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横浜で最大級といわれる綱島諏訪神社の大祭。どれだけスゴイの?

ココがキニナル!

東横線にある綱島駅の夏のお祭りは、横浜市内でも最大級だと聞きました。どれくらいの規模でどれだけ盛り上がっているのか知りたいです!!(しろうさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

合計14基におよぶ、おみこしの数が最大級。担ぎ手の総勢は1000人以上となり、最終日の「宮入り」で諏訪神社境内に集結して、クライマックスを迎える

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ライター:河野 哲弥

2日間にわたる密着取材の開始



8月24日(土)と25日(日)の両日、港北区にある諏訪神社の例大祭が、東急東横線綱島駅周辺で行われた。
横浜市内で最大級といわれるこの大祭、取材をさせてもらうべく事前に諏訪神社に問い合わせたところ、綱島地区連合自治会会長の大谷さんを紹介していただいた。
 


お祭り当日、おみこしの前に立つ大谷さん


大谷さんは、例大祭に参加する自治会の1つ「西一・二」の理事長も務めているとのことで、密着取材をお願いしてみたところ、快く了承。そこで、大祭が行われる2日間を通して、生の現場の様子やその裏側などもレポートしていこうと思う。

二十四節気の「処暑」も過ぎ、そろそろ秋の気配が感じられてもいいこの時期、夏の最後を締めくくる熱き2日間が、まさに始まろうとしていた。



例大祭の概要と進行



初日の24日、綱島駅西口を出てすぐのところに設けられた「西一・二」の神酒所(みきしょ)では、「御霊(みたま)入れ」の儀式が午前10時半に行われていた。
 


おみこしに諏訪神社の神様を迎える儀式
 

担ぎ手や関係者一同も、一礼をささげる


神職の方の説明によれば、諏訪神社の大祭には、「秋の豊作を祝う」という意味が込められているのだそうだ。
毎年8月の最終の土日、諏訪神社の神様を各家庭の前までお連れする際、神様には専用の乗り物が必要となる。それが各町内会のおみこしや山車(だし)であり、実際に乗車してもらうことを「御霊入れ」というらしい。
神職はこの後、ほかの町内会にも赴き、同様の儀式を午前中に済ませるのだという。
 


各おみこしには、収穫の象徴である「わせ」が供えられている


「西一・二」では今年、大・中・子どもの3基のおみこしに加え、山車も2基予定しているとのこと。
この日は、午後1時に神酒所を出発し、約4時間をかけて町内を巡回。恐縮ながら神様には車中泊をお願いし、翌25日、諏訪大社にご帰還を願う。この一連の流れが、諏訪大社の大祭の、具体的な中身となる。
 


子どもみこしも、準備万端


大谷さんによると、今年は6町会で14基のおみこしが出るらしい。その担ぎ手は、大みこしで約50人、子どもみこしで20人程度。山車の引き手も合わせると、「西一・二」だけでも300人、地区全体では1000人以上の人手が必要になるそうだ。

綱島地区だけではまかなえないので、横浜市内のほかの地域から応援を頼むことが多いのだとか。このとき、自分の属するグループが分かるようなサインが、はんてんの色や背中にある「紋」である。
 


都筑区から応援に駆けつけた、「和親睦忠一家(わしんむつみちゅういっか)」の皆さん
 


「西一・二」のはんてんには「のじめ」の紋が


この「のじめ」とは、縁起物のコンブを束ねた図案となっていて、「西一・二」のオリジナルサインである。この後、応援の担ぎ手が大勢参加してくるので、彼らの「紋」を比較してみるのもおもしろいかもしれない。