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「私立探偵濱マイク大回顧展」を通して、伊勢佐木町の映画館の歴史を振り返る!

ココがキニナル!

3月16日(土)~20日(水・祝)の5日間に開催される「みなと映画祭」の第2回「私立探偵濱マイク大回顧展」はどんなイベント?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

作品を一挙に観ることができる楽しみだけではなく、古きよき「映画館の街」伊勢佐木町が再発見できるイベント。当日の様子は後日レポート予定!

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ライター:はまれぽ編集部

2013年3月16日(土)~20日(水・祝)の5日間に開催される「みなと映画祭」。2回目である今回のテーマは「私立探偵濱マイク大回顧展」だ。伊勢佐木町を中心に「横浜シネマリン」「横浜ニューテアトル」「シネマ・ジャック&ベティ」の3館にまたがって、「私立探偵濱マイク」映画3部作、ドラマ版全12話を上映する。
 


(クリックして拡大)料金は1回の上映につき1200円(一般)、全作品が観られるパスポートは1万円


以前の記事「ドラマ版『私立探偵 濱マイク』の舞台は今どうなっているの?」でも取り上げたように、当時の姿を残している場所もあるが、複合施設「シネマコンプレックス」進出の影響を受け、「街の中にある映画館を楽しむ」という娯楽は失われつつある。
 


シネマ・ジャック&ベティにある1970年代の日劇のリアルな絵


「濱マイク」の舞台となった日劇も時代の流れとともに、建物の老朽化につき2007(平成20)年に解体されてしまった。

今回の「私立探偵濱マイク大回顧展」というイベントを通して、「映画の街」として栄えた伊勢佐木町の歴史について振り返っていこうと思う。
 


「横浜みなと映画祭」とは?



かつて日劇がまだ伊勢佐木町に存在していた1993(平成6)年に製作された映画「濱マイク 我が人生最悪の時」から20年。「大回顧展」と銘打って「私立探偵濱マイク」全作品を、3館の映画館をめぐって観る、という今回の試みは一体どんなものなのだろうか。中村高寛(たかゆき)さんに、まずは第1回目のみなと映画祭についてお話を伺った。
 


ドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」の監督をされている


「横浜みなと映画祭は、2008(平成20)年、2009(平成21)年開催の『黄金町映画祭』の流れを生かしてつくられました。『みなと映画祭』という名前にしたのも、黄金町だけに限らずエリアを広げていきたいと考えたから。『みなと』と言ってもみなとみらい、とは違います。この界わいから素晴らしい映画作品が旅立っていく港のような存在でありたい、という意味で名付けました」
 


パンフレットは、30名ほどのボランティアスタッフでデザインから印刷まで手がけた


黄金町映画祭や、第1回横浜みなと映画祭には大きな2つのコンセプトがあった。1つは「海外の映画祭で評価をされているが、日本の劇場で日の目を見ていない日本映画」を取り上げること。もう1つは「ハマシネ」部門といって、単純に「ロケ地」だけにおさまらない「横浜の街と人のよさを描いた映画」を「街の映画館」で観てほしい、ということ。

特に、「ハマシネ」については、「お客さんが映画館を出たあとに、ふたたび作品の中の映像と同じような風景を目の前にすることによって、普段の見慣れた景色を新たなものに感じてほしい」という強い思い入れがあるそうだ。

以前、はまれぽでも取材させていただいたエディ藩さんが出演している「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」は1960年代の本牧で活動していたミュージシャンたちをドキュメンタリー形式描いており、第1回横浜みなと映画祭の「ハマシネ」部門で上映された。
 


米軍に接収された本牧から発信されるアメリカ文化は強烈だった、と中村さん