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落ち着いた街の性格と人の良さが心地いい旅。はま旅Vol.76 「日吉本町編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第76回は、市営地下鉄グリーンライン「日吉本町駅」。ゆるやかで落ち着いた街並みと地元民の方々にふれた。

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ライター:クドー・シュンサク

東急東横線の「日吉」のようで日吉じゃない、街も全く別の顔をもつ日吉本町。駅の歴史はまだ3年半。そんな市営地下鉄グリーンライン「日吉本町」へ、穏やかな夏の終わりに訪れてみた。
 


撮影は、10年来の付き合いである文化人の安斎雄毅氏



日吉本町を歩く



はま旅でグリーンラインの駅は3度目であるが、過去2回同様、駅前からグリーンライン特有と言ってもいい素朴で落ち着いた街並みが目に映る。
 


落ち着いた駅前の風情


まずは駅一帯をねり歩き、県道102号線へ出ると大きい車が並ぶ珍しい店を発見した。
 


キャンピングカーの文字が目に入る


ここToy-Factory(トイファクトリー)は岐阜県に本社があるキャンピングカーの専門店。ここ横浜店は2004(平成16)年の5月にオープン。取り扱うのは主にバンタイプのハイエースやキャラバンを外装そのままに内装をキャンピング仕様に適合した車。オリジナルブランドとして製造・販売をしているとのこと。
 


人気モデルのキャンピングカー(600万円) 
バンタイプはアメリカ表記でクラスBタイプという
 

内装 現在月平均20台が売れている


ここ横浜に支店をオープンした理由については、「オリジナルブランドなので日本全国から注文があり、関東からの注文も多く、出店する運びになったんです。関東圏だと埼玉にいくつかキャンピングカー専門店がり、東京にもチラホラあるのですが横浜にはあまりなくて・・・しかし、横浜という地名の響きが決めてですかね(笑)」と話してくれた。
 


テクニカルアドバイザーの小松隆之さん


ちなみに、石原軍団が炊き出しの際に出動させる大きなキャンピングカーは取り扱っていなかった。

県道から日吉本町の駅方面へ戻る道中、安斎氏の「そろそろメシだな」の一言。かるく道行く人に聞き込みをして、この界隈での美味しいランチはどこか訪ねてみたところ、一軒のとんかつ店の名前が何度も挙がった。


日吉本町評判の一軒、美味ぃ~なとんかつ店


 


ここが日吉本町で評判の『とん田』
 

清潔感と落ち着いた雰囲気がある店内


ランチタイム終了間際に入店。気さくでやわらかな接客に気持ち良くなりながら、私と安斎氏はそれぞれ注文。
 


安斎氏チョイスのアジフライ・ハムカツセット定食(750円)
 

私チョイスの唐揚げ・チキンカツセット定食(850円)。箸入れの〝味〟が渋い


「あれ?うまいよこれ。衣の食感が軽いよ。でも、コクがあるよ。これはいい店見つけたな~、おい!」と、珍しく雄弁に語る安斎氏。しかしその通り、評判になるのがわかる美味ぃ~なフライ群。ボリュームもあるのだが、油のキレがいいのか胃にもたれかかる感じがないのにも驚いた。自家製で手作りだという備え付けのソースや香の物も品があり、舌鼓を打つ美味。
 


『とん田』は店主の田代満彦さんと華代さんのご夫婦でお店を切り盛り


田代さんご夫婦は、ともに川崎に本店がある『とんかつ三田』にて15年、日吉サンロードのある同店にて5年間の修行を経て、今年の6月3日に独立してここ『とん田』を開店。
油の配合から味付けや仕込みに至るすべてをご主人独自の製法でほどこしているという。
気さくなご夫婦の人柄とこだわりの味、日吉本町の新しい名物となる気がした。

心地よい満腹感のまま駅へ戻り、一軒の渋みある店を訪れることにした。