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横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.19 はまれぽ読者のために「三ツ沢商店街」でお歳暮を購入!

ココがキニナル!

三ツ沢商店街で「お歳暮」を作成! 赤ワイン、クラッカー、栗まんじゅうとチョコレートにお煎餅。ストラップやコースターを詰めて読者プレゼント!

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ライター:藤井 涼子

1000円を持って商店街をぶらっと歩く「横浜1000ぶら商店街探訪」、第19回の舞台は横浜市営地下鉄三ツ沢下町駅のすぐ近くにある「三ツ沢商店街」。
さて、1000円で何を買いに行こうか?

一年も終わりに近づいてきたこの時期は、お世話になった方々に感謝の気持ちを込めて「お歳暮」を贈る。
そうだ! この商店街で「お歳暮」を作ってみてはどうだろうか。予算が1000円なので「立派な贈り物」とまではいかないが、その分は気持ちを込めるということで、よしとしよう!

もちろん、贈る相手は、はまれぽを愛してくれた読者様!!
 



三ツ沢商店街へ!



実は、ここ三ツ沢下町付近は筆者が高校時代の通学路で三ツ沢商店街を歩いていたという超地元。約10年ぶりに横浜市営地下鉄三ツ沢下町駅に降りた。とても懐かしかったが、変わらぬ駅の様子にホッとしながら「相変わらず階段の数がスゴイな」階段数は市営地下鉄内で第3位 )と思う。

ゼエハアと息をしつつ、地下鉄出口を出て1000ぶらスタート!
 


三ツ沢商店街にはアーケードがない!


三ツ沢商店街は、国道一号線という大きな道路を挟んで両サイドにお店がある。そのため、商店街名が書かれたアーケードは存在しないという珍しい商店街だ。

はじめに三ツ沢商店街振興会会長「スーパーたかはしや」の店主・高橋完治(かんじ)さんにご挨拶に伺った。
商店街の歴史についてお話しを伺ったところ、「お隣りの畳屋さんはとても古くからあり、商店街の昔の話を詳しく聞けるかもしれないので行ってみましょう!」とご紹介いただき、まずは山田畳店へ。
 


高橋さんも一緒に山田畳店に向かう

 


最近の畳はカラフルなものがある!
 


一見入りにくそうな雰囲気の老舗「山田畳店」
 

お店に足を踏み入れると、いぐさのいい香り!


お話を伺ったのは、山田博子さん。今は息子さん二人がご主人の跡を継いでいて、現在3代目。お話ししてくださった博子さんは、以前はま旅で紹介した和菓子店「松月堂」の娘さんなのだそう!
三ツ沢商店街に生まれ、三ツ沢商店街に嫁いだのだ! どおりで商店街のことは詳しいはずだ。

お店をはじめたのはなんと1930(昭和5)年! 今年で創業83年となる。
商店街が一番にぎわっていたころは昭和40年代で「商店街の慰安会なんかもあって、みんなで横須賀や千葉の海に行ったりしてね。当時はほとんどのお店が無休でやっていたから、みんなで休もうって」と当時のエピソードを話してくれた。
「乾物屋さんも魚屋さんも、製麺所もお風呂屋さんも時計屋さんも、みーんな閉店しちゃったわね」とのこと。

そんな中でも、山田畳店は博子さんの長男と二男がお店を継いでいてこの先も安泰だ。
 


長男の一郎さん(右)と二男の正二さん


最近はカラフルな畳があるとのこと! 染めたいぐさで畳にするそう。
 


グリーンやイエロー、ピンクというのもある


以前に比べ、どの家庭も畳を使う和室は格段に少なくなった。「真夏には涼しく、真冬には保温力の強い畳は暖かい。そんな感触はほかの敷物にはないもの。」と博子さん。
畳の魅力を今の若い人にも知ってもらい、より多く利用してもらうために、このような畳が開発されているという。
 


格子柄の畳。初めて見た!


そして、カラフルに染められたいぐさで作ったストラップと、畳で作ったコースターと花瓶敷きをお土産にいただいた!
今回のお歳暮企画のことを説明すると、「ストラップ、男性用と女性用ふたつどうぞ」とありがたいご厚意。
 


「いぐさストラップ」をゲット!
 

コースターと花瓶敷き。ミニチュアの畳みたいでカワイイ

 


地元の人に愛される「たかはしや」



次に高橋さんのお店「スーパーたかはしや」を案内してもらった。
 


スーパーたかはしや



スーパーたかはしやの創業は1948(昭和23)年、今年で65周年になる。
はじめは日用品を扱う雑貨のお店だったが、だんだんと食品も販売するようになり、スーパーと雑貨店とを分けて店舗を構えるようになったそうだ。

現在は、「スーパーたかはしや」と、裏通りを挟んで向かいに日用品を扱う雑貨店「バラエティたかはしや」の2店舗がある。
スーパーでは肉や魚、野菜だけではなくできたての惣菜が購入でき、さらには、生活に必要なさまざまな日用品がそろう雑貨店が隣接しているという希少なお店だ。

スーパーたかはしやの店頭には「手作り260円弁当」の文字が!
 


260円って安い! どんなお弁当なのだろうか?
 

店内の様子


高橋さんに売れ筋商品を尋ねたところ、「260円弁当が好評」とのこと。一日120~150個売れるそうだ。
 


260円弁当コーナー。毎日6、7種類の弁当が並ぶそう
 

「揚げたてドーナツ1個80円」。あたりにドーナツのいい香りが漂う

この1000円でドーナツを食べたい・・・。

イヤイヤ、「商店街でお歳暮を作る」が今回のテーマ。ここでドーナツを買って予算を減らすわけにはいくまい、と我に返る。

続いて、お弁当やお惣菜を作っているという厨房を見せていただいた。
 


生姜焼き弁当を作っている最中


ご飯は1日3升を2回炊くそう(1升=10合)。それでも足りない日もあり、午後に追加で1升炊くこともあるとか。
なぜそんなに安くできるのか聞いてみると、個人商店の経営者からなる組合に加入し、共同で食材を仕入れることにより原材料費を抑えているとのこと。それでも利益は少ないが、「お客様への感謝やサービスとしてやっているし、集客にもつながるから」とのことだった。
 


気さくに話してくれた高橋さん。ありがとうございました。