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桜木町駅前の商業ビルが「ピンク色」に光る謎の真相とは?

ココがキニナル!

桜木町駅から紅葉坂に向かう高架下を歩いていると、横浜塩業ビルの中ほどにいつもピンク色のライトが付いた部屋があります。商業ビルにピンクのライト、すっごい気になります!(ぽこさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

株式会社ぱどシップが取り組む水耕栽培で使用する、植物栽培用LED照明の光だった!明るい日中は外から確認できないが、24時間点灯している。

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ライター:篠原 章公

商業ビルからピンク色のライト!?
怪しすぎる今回のキニナル投稿を受けて、早速調査を開始することに。

情報が寄せられた「横浜塩業ビル」はJR桜木町駅からほど近くに位置する商業ビル。
近隣には同じような商業ビルが立ち並び、夜間や早朝に人の出入りがある様な飲食店や施設はまず見当たらない。

そんな中にポツンと輝くピンク色のライト。
付近にお勤めの方など、以前から気になっていた方も多いのではないだろうか。
 


JR桜木町駅のホームからもピンクの光を確認できる




近くから光を確認してみる



現地に赴くと、ピンク色のライトが光っているのはビルの5階だということが判明。
また、望遠レンズで光の発生源を撮影してみると「ぱど」という文字を確認することが出来た。
 


窓ガラスには「ぱど」の文字が


一体この光は何なのだろうか?
インターネットで調べてみると、ビル5階には株式会社ぱどシップという企業が入居していることがわかった。その正体を突き止めるべく、さっそく同社へ取材を依頼することに。



直接取材を敢行



光の発生源である株式会社ぱどシップは、横浜を基盤にフリーペーパー事業等を全国展開している株式会社ぱどの特例子会社。
主に知的障がいのある方を雇用し、親会社である「ぱど」の支局間の社内メール便配送、販促物の作成や各種作業の代行などを主に行っている会社だ。
 


押印業務の様子


しかしそんな株式会社ぱどシップとピンク色の光にはどのような関係性があるのだろうか。
同社取締役の大沼さんに話を伺った。

―ずばり、ピンク色の光の正体ってなんですか?

「やっぱりキニナリますよね(笑)。実は窓際のデッドスペースを利用して、販売を目的とした野菜の水耕栽培を行っておりまして、そこで使用している植物栽培用LED照明の光がピンク色、というわけなんです」
 


LEDの照明がピンク色の光の正体!


なんと商業ビルから光るピンク色のライトの正体は、植物栽培用のLED照明であった。

水耕栽培とは、土を使わずに植物の根を水に浸すように野菜等を栽培する方法のこと。
しかし、なぜ水耕栽培なのだろうか?さらに詳しく話を伺った。

―水耕栽培を始められたきっかけは?

「弊社を設立したのが2009年3月になるのですが、仕事を増やしていく中で親会社からの仕事を請け負うだけではなく、何か自分たちで生み出して行くことは出来ないのか、という所からの発想でした。水耕栽培でしたら限られた小さなスペースでも行えるということで、昨年の7月から野菜の栽培を試験的に始めています」
 


LED照明一つからスタートした、栽培開始時の様子


土を使わずに棚上に重ねて展開することが可能な点や、それほど手間をかけずに育てられるという利点も、水耕栽培を選択した理由だという。
 


快く取材を受けてくれた大沼さん