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地域の繋がりがまだここに! 横浜の「子どもも大人も集う駄菓子屋」に突撃!

ココがキニナル!

横浜にもまだ駄菓子屋さんってありますか?ショッピングモールなどにテナントとして入ってるお店ではなく「本物」の駄菓子屋さんです。あるなら行きたい。(山下公園のカモメさん)

はまれぽ調査結果!

横浜にもまだ昔ながらの駄菓子屋さんはいくつかある。今回調査した2店はどちらも地域に密着していて、近所の子どもや大人にまで愛されている

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ライター:石岡海音

横浜市西区戸部本町の「咲弘洞」



続いてやってきたのは、横浜市西区戸部本町。

高齢者や子育て中の母親たちが気軽に集える場を提供しているということで「タウンニュース」等にも取り上げられている駄菓子屋さんがある。

お店の名前は「咲弘洞(さっこうどう)」さん。
 


 

こちらが入口
 

ポスターは、店主の知り合いのデザイナーさんが書いてくださったもの

 
入口に向かって左の足元には、パンダの人形と、ぎっしりと寄せ書きが書き込まれた板が2枚!
 


素朴な表情が可愛らしいパンダ

 
これは「戸部のお願いパンダ」と呼ばれていて、子どもたちが駄菓子屋の当たりくじを引く前に「当たりますように!」とお願いするそうだ。

パンダの上にある寄せ書きは、実は2代目。最初は、2013(平成25)年に『モヤモヤさまぁ~ず』というテレビ番組の取材でお笑い芸人のさまぁ~ずがお店を訪れた際に、サインを書いてくれたボードがここにあった。そこに子どもたちもサインや寄せ書きをびっしりと書いていたのだが、何と! 何者かによって持ち去られてしまったのだそうだ。
 


明るい店内には、何十種類もの駄菓子がズラリと並ぶ

 
店内にはテーブルや椅子が置かれ、買ったお菓子を食べながらくつろげる。
 


「よっちゃんイカ」に「ミカン餅」など、駄菓子の数々

 
「はまれぽさんね。確か2013年に、『ハト屋敷(『戸部のハト屋敷、その後はどうなった?』)』の取材で一度いらっしゃいましたよね?」

にこやかに出迎えて下さったのは、店主の佐藤弘子(さとう・ひろこ)さん。
 


気さくな「下町のお母さん」という感じの店主・佐藤さん

 
以前の取材のことを覚えていてくださったなんて、嬉しい限りだ!

お店に到着した時間は、午後1時。
子どもたちはまだ学校へ行っている時間だ。早速お店について、伺ってみることにした。

「2006、7年くらいからだから、10年くらい前からでしょうか? 最初は息子の事務所を間借りして駄菓子屋を始めました。その後お客さんが増えて手狭になって、今のこの場所に移ったんですよ」と佐藤さん。

「ボケ防止のためにと思って始めたんです。今は子どもが少ないと言われているし、どうかな・・・と思っていたんだけど、開店してみたら子どもたちが連れ立って来るようになって。多い時には、1クラス分くらいの人数(20~30人)で、お店の中がいっぱいになることもあるの。小学校で言うと、近所の西前小、戸部小、一本松小だけでなく、平沼小や、保土ケ谷の方から来てくれる子もいるわね」
 


お店の周辺1kmくらいに小学校が集まっている(Googlemapより)

 
そのほか、学童保育の先生が幼稚園児の子どもたちを引率してやってくることもあるし、かつてお店の常連の子だった高校生や大学生が「おばちゃん、俺だよ! 覚えてる?」とやってくることもあるのだという。
最初は誰だか分からないけれど、会話をするうちに「あ、◯◯君だ!」と名前を思い出すそうだ。

さらに、前述の『モヤモヤさまぁ~ず』という番組で紹介されたことを機に、車などで遠方からやってくる大人のお客さんも増えたとのこと。
 


お店の壁には、さまぁ~ず来店時の写真とサインが飾られていた

 
ちなみに「咲弘洞」というお店の名前の由来は?

「私が『弘子』という名前で、孫が『咲子』なので、それを合わせてお店の名前にしました。『洞』には『悟る』という意味があるので、孫といつも通りおしゃべりしながら『悟ろうか~(笑)』なんて、そんな感じ。みんなは『さっこどう』と呼んでくれるんだけど、本当は『さっこうどう』なんですよ」

このお店では、10円の「当たりくじ付きお菓子」が大人気だそうだ。
 


当たりくじ付きお菓子。いろいろな種類がある
 

くじを引く子ども。「当たるかな?」とワクワク

 
お菓子が当たるくじのほかに、おもちゃが当たるくじもある。
 


スクィーズ・スーパーボール・すずと、当たりの種類別に分かれたくじ
 

景品の、カラフルな鈴とスーパーボール
 

独特の触り心地が癒され低反発素材のおもちゃ「スクィーズ」。種類が豊富

 
この日特に人気だったのは、お菓子のパッケージの中に小さなスクラッチカードが入っていて、日本の数字がほかの国よりも大きいと「日本の勝ち!」で10円~100円分のお菓子券がもらえる「サッカースクラッチくじ」。
 


 

これだと「日本2-ブラジル1」なので、日本の勝ち

 
ちなみに、店主の佐藤さんが好きなお菓子は、ポテトチップスよりも軽い食感が後をひくスナック菓子「じゃが塩バター」。
 


「じゃが塩バター」。上にあるのは大人のお客さんに人気の「ビッグカツ」

 
不動の人気の「ブタメン」も、店内で食べることができる。
 


お湯を入れてもらえるので、熱いうちに食べられるのが嬉しい
 

せっかくなので、石岡も。取材中ですが、いただきます!!

 
「カルメ焼き」は、ちょうどお店に出されたところ。
 


切り分けられ、棒付きで手も汚れず食べやすいカルメ焼き「棒かる」
 

カルメ焼きを一口

 
取材中も、子どもたちは椅子に座り、当たりくじに夢中になっていた。
店主の佐藤さんによると「椅子を使ったらちゃんと元の位置に戻す、お菓子はちゃんとお金を払ってから食べるなど、しつけの場にもなっているの。上級生になると、小さい子に『ちゃんとここでお金払った?』など言ってくれる子もいるんですよ」とのこと。
 


小さい子でも、ちゃんとお金を払って買ってから食べます。えらい!

 
子どもたちには、楽しい遊びの場であると同時に、基本的な社会のルールやマナーの勉強の場にもなっているようだ。

このお店は、午前10時~午後2時には「紅梅気楽カフェ」としても営業している。

「この時間帯は子どもたちが学校へ行っていてお店は暇なので、有効活用しようと思って2016年4月に大人の集まれるコミュニティカフェを始めたの。このお店のある商店会『紅梅通商店会』の“紅梅”と皆さんが気楽に来られる『居場所』になればという思いを込めて『紅梅気楽カフェ』という名前をつけました」と佐藤さん。

 

紅梅気楽カフェでは、飲み物が100円で飲めるようになっている

 
買い物の途中で立ち寄る方も、定期的に来られるご高齢の方もいるし、午前10時のオープン後すぐに来られる方、少し遠方からやってくる方などもいらっしゃる。

また、立ち上げ2年目にして「チョイテマ」というサービスも始めた。
これは佐藤さんが紅梅気楽カフェでのご高齢の方などとの会話の中で「ちょっと手伝ってもらえたら・・・」という声を聞いたことから始めたサービスで、「ゴミ捨て」「植木鉢の移動」「電球の交換」「買い物」などちょっとしたお手伝いを1件につき500円で承っている。
 


「チョイテマ」のポスター

 
スタッフとしてボランティア登録している方は、現在20人くらい。

この日も、ボランティアを始めて1年くらいになるという2人の女性がいらしたので、少しお話を伺うと「お手伝いをしているというよりも、私たちがここでくつろがせていただいているような感じですよ」と、微笑んでいた。
 
 
 

取材を終えて



都会のイメージが強い横浜に、地域の繋がりや助け合いの心が色濃く残った場所がまだあることが分かり、何だかホッコリした気持ちになった今回の取材だった。

小銭を握りしめて駄菓子屋へ走っていた小さな子どもたちも、月日が流れてやがて大人になるが、大きくなっても「ただいま!」「お帰り!」というやり取りができる場所があるというのは「帰る場所」があるようで嬉しいものだ。

今回取材に応じてくださった2つの駄菓子屋さんの店主が、お2人とも
「これからも、元気なうちはお店を続けていきたいと思っている」
とおっしゃっていたのが、印象的だった。

都会では「マンションの隣の部屋に誰が住んでいるのか知らない」と言われることもある昨今だが、このような「日本の良き文化」には、これからもできるだけ長く残っていって欲しいものである。

―終わり―
 

店舗情報
海老原商店
住所:横浜市中区本郷町3丁目
営業時間:8時~20時
定休日:日曜日

咲弘洞
住所:横浜市西区戸部本町17-5
営業時間:10時~17時
定休日:なし
電話:045-412-6559
 

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  • 青葉区に住んで20年以上になります。あざみ野第1小学校の近くにあった駄菓子屋さん『なかじ』は今どうなっているのか気になってしまいました。

  • 1970年代から80年代にかけて港北区篠原北に住んでいた私としては、妙蓮寺にあった五円屋が懐かしいです。よく駄菓子やメンコを買いました。ちょっと恐いおばあさんが店番をしていました。菊名の横浜銀行の裏あたりにあった「まるみや」にもよく行きましたが、先日通りかかったらまだありました。本当に懐かしいですね。

  • 相模原市大沼の住民ですが50台の私が子供の頃から営業されてる石川商店さん盛業中です良いですよ

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