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中世の名残を求めて、鎌倉街道を踏破 ー中の道を離れて弘明寺道を歩く 後編ー

ココがキニナル!

鎌倉街道、大山街道などの街道を踏破してください。(jckさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

南高校先で路地へと入るともっぱら閑静な住宅街をゆく弘明寺道は、道の曲がりやかつての難所「餅井坂」、別所川に架かっていた橋の跡など名残あり

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ライター:永田 ミナミ

別所川を渡って合掌
  


さあ、餅井坂に別れを告げ旅を続けることに

餅井坂は、市立南高校の先の路地を入ってから弘明寺までの今回の道程でいえばほぼ中間地点である。というわけで旅も後半に入ったわけだが、ここから先はまたひたすら住宅街を縫って進んでいくのだった。

 


ただし右に左にと緩やかに弧を描く道は旧街道らしい雰囲気たっぷりである
  


夏の終わりの静かな午後に歩くにはもってこいの弘明寺道は
  


両側にはどこまでも家々が立ち並ぶ
  


かと思えばふと開けた視界にはかつて往来する参拝客も眺めたかもしれない森も見え
 


趣深い店構えが古道の賑わいの名残りを思わせる道の向こうには京浜急行の高架が見え
 


また少し歩くとかつての川が
 


橋の欄干とその名だけを残し、遊具がなかば草に埋もれた公園となっている

ここは餅井坂下を流れていた川の川下、つまり「水下」にあたる場所であり、ここから東に100mほどいくと大岡川に合流する。南区のサイトによると「かわくぼばし」とあるこの橋跡は漢字で書くと「川久保橋」、かつて流れていた川の名は「別所川」だという。 



こんな感じで流れていたのかな、と思いを馳せる別所川
 


さて、別所川跡を渡るとそろそろ旅も終わりが近づく
 


なんだか迫力のある巨木が見えてきたら
 


それは横浜市によって名木古木指定されたタブノキである。漢字で書くと「椨」
 


タブノキを過ぎたらもうアーケードが見えてくるので
 


左に曲がれば弘明寺山門
 


山門の右手にはさらに延びていく道があり
 


山門脇の道標が、その道は「保土ケ谷道」であることを示している


歩き終えて

旧鎌倉街道「中の道」を離れて「弘明寺道」をたどってみた今回の旅は、いきなり出発地点の予想が間違っていたり、途中で路地に入りそびれたりして結果としては350mの区間しか予想は当たらなかったが、修正も含めたところで終了である。

ちなみに餅井坂下道標の案内には旧鎌倉街道「下の道」とある。これは、旧鎌倉街道には多くの枝道や間道があり、どの道を旧鎌倉街道とするかについては諸説あるとも言えるし、また武士たちが「いざ鎌倉」と鎌倉に馳せ参じる道はそのどれもが「鎌倉街道」と言えるからでもあるのだった。

 


弘明寺道は「下の道」と「中の道」をつなぐ間道の役割も果たしていたといえる

さらにちなみに、近世までは同じ1本の道が鎌倉に向かうときは「鎌倉道(かまくらみち)」、弘明寺に向かうときは「弘明寺道」と呼ばれたので、本稿では「(旧)鎌倉街道」という近代以降に一般化した便宜的な呼称を使用した。


-終わり-

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  • 金沢区は文化財保護に消極的な横浜市より、古都鎌倉市に編入した方がええと思います。

  • 古道さがしご苦労様でした。ただもう少し調べられてから歩かれた方がいいですよ。まず市立南校から青木神社(青木橋)へ真っ直ぐ下る道はありませんでした。明治15年測量の迅速地図を見てください。南校から下って現在の久保坂バス停から餅井坂に向かう道が『かまくら道下の道』です。この坂の途中から昔あった久保池に分岐して青木神社に向かいます。久保坂から餅井坂経由でそのまま弘明寺へ向かいますのでわざわざ遠回りすることはないのです。今回提示された上大岡駅東側の道は『森杉田道』と呼んで江戸から杉田梅林に向かう人々でにぎわった道です。戸塚から、鎌倉からそれぞれ弘明寺へ向かう道『弘明寺道』があったのです。夫々に道標となる石仏石塔が途中に立っています。

  • 「歩いてきた道は地図ではこのままさらなる細道へと進んでいくように見えたが地図で路地迷宮の入口であることがわかったのでここは堅実に左折」←軽便鉄道の廃線跡を歩いていても、先入観からつい広い国県道からそれる細い旧道にまぎれ込みそうになるが、依然線路跡は現道の下に・・・ということも。「旧道は狭い路地」が常に正しいわけではない。よく間違えられているのは旧東海道が、楠町で広いバス通りに合流して浅間下交差点まで行く(そして交番と公園を斜めに突っ切る仮想経路で裏道に入る)のだが、楠町からちょうどいい裏道があるために、そっちにまぎれ込んでしまっている紀行ブログなども見受けられる。GoogleMAPさえもキャプション間違えているくらいだから。

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