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横浜市外からやってきた!逆輸入系・家系ラーメン店を探せ!!~横浜の家系ラーメン全店制覇への道 番外編・壱

ココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」 今回お送りするのは番外編として、横浜市外から横浜にやってきた家系ラーメン店「きたくり家」「武虎家」「町田商店横浜店」の3店舗を一挙レポート!!

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ライター:はまれぽ編集部

横浜市内の「家系ラーメン」店を全店調査するという無謀とも呼べるこの企画。前回は見た目のインパクトが激ヤバな店舗を調査した結果、超ド級のビッグサイズのチャーシューを扱う野毛の「かわべ」が栄光に輝いた。
 


常識をくつがえすほどのステーキ級チャーシュー!


以前の掲載から約2ヶ月――
横浜市内に点在する家系ラーメン店のうち、残り約80店舗のどれを取材しようか入念にリサーチを重ねていたある日、マーコ氏から突然の電話が。

「家系ラーメン店って横浜が本店じゃない店舗もあるんですよ。面白そうな店舗にいくつか心当たりがあるので、よかったら突撃しませんか?」

えっ!? 家系ラーメン店って横浜が発祥なのに、横浜市外にも本店を構える店舗もあるのか・・・。家系ラーメン初級者である編集部・千葉をあざ笑うかのようにマーコ氏がこう続ける。

「結構、クオリティの高いお店があるんですよ。それじゃあ、いまから30分以内に横浜駅まで来てください。合流しましょう」。ガチャン!! ツーツーツー・・・。久しぶりの電話がこれである。まるでド〇えもんに登場するジャイアンのようだ。

というわけで今回お送りするのは、横浜市外に本店を構え、そこから支店として横浜市に上陸した店舗、名付けて「逆輸入系」家系ラーメン店を3店舗ご紹介! はたしていったいどんな店舗が登場するのか!?



濃厚とんこつスープとしょう油の鬼のバランス感を発揮!「きたくり家 港南台店」



横浜駅でマーコ氏と合流し、JR根岸線に揺られること約20分で港南台駅に到着。そこから徒歩8分ほどで到着したのは、「きたくり家 港南台店」。近辺に高校があるという土地柄、体育会系の生徒たちに大人気なのだそう。
 


急に雨が降り、急きょコンビニ傘を購入したマーコ氏


話を伺ったのは店長の小見山誠司(こみやませいじ)さん。同店は初代店長が横須賀市内にあるラーメン店の味をもとに独立し、15年前の1999(平成11)年に家系ラーメン店として、「きたくり家 本店」を北久里浜に開店。

その後横浜に進出し、2006(平成18)年に「きたくり家 港南台店」をオープンし、現在に至るというわけだ。店名の由来は説明するまでもないが、北久里浜にあるから「きたくり家」。そのまんまである。

同店の特徴といえば、とんこつラーメン店で修業した初代店長が受け継いだ、こってり濃厚なとんこつスープ。使用している麺は独自に発注している中太麺だ。
 


ガラの様子を見ながらじっくりスープを煮込んでいく
 

小麦の香りがほどよく、もちもちの食感が特徴


家系ラーメンといえば、のり3枚がデフォルトだが、同店ではのりが2枚と味付け卵が半分入っている。
 


ビジュアルが特徴的な同店のラーメン(650円)


スープをすすってみると、噂に違(たが)わぬ濃厚スープが口いっぱいに広がる。一瞬、チー油の濃さかと思ったが、これは間違いなくとんこつスープの濃厚さだ。また特筆すべき点はとんこつスープ、チー油、しょう油による3種類のバランスの良さ!

いままで食べてきた中では保土ケ谷の「寿々喜家」に迫るくらいのバランス感のように思える。それでいて濃厚。これは学生たちに人気なのも頷ける味だが、少しお年を召した方には濃すぎるかもしれない。と思いながら横を見てみると・・・
 


何をしてるんですか? マーコ氏!?


どうやら同店はサービスとしてネギが入れ放題らしい。濃厚な味に飽きたらネギによって味を変えることができるのはちょっと嬉しいかもしれない。さて、今回の採点だ。

>家系マイスター・マーコ氏
しょう油・チー油・とんこつスープと全てがバランスよく主張され、モチモチ麺もスープと絶妙な相性を見せてくれる!

>編集部・千葉
バランスがとても良いので、飽きずに最後まで食べ続けることができる。麺も食べごたえがあり、横浜の家系ラーメンと比べてもクオリティの高い一杯でしょう。

既食メニュー:ラーメン(650円)
ネタ度:★★☆☆☆(星2つ)



ドロドロ極濃スープが凄まじい!「武虎家」



続いて向かったのは、東急東横線綱島駅から歩いて2分ほどの好立地条件にある「武虎家(たけとらや)」。近くに綱島商店があり、家系ラーメン激戦区でもある同地だが、はたして同店のレベルは如何に!?
 


ライス無料ののぼりにちょっぴり興奮気味


話を伺ったのは、同店の店長・原田良さん。

同店のオーナーはもともと、東京都武蔵野市のどっしり濃厚スープがウリの家系ラーメン店「武蔵家」で修業を積み、その後は大阪の系列店である「武双家」「教道家」を渡り歩く。その後、自分の店を持つという夢を叶えるべく独立し、2012(平成23)年3月に晴れて東京都目黒区に念願の「武虎家本店」をオープンしたのだそう。

その後、横浜に進出するべく物件を探していた際に、見つけた店舗が同店なのだとか。こうして武虎家の2号店として、2013(平成24)年3月に同店がオープン。なお、店名はオーナーの修業元である「武蔵家」の“武”と、大阪のイメージであるタイガースから“虎”をとり、それらをくっつけたことに由来する。
 


オーナーが考案した濃厚スープを精魂込めてじっくりと


使用している麺は酒井製麺の中太ストレート。
 


家系ではド定番の酒井製麺!
 

見た目からして濃厚なラーメン(650円)! &ライス(無料)


ビジュアルからして、すごい濃厚スープを味わえるのでは!? 意気揚々とスープを口に含んだところ、いままで家系では飲んだことがないほどのどろり濃厚スープ! のりをスープに浸し、ライスに巻いて食べるとこれがまた実に美味い。
 


「ライス無料!」と連発。もう少しおとなしくしてください


>家系マイスター・マーコ氏
濃厚ドロドロスープだが、スープの主張が強すぎるため、チー油のうまみまで堪能できないのが惜しい。また、このスープに対して中細麺では麺が負けてしまうので、もう少し太麺がほしい。

>編集部・千葉
スープがまるで天〇一品レベルのどろり濃厚スープ! ライスをぶちこんで一気にぐいぐいと飲み込みたい。全体のレベルはあともう一歩でしょうか。

既食メニュー:ラーメン(650円)、ライス(無料)
ネタ度:★★☆☆☆(星2つ)