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野毛のレンタル暗室「THE DARKROOM(ザ・ダークルーム)」ってどんなとこ?

ココがキニナル!

野毛に自分で写真を現像できる時間貸しのレンタル暗室「THE DARKROOM」。デジカメ全盛の御時世ですが、私はフィルムが好き。まだ入ったことが無いのでぜひ取材を(マリンルージュさん)

はまれぽ調査結果!

1時間1000円から気軽に通えるモノクロ暗室。フィルムの現像からプリントまで完全対応。プロから初心者まで幅広く利用可能で、見学のみも歓迎

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ライター:紀あさ

写真家で「THE DARKROOM」に関わるのはどんな人?



レンタル暗室として17年。これまでどんな人たちが使ってきたのだろうか。

オープンしたてのころは自然と、腕に覚えありのベテランが多く集ったが、現在は気軽にモノクロプリントを楽しんでいる利用者も多いし、初心者ももちろん大歓迎だそう。

気軽に使えるが本格的で、毎週月曜日と木曜日には専門のプリント指導者、プロ・プリンターが在席。
 


気さくに指導してくれる加藤法久(かとう・のりひさ)さん(中)と、暗室の利用者たち
 

加藤さんはプリンター界では重鎮中の重鎮。しかも暗室利用料だけで指導料などの追加はないという。「加藤さん目当てに通う人も多いです」と神谷さんが語るが、これは確かに通いたくなる。

またTHE DARKROOMの相談役には写真家で、「フォトシティさがみはら」設立などで知られる江成常夫(えなり・つねお)氏が就いている。
 


毎年多くの応募がある「フォトシティさがみはら」
 

齋藤さんが「THE DARKROOM」を続けている思いの根底には「写真文化の継承と発展」があり、暗室以外にも、横浜赤レンガ倉庫での写真の祭典「ヨコハマ フォトフェスティバル」を2009(平成11)年から手掛けている。このフェスティバルの最高顧問は、英国王立写真協会の特別勲章も授与された細江英公(ほそえ・えいこう)氏が務めている。
 


赤レンガのフロア半分を巨大暗室にしたヨコハマフォトフェスティバル2015
(※転載を禁じる)
 



写真と暗室を通じた文化貢献



「THE DARKROOM」では写真を使った企画の相談には幅広く乗るとのことで、過去にはTV番組でピンホールカメラを使った企画のオブザーバーを務めたことも。最近では、横浜市民ギャラリーあざみ野が主催する、小学生がフィルムカメラで撮影してプリントをするワークショップに協力している。
 


「さわって、かいで、撮って、焼く-体感写真-」ワークショップ
 

自分の撮ったベタから真剣に選んで
 

暗室でのプリント体感!
 

プリントを持って笑顔の(左から)こうきくん、りょうたくん、もねちゃん
 

初めての暗室の感想は、こうきくん「楽しかった」、りょうたくんは覆い焼きにも挑戦し「けっこう難しかった」、もねちゃん「いろいろ工夫した」とみんな満足の様子。

丁寧に指導してくれるので、このように小学生でも自らの手でプリントを完成させることができる。

間口は広く、奥は深く、の横浜野毛「THE DARKROOM」だった。



取材を終えて



写真関連全般の相談もできる「THE DARKROOM」は、ただのレンタル暗室ではなく、まさに「写真文化の創造の場」。

齋藤さんは一見こわそうだが話せば気さくで、神谷さんはやさしそうだがとても的確にアドバイスをくれる。
 


写真関係の蔵書も豊富で本を読むだけの立ち寄りもOKとのこと
 

子どもの利用も歓迎だそうなので、昔のフィルムを思い出す大人も、初めてフィルムをさわる子どもも、夏休みの自由研究にでも、一度訪ねてみてはいかがだろうか。

開港以来受け継いできた横浜の写真文化がここにある。


―終わり―

レンタル暗室「THE DARKROOM」
住所/横浜市中区花咲町1-42-1 2F
電話/045-261-7654(要予約)
営業時間/10:00~21:00(平日)/10:00~18:00(土日祝)/水定休
HP/http://thedarkroom-int.com/
 

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  • デジカメも結局はフィルムカメラの再現でしかないし、そのデジタルですらフィルムの階調を超えられないというのがフィルムの面白いところ。
    粒子を荒らさないように丁寧に現像して、ラチチュードを生かすように、自分の意思を写すように丁寧に露光して現像液へ。情報豊富なフィルムを扱えてこそ、本来はデジカメをフルに活かせるけど、最近は誰でも気軽に扱えるようになったお陰で、じっくり1枚の写真を時間かけて作りこむという人は少なくなったかもね。
    停止液の匂いが懐かしいです。

  • キニナルの取材をして頂きありがとうございます。最近はデジカメばかりで撮っていますが、この記事を見てあらためてフィルム撮影の魅力を感じました。押入れのフィルムカメラを引っ張り出してきて早速撮ってみようかと思います。レンズがカビていなけりゃいいけど・・・。

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