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廃止から約40年。「市電」の博物館、磯子区の「横浜市電保存館」が生まれ変わった様子を教えて!

ココがキニナル!

市電保存館が開館40周年記念で改装されてきれいになったそうです。横浜駅東口大時計も復活したそうなのでどうなったのかキニナル!(はまっこさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

今年 7月、館内が暗いという声を受け内装や照明を一新。市電の一部にはレアなペイントも。10月には、横浜駅東口大時計が34年ぶりに時を刻み始めた

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ライター:河野 哲弥

市電の歴史がまた1ページ



かつて横浜市内を走っていた市電の歴史や車両などを展示しているのが、横浜市磯子区にある「横浜市電保存館」。同館は2013(平成25)年7月、開館40周年を記念し、リニューアルオープンしたようだ。
改装の理由や見どころのほか、今後の予定なども知りたいところ。すでにリリースされている情報よりも詳細な内容を追うべく、改めて取材を申し込んでみた。
 


「40th」のノボリが飾られているエントランス


幸い手元には、2011(平成23)年に同館を訪れたときの画像が何点かある。そこで、新旧の比較もご紹介していこうと思う。
 


今回で3回目となる、リニューアルのポイントとは

お話を伺ったのは、「横浜市電保存館」の館長、山崎勲(やまざきいさお)さん。さっそく、改装の経緯からたずねてみた。
 


今回の目玉となる1510号と山崎館長


すると、同館では以前よりアンケートを回収しており、その中で「建物内が暗い」「子どもが怖がる」といった声が寄せられていたとのこと。
そこで、コンクリートの打ちっ放しだった内装を白く塗装し直し、照明も明るいLEDに取り換えたそうだ。ここが一番のポイント。
 


2011年当時の館内の様子
 

リニューアル後、明るい雰囲気に様変わりした


また、車体の塗装が劣化してきたため、2台の市電を化粧直ししたらしい。中でも希少価値の高いのが、1954(昭和29)年からごくわずかの間しか登場しなかった「コーヒーブラウンカラー」。
 


同じく、1510号の2011年当時のカラー
 

コーヒーブラウンカラーを身にまとった、リニューアル後の車両


ところが山崎館長によると、「実際は、このカラーが1510号に施されたことはないんです」とのこと。史実からすると、1100型の1171号と1172号にペイントされていたのだが、車体の形がよく似ているので、あくまで色の見本として1510号に塗装を行ったらしい。
 


1311号も、ブルーとホワイトのツートンにイメージチェンジ


ほか、以前は平らな廊下であったが、かつての停車場の雰囲気を再現すべく、写真のような段差のあるホームを設置した。以上が、主な見どころとなる。