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店員がコギャルだらけ!? 横浜の老舗カレー店「リオ」の秘密を教えて!

ココがキニナル!

老舗「カレーハウス リオ」。コギャルが多く働いていたころの相鉄ジョイナス店、立ち食いだったころの上大岡店の様子や現在の豊富なメニューに至るまでの経緯は?(Ichiさん/るいびるさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

相鉄ジョイナス店のコギャルは高校の制服、立ち食いの上大岡店はステンレスの皿で営業。創業時1種類のメニューは1971年以降最大40種類程まで増えた

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ライター:三浜 詩央

「横浜駅西口名品街」から始まった、「リオ」の歴史



今年で創業53年を迎えた老舗、「カレーハウス リオ」は現在「相鉄ジョイナス店」と「ウイング上大岡店」の2店舗。

まずは当時のお話を伺うため、横浜駅からほど近い場所にある本部へと向かった。取材を快諾し、当時から現在に至るまでの経緯を丁寧にお話してくださったのは、株式会社リオ・会長で2代目の吉川政太郎(まさたろう)さんだ。
 


とても気さくな方で、取材は終始和やかなムードに
 

金色に輝くお店のロゴは、創業時から変わらない


1960(昭和35)年、「横浜西口名品街」の2階に20坪の1号店をオープンさせたのは、吉川さんのお父さん。現在「相鉄ジョイナス」の建つ場所にあった名品街でカレー屋さんをやろうと思ったきっかけは、「まだ珍しい“カレー専門店”をやってみてはどうか」という友人の一言だったそう。

当初のメニューは、ポークカレー1種類から甘口・中辛・辛口を選べるというシンプルなもの。それから数年のうちにビーフカレー、チキンカレーとメニューが増えていったという。
 


大切に保管された開店3年目の写真。レトロな制服が可愛い!(写真提供:株式会社リオ)


1971(昭和46)年、「相鉄ジョイナス」の建設に伴い名品街は解体。その後は「相鉄ムービル」内の仮店舗へと移転して営業を続け、1973(昭和48)年には「相鉄ジョイナス」がオープン。現在地である同ビルの地下1階に店を構えた。

1973(昭和48)年まで徐々にメニュー数を増やし最大で40種類ほどになった。同時に味についても試行錯誤を繰り返していたものの、スパイスの配合はカレーによってばらばら。そこで1980(昭和55)年に全メニューのベースとなるカレールーを決定し、現在の17種類のスパイスによる配合となった。
 


スパイス見本。17種の一部だが、ピンクの印がついたスパイスを使用している


それから現在に至るまで、味は変わっていないとのこと。
「リオは、家庭に近い味、日本人の口に合う味をずっと目指してきました。カレーというと、“一度食べたらしばらくはいいや・・・”と言われがち。でもうちのカレーはそうじゃないんです。しつこくなく、さらっと食べられる。週に何度でも通っていただけるような、馴染みのある味。そんな飽きのこないカレーを追求したからこそ、ずっと通ってくださる常連さんもできたのだと思います」

そう語る吉川さんは今でも度々店舗まで足を運び、味の管理や教育に厳しい目を光らせる。

ちなみに、投稿にあった「コギャルが働いていた時代」とは・・・!?
「ああ、相鉄ジョイナスに移転してからの話ですね。それなら当時を知る者がまだジョイナス店にいますよ」
とのこと。「コギャル」という言葉を声に出したのも久しぶりだが、そんなことはさておき、より詳しいお話を伺えることになり喜ぶ三浜。ジョイナス店へ、いざ!