈川県内の観光スポット・横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
  • イベント開催、店舗オープン、新商品発売などリリース情報を配信したい方へ
  • はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

ココがキニナル!

シルクセンターがキニナル。エレベーターに5階なかったり6階に庭園があったり構造が面白い/地下のアメリカなお店とパブレストラン絹など昭和風な老舗店もキニナル(タンクさん、ro-me-3さん、なお♂さん)

はまれぽ調査結果!

シルクセンターは横浜開港100年を記念し1959年に建てられた。ユニークな構造は、今はなきシルクホテルの改装の名残。

  • LINE
  • はてな

2016年01月30日

ライター:山崎 島

勢いがついたところでいろいろお話を聞く・・・

と、お店を見て回って楽しくなってきたところで向かったのは・・・
 


3階のシルクセンター事務局

 
「シルクセンター」ってどういうところなのか、お話を伺わなくては。こちらは一般財団法人シルクセンター国際貿易観光会館業務担当次長の柳泉栄一(やないずみ・えいいち)さん。
 


か、肩書が長い・・・

 
柳泉さんにはいろいろお話をお聞きしたいので、さっそく本題に入ります。

シルクセンタービルがオープンしたのは1959(昭和34)年。当時、蚕糸(さんし)産業は日本経済の要であった。蚕糸産業は海外から材料などを輸入せずに、日本国内で製品化までして輸出できたため、外貨を直接的に取得できたことも利点だったという。

そんななか「日本の明日を担う」蚕糸産業を国内外にPRし、貿易・国際観光の復興のために「シルクセンター」というランドマークをつくることが当時の県知事、内山岩太郎氏により発案される。ちょうど横浜開港100年も迫っていたため、横浜開港100年記念事業として建設されることになった。
 


「シルクセンター」建設前の山下町1番地の様子(資料提供:シルクセンター)
 

完成当時の写真(資料提供:シルクセンター)

 
建設地は、かつてイギリスの総合商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)があった、開港の歴史にゆかりのある場所を選定。この土地は当時横浜市の所有地だったが、1957(昭和32)年に財団法人シルクセンター国際貿易観光会館に無償譲渡され、現在に至る。
 


入り口前の看板にはその名残が見える

 
建物の建設、設計は「競技設計方式(コンペ)」が実施され、建築家の坂倉準三氏の案が選ばれた。

蚕糸貿易だけでなく、国際観光の復興という大義のために建設された「シルクセンター」にはシルクホテルという宿泊施設もあった。
 


かっちょいい(資料提供:シルクセンター)

 
シルクホテルにはホテル・ニューグランド社長の野村洋三氏が取締役社長に就任。「当時の」ビルの5階以上を使用した。
 


そのほかの施設はこんな感じ(資料提供:シルクセンター)
 

横浜生糸取引所があったり(資料提供:シルクセンター)
 

これはアーケード街(資料提供:シルクセンター)

 
1つの建物に絹にまつわるありとあらゆる施設が入っていたんだなあ。こんな建物見たことない。

1982(昭和57)年、シルクホテルは経済的な理由により消防施設を施工できなかったため、閉鎖となった。投稿にもあった6階の庭園はこのホテルの名残だそう。
 


眺めが良くて入り浸っちゃいそう(許可を得て特別に撮影)

 
続いて、投稿にあった「5階がない」という現象についても柳泉さんに伺った。
 


エレベーターに乗ると一目瞭然。ほかのエレベーターでは7階も表示がない

 
「おそらく、シルクホテル廃業直後に建物内の改装があり、階数表示を変更したからだと思います。詳しいことは資料が残っていないため、不明です」と柳泉さん。

続いて、今も開館当時から残る施設について話を伺った。

シルクセンター計画を発案した内山岩太郎神奈川県知事が、当初最も重点を置いたのは「絹の博物館(現シルク博物館)」の設立。蚕から絹製品になるまでの展示で、外国からの観光客に日本の絹をPRし、生糸輸出を高めようという目論見だった。博物館を主体とした計画は国際貿易観光会館計画へと発展し、「財団法人シルクセンター国際貿易観光会館」を設立するに至った。
 


当時の博物館の様子(資料提供:シルクセンター)

 
すっごい絹押しだった日本経済。当時の金額でおよそ10億5000万円もかけて「シルクセンター」を作ったのだが、実は昭和30年代には少しずつ蚕糸産業の元気がなくなっていた。

日本経済の主な産業は徐々に鉄鋼や造船に切り替わり始め、昭和40年代には蚕糸産業に代わって日本経済の主軸となった。入館していた蚕糸関係の会社や店舗も少しずつ減っていたとのことだ。

「今はこの建物に入館しているテナントからの家賃とシルク博物館の入館料で博物館を運営しています。博物館あっての“シルクセンター”なので、博物館の運営が第一です」と柳泉さん。かつて日本経済を支えた蚕糸産業を伝え続けるために、横浜スカーフなどをはじめとした製品をPRしながら、博物館を維持している。



シルクセンターの心臓「シルク博物館」を見学
 


シルクセンター2階にある
 

館長の坂本さんにご案内いただいた
 

こちらはまゆるん
 

博物館の1階では、蚕や繭の性質や歴史について触れられる
 

ジャーディン・マセソン商会の貴重な写真が
 

展示はもちろん
 

体験もいろいろできる
 

2階は博物館というより美術館
 

日本と絹の切り離せない関係や、美しさを学ぶことができる

 
蚕から絹製品になるまでのことが、ここに来れば丸分かりな博物館だった。
 


ミュージアムショップではリーズナブルに絹製品を購入できるし
 

こんなかわいい「かいこの王国(850円)」チョコレートも買えますよ

 
チョコはすっごい美味しかった。



取材を終えて

シルクセンターとパスポートセンターのある産業貿易センターは地下でつながっているから同じ建物と思っていたけど、実は別々なんだって、この取材で初めて知りました。ちなみに地下のあの謎のスペースは、以前入っていた店舗の名残だそうで、たまに催事場として使っているようです。


―終わり―
 

シルクセンター
住所/横浜市中区山下町1

パブレストラン 絹(地下1階)
電話/045-662-8162
営業時間/11:00~23:00
定休日/日曜・祭日

横濱コレクターズモール(中1階)
電話/045-651-0951
営業時間/月~木11:00~18:00、金~土11:00~19:00、日・祭日11:00~18:00
定休日/水曜

濱族(中1階)
電話/045-212-2824
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜

シルク博物館
電話/045-641-0841
営業時間/9:30~1700(入館は16:30まで)
定休日/月曜(祝日は翌日に振り替え)、12月28日~1月4日
入館料/一般500円
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 現在の日本経済の主軸って何ですかね?即答できません・・。

  • かつてホテルだったとは知りませんでした。歴史的建造物というほど古くもないし、ひと気もないし、さびれ感が強く出ていて残念な建物だと思っていました。斜陽の絹産業とこの建物のさびれ具合が重なると言えば重なるけども、せっかくの一等地、もっと活かせばいいのにと、ここを通りがかるたびに思います。

  • シルクセンターは古きち良き横浜の雰囲気を残していて好きな場所だし、かつてはハマのメリーさんもしばしば見かけた。よこはまいちばんさんが述べているように、ここは横浜発祥の地であってペリー提督と日米和親条約が締結された開港広場と向きあい、氷川丸でチャップリンがはじめて日本に来たときに下船した大桟橋は道なりに続く。シルクセンターを中心に南北に続く海岸通りこそ、横浜そのものといって過言ではなかろう。開港以来、絹貿易で栄えた横浜港であったからシルクセンターは横浜発展の象徴といって差し支えないだろう。歴史と伝統に裏付けされた貴重なエリアだけに、東京都港区に極点集中する諸外国の大使館等の移転・進出を促したり、東京に集中する本社機能や横浜発祥の大企業に対して、この地への移転や回帰を促してほしいと思う。横浜市長が先導してそういう誘致活動と成果を出すことで市内の高揚感や経済波及効果は高まると思う。

もっと見る

こんな記事も読まれてます

【編集部厳選】工場に潜入! 身近なあの品はどうやって作っている?

横浜で開催された「珍百景プロジェクト」ってどんなイベント?

火事にあった六角橋「ドッキリヤミ市場」は無事開催された?

【横浜周辺で遊ぼう】今週のオススメイベント情報(11月19日~11月25日)

非日常のかっこいい仕事がいろいろあると知った、はま旅Vol.104「市大医学部」編

横浜なのに鎌倉を感じる秘境「田谷の洞窟」と首塚「王子神社」ってどんなところ?

横浜のカクテルNo.1を決める大会「ヨコハマカクテルコンペティション2014」を密着レポート!

横浜スタジアムのスタンドが急勾配なのはどうして?

おすすめ記事

埋め立てて創られた山下公園、その理由とは?

厳しい社会という戦場を生き抜く大人達の遊び場!巨大屋内型サバイバルゲームフィールド「ウーパー新横浜」

  • PR

古い建物が残る街を巡る、はま旅Vol.95「日本大通り編」

屋形船って2人でも乗れるの? 「屋形船すずよし」で横浜みなとみらいの夜景を満喫してきた

  • PR

山下町のレトロモダンな「インペリアルビル」に突撃!!

大人も子どもも遊びながら理系脳が活性。科学を身近に感じられるエンターテインメント性の高いミュージアム

  • PR

「熱闘!家系甲子園」

おひとり様のカフェ利用大歓迎。18種の個性豊かなお風呂に加え、有名店の味が楽しめる料理も自慢!

  • PR

新着記事

神奈川県内の横浜家系ラーメン店がどこにあるか地図からすぐわかる!横浜の観光情報「よこはまっぷ」
横浜家系ラーメン生みの親、吉村実に「はまれぽ」がインタビュー。好評の前編に続き後編絶賛公開中!
横浜の家系ラーメン「全店制覇への道」家系家系図を作ろう
はまれぽ.comにあなたのお店・会社を無料で掲載しませんか?

はまれぽ編集部のイチオシ

穏やかな語り口の中にある熱い思い!「子どものいない夫婦における遺言書作成の大切さ」を説く!

  • PR

牛肉はA5ランクは当たり前、さらに等級にもこだわる至極の味わい。牛鍋・しゃぶしゃぶの「じゃのめや」

  • PR

「海見え」「海近」物件多数! 通勤可能な海辺の住まいなら「湘南海辺不動産株式会社 湘南辻堂不動産店」

  • PR

野毛に新たな焼き鳥の名店出現。笑顔の華咲く「華蔵」

  • PR

朝市やカルチャースクールに買い物バスなど、コミュニティを影で支える「横浜セレモ株式会社」

  • PR

証拠を掴んで新たなスタートを目指すなら、横浜駅東口徒歩9分の浮気調査専門探偵社「調べ屋本舗」

  • PR

タイヤ販売から車の修理、日本初? のタイヤプリントも。 タイヤのかかりつけ医「タイヤセンター戸塚」

  • PR

天王町で30年以上続く居酒屋さん! 本格的な料理がリーズナブルに味わえる「出世居酒屋いっすんぼうし」

  • PR

脳も体もリフレッシュ!  初心者からプロアスリートまでが集う「ヒロブラジリアン柔術アカデミー横浜」

  • PR

価格、ボリューム、格式ばらない雰囲気・・・ 日本料理の“常識”を覆す名店「別亭空海」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 2016/9/1掲載の三浦虎二郎さん投稿記事京急安針塚を降り、JR横須賀線の田ノ浦踏切の傍らにある「...

  • 長浦港のダブルクロス記事がありましたが、その付近の山に海軍神社があったと聞いたことがあります。今はど...

  • 今日の20日お昼 横浜市庁舎の周りを、カジノ反対と林市長リコールの市民が集結するとの情報が有ります。...

最近のコメント

アクセスランキング