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港町横浜とはひと味違う雰囲気を味わえる街、はま旅Vol.113「西横浜」編

ココがキニナル!

横浜市全駅全下車の「はま旅」第113回は相鉄線西横浜へ。商店街に囲まれ、港町横浜とはまた違う温かさとゆっくりとした時間に包まれた街を、地元の幼馴染みの案内で旅する。

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ライター:永田 ミナミ

今回訪れたのは西横浜駅。
幼馴染みが暮らしていて遊びに来た時以来、この駅で降りるのはいったい何年ぶりだろう。そして西横浜にはいったい何があるのだろう、などなど思いを巡らせているうちに、あっという間に西横浜駅に着いた。
横浜駅からほんの2駅、たった3分だからである。
 


セルフタイマー写真には独特な切なさが漂う


以前降りた時はこんなモダンな駅ではなかったと思うが、どんな駅だったかは覚えていない。街の気配を感じるために駅から線路の両側を見回すと、静かな風景が広がっていた。
 


北側には帷子川を渡る橋が見え・・・
 

南側には東海道(国道1号)が少し見えた


Google Mapを開いて、どちらに歩きだすべきか考えた結果、北側はすでに調査済みの天王町平沼橋も近いので、南側へ階段を降りた。そして東海道まで出たところで、自分の判断があながち間違ってはいなかったことがわかった。
 


今回どうしても訪れたい場所があるのは、こちら側


かつて中区・西区の急坂を探していた時に入った趣深い店を、どうしても紹介したかったからである。その店は地図の中央よりやや上を斜めに走る水道道の途中にある。ただしこの日は日曜日。店が開いているかどうか一抹の不安を抱えながら、歩きだした。



商店街にて

東海道を渡って水道道を歩いていくと、少しずつ賑わいはじめ、藤棚町の交差点で水道道とX字に交差する商店街が現れた。
 


ご存知の方も多いかもしれないが「水道道」の由来はのちほど


折り返すようにして藤棚商店街に入って歩いていくと、日曜日のせいか閉まっている店も多いが人通りは少なくなく、活気が感じられる。
 


アーケードには「愛され続けて今日へ」という、何だか心をくすぐる垂れ幕が揺れていた


しばらく進むと、右手に「ニライカナイ」という看板が見えてきた。
ニライカナイといえば、沖縄の言葉で、東の海の彼方にあると考えられている異界、理想郷のことだ。2日前に、何とか暇を見つけて久しぶりに沖縄に来たと思ったら翌日仕事だったことを思い出し超焦る、という夢を見ていた記者は、吸い込まれるように店に入っていた。
 


一歩踏み込めばもうそこは沖縄


店内には、沖縄そばやシークワーサージュースなど、沖縄の食品がずらりと並んでいる。これからの季節にはぴったりのブルーシールアイスもある。さっそくお店の方に話を聞いてみることにした。
 


ニライカナイ代表の竹田さん


沖縄のどちらからいらっしゃったのか聞いてみると、何と竹田さんは根岸出身で、4代目の生粋のハマっこだった。

最初は会社員として働いていたが、その後、沖縄物産展で6年間店長として働き、そこで培った人との繋がりを活かして3年半前に独立、沖縄物産店ニライカナイを開店されたという。竹田さんは地域の活動にも積極的で、年に5回ほどイベントを主催している。

6月2日(日)には、店の前からみなとみらいまでを走る10kmジョギングを開催するそうだ。参加費2500円(打ち上げ飲食代・銭湯代を含む)で、会場では福島・宮城・岩手の名産品も販売し、募金活動とともに売り上げの一部を義援金として寄付するということなので、もう2日後だが、興味のある方は045-261-0528、竹田さんまで。
 


ほかにも泡盛同好会など楽しそうなイベントがいろいろ


前から買おうと思っていた、こーれーぐーす(島トウガラシを泡盛に漬けたもの/小瓶 330円)を手に入れて店を出ると、すっかり空腹だったので、いよいよ目的の店に向かうことにした。