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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.3 「芹が谷銀座商店街」で今夜の酒の肴探し

ココがキニナル!

活動資金1000円で横浜中の商店街をめぐる旅。第3回は通称「せりぎんタウン」で「OX」の自家製チャーシュー、「丸十ベーカリー ハヤカワ」の煮物の惣菜、「魚治」の塩鰹を購入し自宅にて1000べろを堪能

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ライター:ナリタノゾミ

横浜「1000ぶら」商店街探訪。この企画のルールは、横浜市内の商店街を「活動資金1000円」のみで「ぶらっと」歩くというもの。

今回訪れたのは、港南区芹が谷にある「芹が谷銀座商店街」、通称「せりぎんタウン」。
鉄道各駅(JR東戸塚駅、京急上大岡駅、市営地下鉄上永谷駅)からバスで15分ほど。「せりぎんタウン」というバス停で下車すると、すぐ目の前に広がる商店街だ。
 


せりぎんタウン正面


昭和40年代に発足したせりぎんタウン。実は、現在元気に営業しているのは30数店舗中10店舗にも満たない、シャッター商店街としても知られている。
 


1982(昭和57)年のせりぎんタウン(出典:横浜市史資料室〔広報課写真資料〕)

 


上掲画像と同じ位置から撮った、現在のせりぎんタウン


さて、そんなせりぎんタウンで、「1000ぶら」をスタートさせた。今回のテーマは、「1000円で今夜の酒の肴を探す」!
 


「せんべろ」ならぬ「1000ブラ」、せりぎんタウン編がスタート


1000円という枠の中で、一体どんな肴に出会えるのか。
この日シャッターを開けている店舗は、午前10時の時点で8店舗ほどだった。
今宵、至福の晩酌タイムを迎えられるかはこの取材の出来にかかっている。おのずと“仕事”の域を超え、熱くなる。

限られた店舗数だからこそ、肴のセレクト・センスが試されよう。
 


悩む。「日本酒なら、ぬか漬けなんてどうだろう・・・」




酒の肴を求めてめぐる、せりぎんタウン

1000円を片手にブラブラしていると、初っ端に精肉販売店の店主と目があった。

見るからにツヤツヤとした鮮度の高い精肉を陳列している「OX(オックス)」のご主人・見上(みかみ)さんだ。
根岸の公設市場で創業し、約20年前にせりぎんタウンに移転してきたという。
 


店主の見上さん。「以前は、この商店街にも何軒か精肉店があったもんだけどね」


「公設市場はすっかり減ってしまったね。近場だと、上大岡駅前の『ひまわり』なんかが残っているけど」と、見上さん。「あ、『ひまわり』は公設市場だったんですね、勉強不足でした」と、筆者。

地元ネタで盛り上がってきたところで、本題の肴探しの話題に戻る。
「この界わいの飲食店にも卸している」という、美味しそうな生肉を眺めながら、「今夜は、鶏のささ身ポン酢と日本酒もいいなぁ。だけど、このあとすぐに帰って冷蔵庫に入れないと、鮮度が落ちちゃうね」などとぼやく筆者。せりぎんタウンの取材後、次の現場に向かう必要があったため、鮮度の低下が気になるのだ。

ところが、なんとここで見上さんから自家製チャーシュー(100グラム120円、タレ付)のプレゼントが! しかも、たっぷり300グラムも。
 


「はい、サービス! 軽く温めてそのまま食べるのが一番旨いよ!」と見上さん


1000円で肴を購入する1店舗目のつもりでお話を伺ったのだが、思わぬサプライズであった。上等な自家製チャーシューならば、酒も種類を選ばない。
 


喜びを隠しきれない29歳、独り暮らし


見上さんに、心からの感謝を伝える。