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「かをり」本店を覆う緑のカーテン、一体、どこから生えている?

ココがキニナル!

横浜の名店「かをり」本店の建物には以前から植物の枝が絡まってますが、植物の名前とどこから生えてきているのかキニナっています。ぜひぜひはまれぽ的チェックをお願いします!(リキさん、ハマっこ3代目さん)

はまれぽ調査結果!

建物に向かって左側、ビルの間に根元があり、ここから建物すべてに「ナツヅタ」が伸びている。ほか、同社に関する質問も一挙にお届け。

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ライター:河野 哲弥

初夏の風物詩はこれからが見ごろ



洋式ホテルのみならず、洋食や洋菓子の発祥地としても知られるのが、中区にあるレストラン「かをり」。足を運んだことのある人なら誰でも、本店のビル一面を覆う見事な植物の姿に、見とれてしまうことだろう。
 


隙間なく緑一色で埋め尽くされた、「かをり」本店外観


この「緑のカーテン」、一体どこから生えてきているのだろう。同店の歴史や取扱商品の誕生秘話などとともに、まずはこのキニナルから、取材させていただくことになった。



あっけなく判明したツタの発生源



建物に向かって左側、隣のビルとの間にできた隙間に案内してくださったのは、同店秘書の西鳥羽さんと、店長の土田さん。「この1本の根元から、建物すべてに伸びていると聞いています」と話す。
 


建物横にある柵囲いの向こうに、根元があるらしい
 

直径10センチ程度、意外と細く感じる
 

ここから上に向かって、枝分かれしている


植物の種類は、ブドウ科のいわゆる「ツタ」で、それ以上のくわしいことは分からないという。後で調べてみたところ、これは「ナツヅタ」のようで、本州から九州にかけてどこでも見ることのできる一般的な種だと思われる。

西鳥羽さんによれば、手入れや水やりなどは、特にしていないのだとか。全くの自然の理によって、隙間なく、建物を埋め尽くしてしまったらしい。
 


看板だけは避けているように見えるが、意図した訳ではない


都会に潤いをもたらすこの風景は2007(平成19)年、横浜市地球温暖化対策事業本部(現・温暖化対策統括本部)主催による「壁面緑化コンテスト団体部門」で、優秀賞を受賞したそうだ。「かをり」側からエントリーした訳ではなく、神奈川県と横浜市により、その価値が認められたのだという。

今では横浜を代表する初夏の風物詩として知られているが、この姿は、開業当時からあったものなのだろうか。今度は、同社の歴史について、伺ってみることにしよう。