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高島水際線公園の親水池にはどんな生物が棲んでいる?

ココがキニナル!

高島水際線公園の生物保全区域には、どんな生物がいるのでしょうか?できた頃は どんな生物がくるのだろうと楽しみにしていたのですが、最近はゴミだらけなので残念です。(こたきちさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

生物保全区域とつながる汽水域には鳥類が20種、魚類8種、甲殻類8種、二枚貝が5種確認されている。また清掃は業者に委託し週1回行われている。

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ライター:松野 孝司

高島水際線公園は“撮り鉄”の聖地でもあった
 


昨年5月にオープンした「高島水際線公園」


高島水際線公園は、みなとみらい中央地区の帷子川沿岸にあたる63街区・64街区にある公園だ。

2010(平成22)年10月に着工し、2011年(平成23)年5月にオープンした同公園。「帷子川の親水性と景観を活かした開放感ある公園」、「河口汽水域の自然環境を再生することで、身近に自然を感じ育てることができる公園」というのがコンセプトになっている。
 


場所はマリノスタウンのすぐ横

 

公園内にゴミはなく、綺麗に整備されている


東海道本線の貨物支線である高島線が園内を跨いで走っており、分断している東西の園内を接続する「公園連絡橋」から路線を見渡すことができる。“撮り鉄”と呼ばれる鉄道ファンにとってはおなじみの場所だ。

園内はこの高島線を挟んで東側が「くつろぎゾーン」、西側が「親水ゾーン」に分かれており、今回のキニナルの投稿主が指摘した生物保全区域は「親水ゾーン」の一角にある「潮入の池」だ。
 


生物保全区域になっている潮入りの池

 

ビニールらしきゴミを発見


指摘されたようにゴミだらけなら、「自然環境の再生」という目的からしても見過ごせない。実際に足を運んで確かめてみたのだが、ゴミだらけというほどではないが、ビニール袋らしきものが散乱していたり、木の葉などが溜まっているのが目についた。
 


木の葉なども散らばっているが…




清掃と芝刈りで年間1600万円の費用が…



そこで、同公園を運営する横浜市環境創造局公園緑地部南部公園緑地事務所に取材をすることに。取材に応じてくれたのは都心部公園担当の得能千秋課長補佐と斉藤寛貴さん。
 


取材に応じてくれた得能千秋課長補佐(左)と斉藤寛貴さん


「ゴミについては、毎週金曜日が掃除の日になっています。潮入の池は生物保護を目的にしているので、現状では池の表面の枝やゴミを取り除く程度にとどめています」(得能課長補佐)
 


帷子川に生息する生物を表したパネル


ちなみに同公園と市内他の二つの公園を合わせた三つの公園施設の清掃業務と芝刈りを、年間1600万円で民間業者に委託しているという。この委託料が適正かどうかはなんともいえないが、財政難を考えると、正直高い印象を受けるのは記者だけではないだろう。

本来、こうした公園の掃除というのは、業者に依頼するとともに、周辺のエリアの町内会やボランティア団体が協力してくれることが多いのだそうだ。しかし同公園の場合は開園して間もないこともあり、まだそうした動きが残念ながらないという。
 


水がひくと干潟になる


「市としてゴミがあまりにもひどいようならば掃除の回数を増やすなどの対策を検討しなければならないと思います」と得能課長補佐。