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たたりを恐れられているらしい「泣塔」ってまだあるの?

ココがキニナル!

鎌倉に「泣き塔」といってたたりを恐れられているお墓(?)があると聞いたことがあるのですが、鎌倉在住の友達に聞いても見たことがないと言われました。まだあるんでしょうか。(uricoさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

「泣塔」は鎌倉市深沢の深沢多目的スポーツ広場の中にある。1356年に造られた供養塔で、たたり等の噂話もあるが恐れられている印象は無い。

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ライター:橘 アリー

どこかに隠されているのか



たたりを恐れられているとは、ちょっと穏やかではないが、いわくありげですごく気になる。
お墓だとすると誰のお墓なのか、また、いつ頃のものなのか。
鎌倉在住の方の中にも見たことがない人がいるとすると、どこかに隠されたような状態になっているのだろうか?

まずはインターネットを使い調べてみると、湘南モノレールの湘南深沢駅から300mほど離れた「富士塚小学校入り口」という交差点の近くに「泣き塔」があることが判明。
また、鎌倉市の指定有形文化財になっているようである。
 


「富士塚小学校入り口」交差点の様子


さっそく現地へ行ってみることに。



今でもすすり泣くのだろうか



「泣き塔」が近くにあるらしい「富士塚小学校入り口」交差点のすぐ横には、フェンスで囲まれた広大な広場がある。ここは鎌倉市が管理している「深沢多目的スポーツ広場」という所。インターネットで調べた位置からすると、「泣き塔」があるのはこの中のようだが、本当にここにあるのだろうか?
 


「深沢多目的スポーツ広場」の全景


広場の入り口は閉鎖されていて、外から見る限りでは中に人は居ない。
そこで、広場のすぐ横にある「深沢子ども会館」で「泣き塔」について聞いてみることに。
 


深沢子ども会館


会館の職員の方に、「泣き塔」について聞いてみると、「スポーツ広場の一画にある塔の事ですね」と、その存在をご存知のようだ。
どういう塔なのか詳しく聞いてみると、お墓のようなもので、昔、塔を他の場所へ移した時に元の場所へ帰りたいとすすり泣いた、という噂話があるのだと話してくれた。たたりがあったという噂話については、特にそういう話は聞いたことが無いそうだ。

再び、広場の周囲を歩いてみたが、フェンスでぐるりと取り囲まれている。
フェンスの外側は、住宅街。近所に住まわれている方にも聞いてみたところ、昔の噂話は知っているが現在ではたたりなど怖い話は聞かないとのことだ。
 


フェンスの上には有刺鉄線も張り巡らされている


広場の裏の方にも門があるが、やはり閉鎖されている。
 


広場の裏側にも門がある


先ほど職員の方から教えてもらった位置からすると、写真左側の木が茂っている辺りに「泣き塔」があるようだ。

しかし、入り口が閉鎖されているので、中へ入って良いものか・・・。管理している鎌倉市の市民活動部スポーツ課へ電話で確認してみた。

すると、通常は許可を得て団体でスポーツに使う広場であるが、一般の人が個人で中に入る場合は、スポーツをしている人の邪魔をするなどの迷惑行為をしなければ構わないとの事だった。ちなみに、この場所は2001年にJR東日本から鎌倉市へ移管されたようだ。

了解を得たので、さっそく広場の中へ。
 


門の横に、ちょうど人が通れるような隙間がある




取り残されたような空間



広場の中へ入ると、左側がグラウンド、奥のフェンスの向こう側にJR東日本の建物が見えて、右側にまたしてもフェンスで囲まれた木が生い茂っている小さな丘のような場所がある。
 


入り口の方から見た広場全体の様子


「泣き塔」は、取り残されたように木が生い茂っている場所の中にあるようだ。
 


木がうっそうとしているが、中央に岩肌がみえる
 

後ろの方は竹藪になっている


フェンスの中に白い立て看板が見えた。
 


「泣き塔」について書かれている看板のようだ


フェンスの中には入れないようになっているので、カメラの望遠レンズで確認すると、白い立て看板には「泣塔」と書かれていた。正式にはそのように書くようだ。また、先ほどの中央に見えていた岩肌の所に「泣塔」を発見。
 


「泣塔」の横には洞窟のようなものがある


さて、この「泣塔」とは、いったいどのようなものなのだろうか?
鎌倉市の指定有形文化財になっているようなので、鎌倉市の文化財課へ問い合わせてみることに。