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ただ者ではない気配のWeb制作会社「面白法人カヤック」の面白さを検証!

ココがキニナル!

横浜と鎌倉にオフィスがある「面白法人カヤック」はどれだけ面白い?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

「面白法人カヤック」は、どんな場所でも常に面白い事を見つけ出しアイデアを発揮する人たちの集団だった!

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ライター:ほしば あずみ

面白法人は面白いのか

鎌倉に本社を置くWeb制作会社「面白法人カヤック(資本金:2億3500万円/従業員数:214名<2013年4月1日時点>)」。
「IT企業」といわれる業種は、いわゆる「ヒルズ族」に代表されるように、六本木や渋谷など都心を拠点にするイメージがあるなか、鎌倉を拠点としている異色の会社。

そもそも「面白法人」と名乗るあたり、ただ者ではない気配が漂ってくる。その名のとおりユニークなWebサービスのリリースや、社内の「サイコロ給」、「漫画名刺」、「旅する支社」といった取り組みはメディアからも取り上げられる機会が多い。
 


15周年記念でリニューアルされたサイトは漫画モチーフのギミックが施されている
 

事業内容はスマートフォン向けアプリから飲食事業まで幅広い
 

カヤックの経営理念は「つくる人を増やす」。「なるほど! クリエイティブな発想を広げる、的な意味合いか」とうなずきかけるが・・・具体的によくわからない気もする。

「面白法人カヤック」は本当に面白いのか、「つくる人を増やす」って何なのか、8月で設立15周年を迎えるカヤックの代表取締役、柳澤(やなさわ)大輔さんに直撃してみた。
 


どんぶりカフェにて、インタビュー

 

若宮大路沿いのどんぶりカフェ“bowls”。どんぶりタワーが外からも目を引く


鎌倉駅東口を出て鶴岡八幡宮へ向かう若宮大路沿いにどんぶりカフェ“bowls”はある。ここはカヤックが運営しており、いわばカヤックの社員食堂としての役割も果たしている。

 

代表取締役柳澤大輔さん、通称「やなさん」。「社長」と呼ぶ社員は皆無


「慶応大学の湘南藤沢キャンパスに通っていたので、鎌倉には親しみがあった」ことが本社を鎌倉に置くきっかけに。海や山、歴史ある社寺といった環境の良さが理由だったそうだ。

 

オフィスから歩いて行ける距離に海がある。波乗りした後に出社も可能


近年、社会が仕事の内容だけでなく「働き方」を意識するようになってきたが、15年前の設立当初から「どう働くか」「誰と働くか」を大事にしていたのがカヤックだった。

Web制作会社の環境は、必ずしも都会の高層ビルである必要はなく、確かに緑豊かな郊外はクリエイティブな仕事に向いているかもしれない。

それを裏付けるように、近年の鎌倉を拠点とするITベンチャー企業が増えつつあり、シリコンバレーをもじった「カマコンバレー」という言葉もあり、カヤックは鎌倉発IT企業のパイオニアといえる。

 

「カマコンバレーは鎌倉をシリコンバレー化したいわけじゃない。方向性は違います」


カヤックの言う「面白い」とは、まずは自分達が仕事や日常のあらゆることを面白がること。そうすることで自分が「より面白い人」になり、面白さの感度が上がることで、他の人を「面白がらせる」人になれる、という考え方なのだという。

 

みなとみらい21とのコラボレーション企画では、一家に一頭マンモスが当たる!?


「アイデア一杯の人は深刻化しない」という詩人ポール・ヴァレリーの言葉を、設立当初より繰り返している柳澤さん。その精神ゆえか「これまで苦労や危機もあったかもしれませんが、辛かった事ってよく覚えてないんですよね」と語る。

 

“ヨコハマ展望台”支社は横浜駅そば。最先端の高層ビルだ
 

原鉄道模型博物館も入る横浜三井ビルディング。その30階がカヤックの「支社」。クリエイティブなオフィス環境として鎌倉を選んだ姿勢からは一見、真逆のようにも映る。

「もともと恵比寿にもオフィスがあったので、より鎌倉に近づけるために中間地点の横浜にひとまず社を置いたんです。ゆくゆくは鎌倉に拠点を集中する予定ですが、土地柄、社員200人あまりを一度に集約できるオフィス環境というのは、鎌倉ではなかなか難しいので」高層ビル30階のオフィスはあくまで仮住まいなのだと、柳澤さんは言う。

横浜にあるオフィスをはまれぽがスルーするわけにはいかない。だが後日訪ねたそこは、あまりにも鎌倉とギャップがあった。