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野毛の氷雪店で扱っているらしい、全国氷研会ヤフー氷の正体とは?

ココがキニナル!

野毛産業が気になります。全国氷研会ヤフー氷って?(ときさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

別の広告に載せた「全国氷研会、ヤフー、氷のすべてが分かる」というコピーが、Web掲載時につながって使われてしまったため、誤解を招く結果に

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ライター:河野 哲弥

投稿にあったURLを見てみる



「全国氷研会ヤフー氷」、確かに気になる。
検索エンジンとのコラボ商品なのだろうか。とりあえず、投稿に記載されたURLを見てみたが、すべてが分からない。
 


「全国氷研会ヤフー氷のすべてが分かる」と書かれている


野毛産業に取材を申し込んでみると、電話に出られたのは、「野毛の流し芸」の記事でお世話になった同社取締役の松浦さんだった。「はまれぽ」についても当然ご存じで、後日改めて伺うことになった。



野毛産業とはどんな会社なのか



ドライアイスや氷雪の販売業を行っているという同社は、野毛の柳通り沿い、老舗の和菓子店「もみぢ」のお隣にあった。
 


野毛産業外観、2台の冷凍車が見える


ますば、簡単な業務内容から伺ってみよう。
松浦さんによれば、ここ野毛産業で扱っているのは、主に「純氷」と呼ばれる業務用の氷なのだとか。製氷自体は専門の業者が行っており、同社は卸業として1951(昭和26)年から、横浜を中心に販売を続けているそうだ。
 


高さ約1mの「純氷」基本サイズと、松浦さん
 

円形のノコギリを使って、あっという間に切り分けていく
 


左側、最小のサイズでも、約4.5キロ


この「純氷」、水道水を使っているので、いわゆる「天然氷」ではない。不純物を取り除きながら、2~3日をかけてじっくり凍らせるので、コンビニなどで売っている氷とも違うのだそうだ。その特徴は、透明度と溶けにくさにあるのだとか。

ロックや水割りなどに使うと、長時間持つので、味が薄まることなくお酒が楽しめる。まさに、プロのための氷が、「純氷」ということになるようだ。
 


BAR などで見かけるボールアイスも、「純氷」を使用することが多い


また、刺身などを冷蔵庫に入れると乾燥してしまうため、料亭などでは専用の「氷室」を用意し、「純氷」と一緒にネタを保存しているところもあるという。「衛生面を考えると、必ずしも天然氷が最上とはいえない」と松浦さんは話す。

食に直接結びつく製品だけに、食品衛生法に基づいた、定期的な検査も行っているそうだ。そのような企業努力もあり、配送可能なエリアである中区や西区の主要なホテル・飲食店などは、ほぼ同社の「純氷」を使用しているとのこと。
 


ブロック状の「純氷」も販売している


値段は、この4キロのブロックアイスで700円。コンビニの市販氷と比べても、実は「純氷」の方が安いのだ。「地道な商売だが、飲食の街・野毛や、カクテルの街・横浜には欠かせない存在。それぞれの飲食店が活性化するためにも、『純氷』を広めていきたい」と話していた。